蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #13 あらすじ
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以下、特に記載しない限り ややこしくなるので中の人の名前で書きます。
東方青蒼と書かれている場合、東方青蒼(見た目小蘭花)で、小蘭花と書かれている場合、小蘭花(見た目東方青蒼)です。
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東方青蒼は頬に触れた長珩仙君の手に噛み付き逃げた。
東方青蒼は、長珩仙君を捜して暗松林を走り回る小蘭花を捕まえた。
そして、その姿で長珩仙君に会えば即座に殺される上、小蘭花の姿である自分はいつでも長珩仙君を殺せると忠告した。
長珩仙君が小蘭花を呼ぶ声が聞こえてきた。
東方青蒼は小蘭花に隠れているよう命じ、長珩仙君の前に出た。
長珩仙君は、間者ではないと信じていると東方青蒼に言った。
隠れて話を聞いている小蘭花は、嬉しく思いつつ、なぜ助けるために蒼鹽海まで来てくれたのだろうと不思議に思った。
長珩仙君は水雲天に帰ろうと言ったが、東方青蒼は虐げられることのない蒼鹽海に住み慣れたし、月尊様ならば雲中君や掟に逆らえない長珩仙君と違い、どんなことがあろうと守ってくれると言って拒絶した。
容昊仙君が現れ、小蘭花と東方青蒼が入れ替わっていることを話した。
長珩仙君は小蘭花の魂だけ抜き出して魔法の土で作った体に移し、小蘭花の体は東方青蒼を封印したまま破壊すると言った。
雷が落ちる。
小蘭花は東方青蒼に口付け2人は元に戻った。
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ここから中と外が一致したので、名前も本人のものを使います。
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東方青蒼は、力を発揮し2人に去るよう言うと、長珩仙君に見せつけるように小蘭花に口付けた。
容昊仙君は長珩仙君を連れて消えた。
小蘭花は口を拭うと「何するの」「来ないで」と言って走り去った。
東方青蒼は謀反を起こした巽風を捕らえた。
容昊仙君は長珩仙君を涌泉宮に連れ帰った。
長珩仙君は四水宝珠の修復で精気を失ったうえ祟気にあたり、東方青蒼にもやられて仙気が消えそうだった。
容昊仙君は今までの酒の礼だと言って一生の半分の力を長珩仙君に分けた。
巽風が海市と手を組み謀反を企てたと報告を受けた東方青蒼は、海市の狙いが月尊の座でないことに気づき、では何が目的なのか訝しんだ。
霊力がないことを知りながら殺さなかった觴闕は、小蘭花の言うように裏切らないのかもしれないし、自分は人の気持ちが分からないのかもしれないと東方青蒼は思った。
容昊仙君は、長珩仙君を助けたのは東方青蒼を殺すのに使えるからだと蝶衣に話した。
目覚めた長珩仙君は再び蒼鹽海に行こうとした。
しかし雲中君から呼び出され密かに蒼鹽海に行ったことを責められた。
容昊仙君は、蒼鹽海に行ったのは間者を捕らえ敵を倒すためだったと言ってかばった。
丹音は、入れ替わりを提案したのは自分だと言ってかばった。
長珩仙君が敵を倒したいために無謀なことをしたと言うと、雲中君は長珩仙君の霊力を封印した。
小蘭花は、月族の間者と決まってしまったと嘆きつつ、長珩仙君が助けに来たのは戦神としての善意と責任感からだったのだろうと結論付けた。
東方青蒼は、長珩仙君のことを話し庇う小蘭花の姿を思い返していた。
身を挺して東方青蒼を庇った小蘭花は、蒼鹽海で敬われる存在となっていた。
觴闕からそのことを聞いた東方青蒼は、小蘭花の禁足を解き蒼鹽海ならどこにでも行けるようにした。
水雲天の者の前で小蘭花が東方青蒼を救ったという話を聞いた觴闕は、小蘭花も自分と同じように東方青蒼に服従したのだと喜んだ。
小蘭花は侍女たちにかしずかれ、最新の衣装に身を包んでいた。
東方青蒼は小蘭花の様子を隠れて見に行った。
小蘭花は喜びはしゃいでいる。
東方青蒼は幽玉戒(小蘭花の感情と同化するのを阻む指輪型の神器)を外し小蘭花の感情を楽しんだ。
感想
長珩仙君を威嚇してどや顔をキメる魔王様に「最高かよ」と声援を送ったり、容昊仙君を見直したり、幽玉戒を外した魔王様に涙したりと大変な回でした。
長珩仙君がほっぺに手を伸ばしてきて、前回終わりました。
魔王様がどんな反応をするのか楽しみにしていましたが、まさか咬みついて逃げ出すとは
でも魔王様が逃げてくれたことで、長珩仙君が「帰ろう」「君が間者ではないと信じている」と言ってくれたのを小蘭花も聞けました。
前回、小蘭花に長珩仙君のセリフを聞かせてあげたいと思っていたんです。
よかった。
聞けて良かったね。
なぜ長珩仙君が一仙女を迎えに蒼鹽海まできたのか、という良い点に気づいた小蘭花でしたが、最終的には戦神としての善意と責任感からだろうと納得してしまいました。
なぜわざわざ戦神本人が来たのか、そこをもっと考えてよ、小蘭花!あんたたち両思いなんだから!と歯がゆく感じつつ。
小蘭花の姿をした魔王様は、蒼鹽海に残る理由を長珩仙君に説明しました。
逆らえない長珩仙君と何にも縛られない魔王様。
魔王様なら「私(小蘭花)を守り誰にも傷つけさせない。」それを魔王様ご本人が仰る
最初は魔王様の言葉に心の中で異議を唱えていた小蘭花も、最期には何も言えなくなりました。
確かに長珩仙君は雲中君に逆らえない。
超生真面目なんですよね。
神芝丸を作って小蘭花に届けようとした時も雲中君からの呼び出しを優先しましたし(4話)、雲中君から釘を刺されると小蘭花への想いを封印しようとしましたし(5話)、雨霖の事件があって小蘭花を涌泉宮の侍女にするのをやめました(8話)。
そして魔王様に拉致される小蘭花を追いかけるより、四水宝珠を修復する方を優先しました(9話)。
それに今回も、蒼鹽海に行ったことについて敵を捕らえるためだと雲中君に言っていました。
今回こそ小蘭花が好きだから迎えに行ったんだ!って言ってくれるんじゃないかとほんの少し期待したのですが、長珩仙君は穏便に済ませました。
それぞれの状況で、魔王様だったらどう行動するだろうかと考えた時、魔王様だったらもっと自分のしたいように振る舞いますよね。
2人とも素敵です。
でも間者と疑われている小蘭花を水雲天に連れ帰って、長珩仙君が本当に守れるのかと言われると、やっぱり難しいのではないかと思ってしまいます。
小蘭花もそれに気づいたようでした。
魔王様を小蘭花の体ごと封印し破壊するという計画を聞き、小蘭花は魔王様と入れ替わりました。
咄嗟に身体が動いちゃった、という感じに見えました。
多分小蘭花は、ここで魔王様と入れ替わったら間者と確定されるとか、後々水雲天が大変なことになるかも、とかそういうことは考えていなくて、ただ魔王様に生きて欲しいという気持ちだったんだろうなぁと想像しました。
心では長珩仙君を好きと思い込んでいるけれど、体は魔王様を求めているのかなぁと、ちょっとだけ思ったのですが、でもまだそこまでじゃないですよね?
ここは解釈が分かれると思います。
後半でこの時のことについて觴闕は、小蘭花に忠誠心が芽生えたのだと喜び、別の言葉を言ってほしかった魔王様は肩を落としていました
入れ替わりの場面。
小蘭花は肩に手を置いてキスするのに対し、魔王様は後頭部を持つんですよね。
とか思いながら見てたら、入れ替わり完了した魔王様が長珩仙君を見ました。
そして長珩仙君を威嚇するためだけのキスをそしてどや顔
ありがとうございます。ありがとうございます。
その後小蘭花に拒絶され魔王様は口ごもってました。
そして長珩仙君のことを語る小蘭花に想いを馳せる魔王様。
魔王様は、小蘭花の体に入ったまま殺そうとする仙族2人組から小蘭花が魔王様を守ったことで、小蘭花が長珩仙君ではなく魔王様を選んだと思ったのかなぁと思いました。
けれど、小蘭花の反応を見ると、違うようで困惑したのかなぁと。
せっかく謀反をしたのに秒速で捕らえられてしまった巽風はちょっと可哀想でした。
容昊仙君は長珩仙君の親友に擬態しつつただただ師匠を追い求め病んでる人だと思っていたのですが、長珩仙君に対する友情は本物のようで、見直しました。ただ病んでる人ってだけじゃなかった。そして蝶衣がなぜ容昊仙君に仕えているのか、そのあたりも気になりました。
魔王様は小蘭花の禁足を解き、喜ぶ小蘭花と感情を共有するため指輪を外しました。なぜかこのシーン、泣けました。