尚食(しょうしょく)~美味なる恋は紫禁城で~ #4 錦衣衛の取り調べ あらすじ

 

 

 

姚子衿ようしきんは皇太孫・朱瞻基しゅせんきに贈るためのコオロギを捕まえていた。

皇太孫への  献上コオロギ  に選ばれる確率は数千分の1だが、姚子衿ようしきんの捕まえたコオロギが選ばれた。

 

姚子衿ようしきんの選んだコオロギはとても強く皇太孫は喜んだ。

 

出自を偽り宮中で働いている者がいると、錦衣衛きんいえいで取り調べを受けている者が告白した。

 

錦衣衛きんいえい宮正司きゅうせいしが調査に乗り出した。

 

殷紫萍いんしへいは良家の令嬢に違いない姚子衿ようしきんがコオロギにまで詳しいことから姚子衿ようしきんの出自を怪しんだ。

 

皇太孫の昼餉を担当することになった姚子衿ようしきんの所に、この季節皇太孫はのどを痛めやすいので さっぱりした食事にするようにとの注文が皇太子妃から入った。

 

調理に取り掛かったところに、今度は皇太孫の使者から昼餉は羊鍋にするようにとの命令が入った。

 

姚子衿ようしきんはさっぱりとした菊花鍋を作った。

 

 

地方では広い範囲で水害に苦しんでいた。

皇太子は一律に救済すべきであるという立場だが漢王(皇太子の弟)は穀物の足りている地方にまで救済物資を届ける必要はないという立場である。

 

皇太子は皇帝陛下を説得する役目を皇太孫に任せた。

皇太孫に説得された皇帝は一律救済することを決定した。

 

 

姚子衿ようしきんたちが試験を終え尚食局に戻ると、錦衣衛きんいえいが待っており名簿の確認をした。

 

游一帆ゆういつはんは平凡な出自の姚子衿ようしきん蘇月華そげっかをしのぐ知識を持っていることを怪しんだ。

 

 

皇太孫は皇太孫妃・胡善祥こぜんしょうが病であるとの報告を受け見舞いに行った。

 

皇太孫は胡善祥こぜんしょうに、今はまだ心を開いてくれないが手を携えて欲しいと話した。胡善祥こぜんしょうから返事はなかった。

 

 

皇太孫が血を吐いた。侍医により少量の毒を飲んだ事が分かった。

もしも毒が蓄積していれば手遅れになっていたが少量だったので無事だった。

皇太孫は騒ぎ立てないよう周囲の者に命じた。

 

 

殷紫萍いんしへいは典膳になるため、姚子衿ようしきんを殺そうとしたが未遂に終わった。

 

 

錦衣衛きんいえいは広く民間に出自を偽り王宮に紛れ込んだ者についての情報を求めた。

すると昔孤児になった物乞いの娘が似顔絵の人物に似ていると証言する者が現れた。

 

姚子衿ようしきん錦衣衛きんいえいの用意した証人に顔を確認されることになった。

 

 

 

 

感想

 

今回は、???なことが多くて混乱しつつも皇太孫が毒を盛られたり姚子衿が殺されそうになったり出自を疑われたりと盛りだくさんでした。

一番びっくりしたのは、姚子衿が17歳だったことです 笑

 

・???なこと、その1 コオロギについて

冒頭、姚子衿はコオロギを捕まえていて、その理由はどうやら皇太孫に献上するコオロギを募集しているからのようでした。

捕まえたとしても選ばれる可能性は限りなく0に近い。

けれど姚子衿のコオロギが選ばれました。

 

私は、コオロギの鳴き声を楽しむために献上するんだろうなぁと思ったのです。

ところが、コオロギ同士戦わせるためだそうでビックリしました。

そういう遊び方があるとは、長年生きてきて知りませんでした。

カルチャーショックを受けました。

 

そういえば、海外(英語圏?)ではあまり虫の鳴き声を楽しむという習慣はないというのを最近英語を勉強していて知りました。

海外の方は、日本のアニメで夏を表現するのにセミの声が入っている意味が最初分からないそうです。

というか、虫の声=騒音 なので、なんで騒音入れてんだって思うらしいという話を聞きました。びっくり。

 

 

・???なこと、その2 奴婢だった件。

どうやら姚子衿たちは奴婢だそうです!?

今回、出自を偽って宮中に入り込んだ者がいると言って錦衣衛(暴力で支配してて怖い人たちの集団)が下手人を捜しています。

なぜ出自を偽り宮中に入るのかと言うと、家族が娘を奴婢にしたくなくて別の娘を用意するからだそうです。

つまり、今回調査対象になっている人たちは奴婢のようです。

 

4話まで見たところ、奴婢でもどんどん昇進していけるみたいですし、奴隷と言われてイメージするよりも、もっと自由な感じなんでしょうか?

 

以前、”古代エジプトの奴隷は現代の会社員みたいなものだ”という話をどこかで聞いたことがあるので、そんな感じでしょうか?

 

気付いた時には結構ビックリしました。奴婢のレベル高すぎやしませんか!?

 

 

・皇太孫に毒を盛ったのは誰か

 ・今回皇太孫が口に入れたものは…

  1. 姚子衿の作った菊花鍋

  2. 菊茶(皇太孫が自分で淹れて飲んでいた)

  3. 皇太孫妃の食べかけみかん

      4. 太医たいい院の感風霊かんふうれい(おそらく咳止めの漢方みたいなもの)

  5. 神仙粥しんせんがゆ(制作者不明?)

  

私はズバリ3が怪しいと思うのですが、どうでしょう?つまり毒を盛られているのは皇太孫妃。彼女は具合悪そうでしたし。正解発表楽しみです。

 

・姚子衿の出自は?

 名簿上は平凡な女子だそうですが、明らかに違う。

 証人がいますが、あの人たちはお金に釣られているし記憶も10年以上前のことなので当てになりません。

 気になります。蘇州の話みたいで、蘇州出身なのは姚子衿と殷紫萍いんしへいということになっているみたいです。2人の内どちらかが???

 

それにしても、親切にしていた相手から殺されそうになって姚子衿は辛いですね。

典膳になるためなら人も殺すって、やっぱり宮中は怖い所です。