斛珠夫人~真珠の涙~ 第18話 紅薬帝姫の令牌 あらすじ

 

 

 

 

陳哨子ちんしょうし蘇鳴そめいの手下・呉奇ごきの率いる一味を追い詰めた。

 

呉奇ごき鞠七七きくしつしつに命じられたと告白し、自害した。

 

鞠七七きくしつしつの名が出たことで綾錦司りょうきんしの異変に気付いた陳哨子ちんしょうしは、綾錦司りょうきんしに向かい 宮女たちが大量に倒れているのを見つけた。

 

呉奇ごきが自害するのに使った薬は、綾錦司りょうきんしの宮女たちが飲んだのと同じ薬であった。

 

目覚めた海市かいしのすぐ近くに方諸ほうしょがいた。

 

海市は「出会えてよかった」と方諸に伝えた。

 

 

緹蘭ていらんの侍女碧紅へきこう太監たいかんたちと言い争っていると愈安宮ゆあんきゅうに知らせが届き、緹蘭は急いで現場に向かった。

 

緹蘭が駆けつけると、碧紅へきこう太監たいかんたちが持っているのは緹蘭の凧なので返して欲しいと訴えていた。

 

そこに皇帝・褚仲旭ちょちゅうきょくが通りかかった。

 

事情を聞いた皇帝は、たまたま凧を拾ったこと、書かれている詩が素晴らしいことを告げた。皇帝は凧をもらうと言って帰っていった。

 

部屋の外に出る元気を取り戻した海市は、市場に向かった方諸と合流した。方諸は薄着の海市に毛皮を買ってくれた。

 

海市は方諸ほうしょに赤い蝋燭を贈った。

 

赤い蝋燭の意味を方諸に問われた海市は言葉を詰まらせた。

 

皇宮へ戻るよう命令が届き、方諸ほうしょ蘭茲らんしを出発した。

 

卓英たくえい蘇鳴そめいを追い詰めた。

しかし鵠庫こくこ左部の応援が到着し蘇鳴そめいを捕らえることはできなかった。

 

左菩敦さほとん王となった奪洛だつらくも駆けつけた者の中にいた。卓英と奪洛だつらくは顔を合わせた。

 

奪洛だつらくは卓英を殺すよう命じた。

卓英が紅薬帝姫こうやくていき令牌れいはいを取り出し鵠庫軍に見せると、鵠庫軍は攻撃の手を止めた。

 

皇帝は緹蘭ていらんを呼び出し、上奏文を朗読させた。

 

綾錦司りょうきんしの変事を知った卓英は急いで綾錦司りょうきんしに向かった。

 

途中で鞠柘榴きくしゃりゅうに出会った卓英は鞠柘榴きくしゃりゅうに初めて声をかけた。

 

綾錦司りょうきんし鞠柘榴きくしゃりゅう以外全員死に、生き残った鞠柘榴きくしゃりゅうも目を患い目が見えなかった。

 

 

 

 

 

感想

 

 

鞠七七きくしつしつさん、お亡くなりになりました。

まさかの退場です驚き

私の中では、七七さんはラスボスになりうる人だったので、こんなに早く退場になってびっくりしました。

 

まだちょっと情報を流したくらいしか悪さしていないので拍子抜けです。

もっと極悪非道なことをしてくる人かと思っていたけれど、違いましたね。

誤解していてごめんなさい。

 

あ、でも海市は七七さんのせいで瀕死の重傷を負ったとも言えますよね。

右菩敦王は海市のことを信じて油断していた所に、七七さんが海市と師匠の関係を知らせたせいで計画が上手く行かなくなったわけですから。

 

七七さんも少しは師匠に復讐できたのかなぁ。

 

もしかしたら七七さんにとっては、ここで退場になって良かったかもしれないですね。

(もちろん、死んでしまってはダメなんだってことは大前提として)

師匠と海市が結婚する場面を見ずにいることができたし、これ以上師匠に嫌われずに逝けたんだから悲しい

 

誰とも結婚するつもりないからって言って自分を振った人が、その後誰かと結婚するの見るって結構キますよね。

師匠的には単に気持ちが変わっただけで、誰かに対して不誠実な態度を取っている認識はないのでしょうが、傍から見てると二枚舌外交に見えましたもの。

 

何はともあれ、七七さんのご冥福をお祈りいたします。

 

 

兄上は、蘇鳴討伐に行く前に誓った通り鞠柘榴に会いに行って、話もできました。

だけど鞠柘榴は目が見えなくなってしまっていて、大好きだった叔母上を失ってしまっていて以前の明るさを失ってしまっていたのでした…。

 

 

兄上と言えば、兄上は自分が鵠庫の人間だってどうやら知ってるんですね!?

紅薬帝姫の令牌を兄上は持っていましたし、それを見せれば鵠庫は攻撃してこないって知っているようでした。

 

兄上のことも気になります。

 

 

海市がやっと目覚めて、師匠といちゃこらしていました。

やたらと手をつないでいました。

そして、師匠に蝋燭を贈った海市。

 

赤い蝋燭の意味を師匠は海市に尋ねていて、海市は言葉を詰まらせていました。

なので日本人視聴者の私には赤い蝋燭の意味が結局分からず。

でも、ラブ史劇をたくさん見てきて 赤は結婚の時に使われる色かもしれない と気づきました。

 

なので、そういう意味ですか?師匠!

どうなんだろう。

 

とにかく、久しぶりに微笑ましい光景を見ることができてよかったです。

すぐに2人は離れ離れになってしまいましたが…。

次は、いつ2人は会えるんでしょうか。

 

 

16話で陛下がゲットすることになった緹蘭の凧の話が今回動きました。

陛下は緹蘭の凧を部屋の装飾品に仕立てさせてました。

凧の本当の作者を、陛下は今回知りました。

緹蘭の声が気に入ったらしい陛下は、緹蘭に上奏文を読ませて…と、少しづつ2人の仲が進展していきそうな雰囲気になって参りました。

 

まだ、陛下がめちゃくちゃ嫌なやつだったって過去を忘れてませんからね!

 

 

今回、師匠に陛下の勅命を届けた符義ふぎって、たぶん蘇鳴そめいの手下ですよね?

 

前回(17話)で張承謙ちょうしょうけんの靴の裏に黒い渡鴉の羽がついているのに気づいて、蘇鳴そめいに方諸たちが気付いたことを知らせたのは符義ふぎのはずなので。

 

黄泉関こうせんかんにもまだ内通者がいるみたいですし、まだまだ気が休まらなそうです。