蒼蘭訣(そうらんけつ)~エターナル・ラブ~ #12 あらすじ
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以下、特に記載しない限り ややこしくなるので中の人の名前で書きます。
東方青蒼と書かれている場合、東方青蒼(見た目小蘭花)で、小蘭花と書かれている場合、小蘭花(見た目東方青蒼)です。
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長珩仙君は雲中君に見張られ、身動きできず不満がたまっていた。
小蘭花が間者であるはずがないと信じる丹音は、助ける方法があれば尽力したいと長珩仙君に話した。
すると長珩仙君は、入れ替わりを提案し、丹音は受け入れた。
長珩仙君は丹音の姿で涌泉宮を出て行き、丹音は長珩仙君として涌泉宮で暮らし始めた。
小蘭花の側には常に東方青蒼がいて行動を見張っている。
東方青蒼は月尊らしさを身につけようとしない小蘭花を叱った。
すると小蘭花は、良心がないから東方青蒼は独りぼっちなのだと悪態をついた。
巽風と南北の幽王が、仙界への反撃策を持参し会いに来た。
東方青蒼が事前に命じていたのだ。
”もっとも守りの薄い瀟水から攻め水雲天を皆殺しにし草一本残さない”
南幽王の策を聞いた小蘭花は怒りで立ち上がった。
”草一本たりとも残さない”という所に特に腹が立った小蘭花は、策の書かれた図面を燃やした。
東方青蒼は、次も愚策を持って来れば元神を焼くと言って小蘭花の行動をフォローした。
小蘭花は、父殺しを後悔しているので残酷な殺生は二度とせず三界の平和と月族の安寧のために努めると宣言した。
小蘭花の行動は威厳に満ち恐れられる東方青蒼とはかけ離れたものだった。
共に育った巽風が秘密に気付くかもしれないと東方青蒼は懸念した。
雷が起こる明晩までそばを離れないよう東方青蒼は命じた。
澧沅仙尊が長珩仙君に会いに来た。
丹音は長珩仙君として澧沅仙尊に対応した。
澧沅仙尊は、東方青蒼が蘇り水雲天に間者が入り込んでいたことを懸念し相談に来た。
丹音は、仙族の系統に属さないなら小蘭花は息蘭族ではないかと尋ねてみた。
すると澧沅仙尊はありえないと断言した。
澧沅仙尊は息芸の母と祖母2人の息山神女をみた経験があるが、小蘭花の真の姿は奇妙で見たこともない形だったからだ。
澧沅仙尊と入れ替わりに容昊仙君が訪ねてきた。2人は親友同士。悩んだ末、丹音は容昊仙君を帰らせることにした。酒を飲もうと誘ったのは長珩なのに帰らせようとするのを不審に思った容昊仙君はカマをかけ、引っかかった丹音にかけられた術を解いた。
東方青蒼が沐浴しようとするのを、小蘭花は必死で止めた。
沐浴しなければ疑われる。
小蘭花は東方青蒼に目隠しさせ体を洗った。
東方青蒼の世話をしながら、なぜ不在中月尊の座を奪おうとした南北幽王を罰さないのか小蘭花は聞いてみた。
東方青蒼は、内応者を捕らえるためだと答えた。
間者から東方青蒼の小蘭花への寵愛ぶりを聞いた巽風は、どれほど寵愛しようとあり得ない話だと考えた。
巽風は兄弟での腕比べを願い出た。
技が盗まれると言って、巽風は東方青蒼を追い出した。
小蘭花は觴闕に巽風の相手をさせて対決を回避することにした。
東方青蒼が去り際指示したのだ。
巽風は子供の頃教わった黒殺斬は觴闕には防げないと言ったが、觴闕は試せばわかると言い、2人は対決した。
子供の頃、巽風は何度も黒殺斬を教えて欲しいと兄に頼んだが、教えてもらえなかった。
巽風は、東方青蒼として振る舞っている者は偽物で、側にいる女が本物の東方青蒼だと確信した。
巽風は海市の首領から祟気を受け取った。
首領は、弱っている東方青蒼なら祟気で殺せると話した。
雷が鳴り始めた。2人は雷が落ちるだろう暗松林に向かった。
暗松林に行くと、海市の首領と蝶衣がいた。
首領は2人の正体を見抜いていた。
首領が攻撃を放ち、東方青蒼が小蘭花の前に出た。
その瞬間、長珩仙君が現れ攻撃を受け止めた。
長珩仙君に駆け寄ろうとする小蘭花を、東方青蒼はどこかにワープさせた。
首領は祟気で弱っている長珩仙君に手出しせず、息山神女の行方を捜しに向かった。
長珩仙君は小蘭花の姿をした東方青蒼に「一緒に帰ろう」と声をかけた。
長珩仙君は小蘭花の姿をした東方青蒼の頬に手を当てようとして…?
感想
魔王様と小蘭花だけでなく、丹音と長珩仙君まで入れ替わりました。
憧れの長珩仙君になれて嬉しそうにしてる丹音が可愛すぎました。
丹音は澧沅仙尊のことを「父上」と呼んでしまってました。
しっかりしているように見えて、案外うっかりさんな所もまた可愛かったです。
丹音は天極鏡に映った小蘭花と長珩仙君の婚儀の様子を見たことがある(6話)ので、小蘭花が仙族の系統に属さないというなら、息山神女なのではないかと思いあたり、澧沅仙尊に聞いてみました。
そして澧沅仙尊から重要な情報が飛び出しました。
「小蘭花の真の姿は奇妙で見たことのない葉や茎だった」
澧沅仙尊は息山神女・息芸の母と祖母、2人の息山神女を見たことがあるそうですが、小蘭花の真の姿は2人と違っていた。
これは小蘭花の根が傷んでいるからなんでしょうか?
今まで、小蘭花は息山神女の息芸だと思っていましたが、もしかして小蘭花は息芸ではない…とか?
例えば彼女の娘で、父親は息蘭族以外の種族だから小蘭花の根や茎の形が今までの息山神女と違う…とか?
でも息芸は長珩仙君の許嫁で、小蘭花には長珩仙君と婚儀を挙げる未来が待っているのだから、小蘭花=息芸説がやっぱり有力だと思います。
小蘭花はそもそも魔王を演じようとしていないため、3日も経たずにあっさりと入れ替わりに気付かれてしまいました。
巽風と海市の首領は祟気を使い、偽の東方青蒼を殺す計画を立てました。
小蘭花は祟気を浄化できるので、もしかしたら祟気で攻撃されてもへっちゃらなのでは!?
なんて思いながら見守っていたら、長珩仙君が守ってくれました!
長珩仙君が現れた時「長珩仙君」と叫んだ小蘭花、12話で一番かわいかったです。
めちゃくちゃうれしそうな顔してて、可愛すぎました。
大好きな長珩仙君に守ってもらえてよかったね。
けれど小蘭花は魔王様にワープさせられてしまいました。
祟気で弱り口端から血を流しつつも「私がいるかぎり手出しはさせない」と首領に立ち向かうカッコイイ長珩仙君を小蘭花は見られなかった。
「一緒に帰ろう」と手を差し伸べる長珩仙君も見られなかった。
可哀想
あんなの、大好きな人にされたら魂抜けるレベルの衝撃を受けると思うのですが、現場に小蘭花はいなかった…。
代わりに魔王様がカッコイイ長珩仙君を堪能しました…。
長珩仙君にほっぺを触られそうになっている魔王様。
次回、魔王様は一体どんな反応をするのか。
楽しみー!!!