大雨警報のなか
形成外科初診のため病院へ
初対面の先生
術式…
いろいろ考えると
緊張してソワソワ
気温が低く足元が濡れたのもあり
冷える
待ち時間にトイレ2回泣き笑い

予約時刻から15分経った頃に呼ばれる

背中を向けた先生
ゆっくり振り向いて
「まず写真撮りたいので上半身脱いでください」

もう慣れたけど
やっぱり慣れない
(どっちやねん泣き笑い)

多角度から写真を撮ったら
次は説明

一般的な乳房自家再建とは違う点
①既に放射線治療をしている
→通常より生着し辛い

②胸以外の皮膚転移部分(アンダーバスト)も切る
→下腹部を横にバッサリ切ってしまうと
皮膚を引っ張る範囲が広くなり
アンダーバストの辺りの血流が悪くなる
(上手く治らないかも)
→広背筋皮弁だと少し皮膚が足りないかもしれない

主治医が
胸筋は残す予定
と仰っていたので
「植皮」
という選択肢もあると

植皮は考えてなかったあんぐり
侵襲が少ないので術後の痛みは少ない
摘める部分(太ももとか下腹部とか)なら
どこでも使える
筋肉を傷めない
ただ
膨らみは出ない
(今より胸の厚みは減る悲しい)
①の理由でうまく付かない場合もある


形成外科を受けるに当たり
少し調べている内に
あれ?これって自家再建?
主治医の下に転院して
命を守る根治切除
という考えでいたから
審美的なこと
胸の膨らみが…っていう
女性として気になるところは
考えてなかった事に気付いた

安全に手術を終え
術後トラブルなく過ごしたい
胸を全摘する喪失感<根治に向かえる喜び
考えていたのはここまで

審美的な希望まで叶えるなんて
心がついて行ってなかった

でも
欲を言えば
胸の膨らみも欲しい女心ひらめき


腹直筋皮弁にも2通りの方法があり
A:有茎皮弁
B:遊離皮弁

は腹直筋の足側をカットして上はついたままクルリと胸に持っていく方法
胸と反対側のお腹を縦に切る
手術時間が短い
お臍が中心からズレる

下腹部をラグビーボール型にカットして切り取ってから胸に貼り付ける方法
血管を顕微鏡で繋ぎ合わせるので
手術時間が長い
形は整えやすい

AB共に
腸ヘルニアのリスクあり
(専用のコルセットを半年間巻いておく)

そして
C:広背筋皮弁
背中側の脇の下を広範囲に切り
広背筋を胸に持っていく方法
腕が上がりにくくなる人もいる
術後前も後ろも痛い

そしてどの場合でも
術後1週間は腕を固定
して胸筋を動かさないようにするそう

患者さんの術前術後の写真も
たくさん見せていただき
植皮にも少し心動かされつつ

Aの腹直筋有茎皮弁法でお願いします
と決めてきました飛び出すハート

ワタシの場合
放射線も当てているので
植皮はリスクがあるコト
やっぱり胸の膨らみに希望を持ちたいコト
遊離皮弁より手術時間の短い有茎皮弁に
魅力を感じたコト
が決めてです

形成外科の先生的には
どっちが難しいとかはないみたい
血管縫い合わせるのは
顕微鏡使うので大丈夫ですよ
ってサラリとあんぐり
さ、さすが形成外科医ひらめき

とても丁寧に説明してくださった先生
どんな質問にも優しく答えてくださり
お人柄の良さを感じました

術前に準備できることはありますか?
腹筋を鍛えたり?
って質問には
いやまぁそれは…ニヤリ
と微笑してくださった泣き笑い
(使わない筋肉はすぐ痩せるから
術直後よりボリュームは減るらしい
逆に太るとお腹は膨らまず
胸が膨らむらしいデス不安)

術中迅速病理検査で
がん細胞が出なくなるまで切るから
最終的には術中に柔軟に対応してくださるそう
そこは主治医と形成先生に丸っとお任せします

手術日も確定したので
それまでの2ヶ月間は
約2週間(←回復順調な場合)の入院に向けて
家の片付け(常に課題泣き笑い)
子どもを少しでも自立させること(あー心配泣き笑い)
が課題かな〜

きっと結局
ゆるっと過ごしてそうだけどにやり