斛珠夫人~真珠の涙~ 第21話 里帰りの旅 あらすじ
皇帝・褚仲旭は部屋で朝の支度をしている。寝台の上にいる緹蘭の所には避妊薬が届けられ、緹蘭は避妊薬を飲んだ。
それから皇帝は何度も緹蘭を呼び、そのたびに緹蘭は避妊薬を飲むことになった。
皇帝は注輦に支援物資を送ることを決定した。
海市は鵠庫左部の新王が卓英にそっくりであることを卓英に話した。
卓英が方諸に拾われたのは紅薬原である。
海市は2人の関係について質問してみたが、卓英は他人のそら似であると言った。
卓英は鞠柘榴と夜釣りにでかけ、海市は2人を送っていった。
帰り道、海市は一般兵の格好をした湯乾自を見つけ後をつけた。
湯乾自の向かった先は愈安宮。湯乾自は戸の隙間から中をのぞき見ていた。
愈安宮の中では、緹蘭が避妊薬の副作用による腹痛に ひどく苦しんでいた。
緹蘭の侍女たちは、これ以上飲めば体を壊すと言って泣いていた。
皇帝は緹蘭を召したが、緹蘭は刻限になっても来ない。
侍女がやってきて緹蘭は風邪であると謝罪した。
皇帝は緹蘭が本当に風邪であるのかどうか確かめるため愈安宮に向かった。
緹蘭は皇帝の前で跪いている最中、ひどい痛みに襲われ失神した。
すぐに侍医が呼ばれ、緹蘭の体質と避妊薬が合っておらず緹蘭の体を激痛が襲っている旨、皇帝に報告がなされた。
皇帝は緹蘭を看病するよう侍医に命じた。
綾錦司に官女が集まり元の活気を取り戻し始めた。
鞠柘榴は鞠七七の使っていた部屋に移ることになった。
柘榴は、七七の部屋で暗号を見つけた。そこには海市が女であることや、海市が方諸の想い人であることが書かれていた。
方諸は海市の故郷のある地方に行くことになり、海市を共に連れて行くことにした。
故郷で海市は母と再会した。
海市の母は方諸を海市の結婚相手だと勘違いし、様々な質問をぶつけた。
感想
ハァ?
見ながら何度 ハァ? と言ったか分かりません。
兄上と柘榴ちゃん、師匠と海市がほんわかラブコメしてくれてなかったら きっと我が家のテレビは今頃ヒビが入っていました。
それくらい、陛下が嫌になりました。
嫌になる、というか もうそれ通り越してsatsu意
まず、前回のあの最後の流れ。
緹蘭が紫簪のコスプレして陛下に会いに行って、陛下が怒り狂って緹蘭を押し倒してコスプレ衣装を破り取るっていう、あれです。
あれを見た時に、ちょっとだけR18な流れになるのではないかなと想像しました。
想像しなかったと言えばウソになる。
だけど、まさか本当にそうなるとは。
あの流れで致すってのが本当に最低だと思いました。
さらに翌朝、避妊薬を持ってこられて、緹蘭は自分からそれを飲みました。
それを見た陛下「身の程をわきまえている よいことだ」
そして、緹蘭の体が代償であるかのように注輦に支援物資を送って。
なんか、そこもむかっときました。
きっと緹蘭はそんなつもりはなかったのだと思うのですが、陛下が勝手に緹蘭は体を差し出して注輦への支援を求めてきた と解釈してやってそうで。なんか嫌でした。
そしてその後も緹蘭を召し出して。
緹蘭は嫌がってるし怖がってるのに するっていうのがもう本当に無理。
陛下のけつのに爆弾を詰め込んで内側からコッパみじんにして差し上げたいなぁと思ってしまいました。
(今まで生きてきて こんな考えが浮かんだことはなかったのですが、たまたま今週戦争の本を読んでいたため想像力が豊かになっていたようです)
7話で緹蘭が湯乾自を見送りに行かずに済ませるために頑張って風邪をひいた時も、陛下は本当に緹蘭が風邪をひいているのか確かめに来るという意地の悪さを見せました。
そして今回も確かめに来ました。
皇帝が来たせいで緹蘭はベッドに寝ているわけにはいかなくなって跪いて。
痛いのに。
「外でひざまずき反省しろ」
と陛下が言った時、詰め込む爆弾の数が私の中で増えるのを感じました。
緹蘭が性悪だったらまだよかった(?)のですが、緹蘭はこんな悲惨な扱いを受けて当然と思えるような子ではなくて、すごく賢い良い子です。なので余計辛いです。
愛されて幸せに一生暮らすべきなんです、緹蘭は。
なので本当に陛下は爆発してください。
癒しは兄上と柘榴のほっこりシーンです。少しずつ、でも確実に近づく2人の距離。
兄上は目の見えない柘榴に「虹を一緒に見よう」なんて言ってしまって、失言に気づきます。
でも柘榴はそんな兄上に「約束ですよ」って言うんです。
なんだか泣けました。
師匠は海市の故郷に向かう馬車の中で、眠る海市の面倒を甲斐甲斐しく見ていらっしゃいました。
そして海市のお母さんの発言!
家柄とか両親の仕事とか兄妹とか聞いてくる!
師匠を結婚相手と勘違い(?)してて微笑ましかったです。
柘榴は七七さんが国を裏切ったことに気づいたみたいです。
兄上と柘榴のほっこりラブに、このことが何か悪い影響を与えるのではないかと心配です。