斛珠夫人~真珠の涙~ 第24話 生き返った心 あらすじ

 

 

 

 

湯乾自とうかんじ黄泉関こうせんかんに向け出発した。

 

海市かいし方諸ほうしょと話さず距離を置いていた。

 

褚琳琅ちょりんろうが参内し、皇帝・褚仲旭ちょちゅうきょく褚琳琅ちょりんろう鄢陵帝姫えんりょうていきに封じ帝姫府や俸禄・使用人を与えた。

 

褚琳琅ちょりんろうが本物か偽物か、正直なところ皇帝も季昶きちょうも判断がつかない。しかし季昶きちょうは歩く姿が昔のままであると感じたと話した。

 

陳哨子ちんしょうしにたしなめられ、海市は方諸ほうしょのところに行き、形式的に自分の過ちを認めた。方諸ほうしょ海市かいし褚琳琅ちょりんろう歓迎の宴で警護をするよう命じた。

 

 

皇帝は宴に緹蘭ていらんを招待した。

 

緹蘭は皇帝と共に宴に向かう途中海市かいしに会い、うれしそうな顔をした。緹蘭ていらんの表情を見た皇帝は、苛立たし気に緹蘭の腕をつかみ立ち去った。

 

皇帝は宴の席で緹蘭に酒を飲むよう強要し、緹蘭は酒を飲み続けた。

 

具合の悪くなった緹蘭は着替えると言って宴から退出した。緹蘭は海市かいしに助けられたが、そこに現れた皇帝は緹蘭を抱えて立ち去った。

 

怒りに任せて緹蘭の体を弄ぼうとする皇帝に、緹蘭は”紫簪しさんが天から見ている。なぜ自分をいじめるのか、不公平だ”と叫んだ。

 

緹蘭は紫簪しさんの絵の前で蹲った皇帝を抱きしめた。

 

緹蘭の体調が急変し、皇帝は緹蘭を医官院に運び容態を見させた。

 

侍医によれば、緹蘭は侍医の用意した薬を飲んでおらず重篤な事態になってるとのことだった。

 

自分がいなくなればすべて解決すると、緹蘭は思ったようだ。

 

海市かいしは民間療法の薬(海市の血液入り)を用意し緹蘭に飲ませた。

 

卓英たくえいは宴で皇帝からもらった柘榴のお菓子を持って仕事中の鞠柘榴きくしゃりゅうを迎えに行った。

 

鞠柘榴きくしゃりゅうは卓英に刺繍したばかりの手巾を贈り、2人で柘榴のお菓子を食べた。卓英たくえいは、以前食べた柘榴の菓子には松の実が入っていたのに、これには入っていないという話をした。

 

皇帝は海市かいしに、以前愛した人を失い、再び喜ばせたい人に出会ったが、時として傷つけたくも思うという話をした。

 

海市かいしは天が再びよき人を与えてくれたのなら、自分なら優しく接すると伝えた。

 

 

 

 

 

感想

 

兄上と柘榴ちゃんのシーン、いいですね。

この2人だけはこじれずに(兄上はヘタレだけど)進んでいて、心が温かくなる感じで癒されています。

柘榴ちゃんは、兄上のお菓子に対する発言から、兄上が風神様だって気づきましたよね!?

 

 

褚琳琅ちょりんろうは本物なのか偽物なのかとか、海市と師匠がこじれたまま冷戦状態になってしまってることとか、もうそういうのは今回はどうでもいいです。

 

今回は緹蘭です。

緹蘭、よく言った。

よく言った。本当にその通り。本当に。なんで緹蘭がこんな目に遭わなきゃいけないんだって視聴者は何度も思っていました。

 

今回だって、かなり体調悪い緹蘭にお酒をがぶがぶ飲ませる陛下に、抗議したくてしかたありませんでした。

 

今までの理不尽さからくる鬱憤を緹蘭が叫んでくれて、この嫌な皇帝をぎゃふんと言わせてくれて少しスッキリしました。

 

緹蘭の逆襲を受けて、陛下は紫簪の絵の前でふらふらとうずくまりました。

その陛下を優しく抱きしめる緹蘭。

女神様かと思いました。

 

私なら陛下の顔を蹴りつけて仰向けに倒し、陛下のお腹の上で全体重をかけてジャンプして内臓を口から出させます。ジャンプしまくります。もちろん淑女なので本当にはせず頭の中でシミュレーションします。

 

緹蘭には邪悪な心はないので、そういう野蛮なことはせず陛下を抱きしめました。

けれど、無理がたたり倒れてしまいました(血まみれガーン)。

 

そして明らかになった衝撃の事実。

緹蘭は薬を飲んでいなかった…。

自分が死ねば陛下が辛い過去を思い出さずに済むと思っての判断。

 

結構いるんですよ、自分が死ぬことで復讐しようとしたり自分が死ねば全部終わると思ったり、とにかく死のうとするキャラ。

そういうキャラに出会った時、”確かにそれはいい案だね”とか”いや、君が死んでもまだおわらなくないか?”とか、今までは冷静に対処して来ました。

 

でも緹蘭に関しては冷静に対処できない。

なんで緹蘭が死ななきゃいけないのか、全く分からない!

だから死んで何とかするっていう案は無し!

むしろ皇帝を●すって手は無きにしも非ず… もちろん冗談です照れ

 

 

ところで今回のタイトル「生き返った心」。

これは、最後の場面で海市と話した陛下が心を取り戻したということを表現しているのだと思います。

 

緹蘭のことを喜ばせたいと思い、けれど傷つけ痛みを味わわせたいとも思うと陛下は海市に話し意見を求めました。

海市はせっかく天が再び与えてくれたチャンスなんだから優しくすればいいじゃない的なことを言いました。

 

何というか、陛下って紫簪さんという相思相愛の奥さんもいた人なのでてっきり恋愛上級者(?)なのかなと思っていたのですが、今回の話を聞いていたら好きな子をいじめたい的な話をしていたので、小学生っぽいというイメージに変わりました。

 

 

陛下は緹蘭と海市のおかげで今回こそ改心してくれたのでしょうか?

 

もう緹蘭と恋愛してくれなくていいので、視聴者のヘイトを稼ぐのはやめていただけないでしょうか?

陛下のせいで血圧が上がってしまい、命懸けで視聴することになってしまいますので…。

 

よろしくお願いいたします。