今だから言えること〜引き摺り回された父〜 | 介護記録

介護記録

義両親の実父の介護に関して買いています。

父がグループホームに入所して、ほっと一息ついたので、これからは不定期ですが、

私がドン引きした、

認知症の父と健気に介護する母との日常生活に起きた衝撃(笑劇←わらったらあかんやつ)を書いていこうと思います。


今だから言える事、としてシリーズで書いていきます。


〜引き摺り回された父〜


とにかく母をバカにする父。

それは、認知症になっても変わりませんでした。

ある時ちょっとした事がきっかけで口論になったそう。

父は言いたい事があるのに言葉が出てこなくてイライラ。

それすら母のせいにして、お前は何も分かってない、バカだな、を繰り返したそう。

母もわかってあげたくても、父が何を言いたいかサッパリわからず。

あのこと?このこと?根気よく色々聞いて、引き出そうとしたのですが。


イライラが募った父はあろうことか、母に手を出したそうです。

と言ってもそんな鋭いパンチが出るはずもなく、母はパッとよけた!

でも父の手が少し母のメガネにかすったそうで。


その瞬間、母の怒りが爆発。


父の胸ぐらをつかみ押し倒し…

リビング中ひきづり回したそう…滝汗滝汗滝汗


父は抵抗するも母に敵わず、まるで仰向けになった昆虫のようだったと、母は言っていました。


これは、単純な怒りではなく、何十年もの溜まりに溜まった怒り。


普段から懸命に尽くしていた母。

色んな感情に蓋をしていたから、溢れてしまったのかなえーん


それ以来、父は母に逆らわなくなったそうです。


この話聞いた時、

我が親ながら、

絶句しました。


私自身は夫婦仲すごくいいので、もう信じられないの一言。

ていうか、この事だけじゃなく、父と母の結婚生活50年あまり、その全てが私には信じられない事ばかりです。