永楽帝~大明天下の輝き~ #7 夜更けの提言 あらすじ
伯雅倫海別は明の公主朱英嬈と馬術を競い、圧勝した。
朱英嬈は馬術を伯雅倫海別から教わりたいと皇后に頼んだが、皇后は認めなかった。太子妃常氏が女官にしてはどうかと提案し、伯雅倫海別は女官となった。
皇后は伯雅倫海別を宮中に置こうとしていたが、藍玉の姪である常氏を想いしなかった。
しかし常氏から提案されたことで、思っていた通り事をすすめることができた。
太子は常氏に言わせたのは呂氏だと気付き、呂氏に感謝した。
呂氏は褒美として子供たちのために先生を呼んで欲しいと頼んだ。
太子は呂氏の父・呂本を子供たちの師として招くことにした。
伯雅倫海別は、朱棣が皇帝の第4皇子で徐妙雲と婚約していることを知った。
胡惟庸は、皇帝が鳳陽の件の調査に乗り出すと読み、夜更けに略奪品の帳簿を持って皇帝に面会し、関与者の実名を告発した。
皇帝にどう処罰すべきか尋ねられた胡惟庸は、”重罰に。だが手加減をせよ”と答えた。
皇帝は胡惟庸の提案について、太子に相談した。
太子は皇帝のメンツも淮西派も守られる良い案だと話した。
納哈出の使者が拡廓帖木児の所にやってきて、明軍に包囲され合流できないと伝えた。戦を長引かせることはできないと考えた拡廓帖木児は撤退し、戦は終わった。
都にも明の勝利が伝えられた。
胡惟庸は、勝利を祝う朝賀の席で皇帝に鳳陽一帯での不正について訴えた。
帰途、何も聞かされていなかった李善長は胡惟庸に目的を尋ねた。
胡惟庸は淮西派に道を残すためだと答えた。
劉基は朱棣が鉄鉉を連れてきたという話を聞き、姚広孝が関わっているのではないかと考えた。
劉基は騒動を起こさないようにと姚広孝に釘を刺した。
姚広孝は、”朱棣は非凡だが、災いの元になるかもしれない”と劉基に話した。
感想
前回の終わりに出てきた、クソ生意気そうな朱英嬈が伯雅倫海別に敵意をむき出しにしていたので心配していました。
けれど伯雅倫海別が圧倒的な馬術を見せつけると大人しく負けを認め、師事したいと言い出しました。それほど悪い娘ではなかったようで一安心。
ところで、伯雅倫海別は朱棣のことを好きになってしまったみたいですね!?
今のところ、妙雲よりも伯雅倫海別の方が朱棣との絡みが多く(妙雲は一度も絡んでないですね)、視聴者的心情としては伯雅倫海別を応援してしまう気持ちがあります。
今回は太子の妃や息子たちがたくさん出てきました。
太子妃の常氏の子が雄英で、側室呂氏の子が允炆。
雄英はやんちゃな性格のようで、呂本の初講義当日、馬場に遊びに行って行方不明になっていました。
妃としては常氏よりも呂氏の方が頭の回転が速い(?)機転が利く(?)タイプのようで、太子は常氏よりも呂氏の方を頼りにしているようです。
鳳陽で悪事を働いた人たちについて、前回皇帝は”死罪にしても足りぬわ”と言っていました。
しかしその後、皇后の説得を受け、今回胡惟庸の意見を聞き、今回は命までは取らないことにしたようです。
胡惟庸は皇帝自ら調査に乗り出すつもりだと感じ取り、先手を打って用意させた証拠を提出しました。
皇帝の心を読んだ立ち回りができないと出世できない世界なんでしょうね。
現代を生きている立場からすると、数えきれないほど殺しておいて命が助かることに文句を言いたくなりました。
姚広孝がただの僧ではないというのは最初から気付いていました。
画面に金色の文字で名前が出たので(メタ推理)。
前回、劉基と旧知の仲だと分かりました。
今回、劉基の「騒動を起こすでない」というセリフを聞いて、姚広孝は過去に騒動を起こしたことのある人物なのではないかと思いました。
彼の過去も気になります。
そして姚広孝は朱棣が「明の災いのもととなるかもしれぬ」と言っていたのは、さらに気になります。
彼が即位することは知っていますが、どうやって皇帝になるのか知りません。
血みどろの戦いになるのでしょうか?
相手は今まだ幼児なので、幼児が殺されるのとかは見たくないのですが…!?
できれば穏便にお願いします。