人間が機械と融合する世界が見えてきた。血液の中をナノロボットが巡るようになり、キーボードが無くても脳波で文字が打てるような未来はまだ少し先のことだが、今あるVRの技術はその始まりと言える技術だ。VRによって視覚と聴覚の機能が連動して拡張されると、リアルな仮想現実の世界を体験することができる。すでに実用化されているので、体験イベント等で一度試していただきたい。

短期では、今後より高度な製品が普及して、VRによる在宅勤務を導入する企業が出てくるだろう。GOOGLEストリートビューがVR対応すれば、誰もが無料で世界中を旅行するような自由な体験を味わえる。また現実では体験不可能な事をリアルに実践できるため、防災訓練にイノベーションが起きるだろう。

中期的には、五感のいずれもが仮想現実に置き換わる。世界中の人の五感がハックされた貴重なデータの蓄積によって、機械と人間がディープに融合するサイボーグの世界に入っていくことは間違いないだろう。

バイオベンチャーのモルキュア社。

抗体とターゲットとなるたんぱく質の結合度や抗体のアミノ酸配列をAIで解析し、創薬を効率化することで、従来の10倍のスピードと10倍の成功率で抗体を特定したという。

業務効率化は人工知能の得意分野だ。創薬でも劇的に成長を加速しているのだ。

AIがまた新たな偉業を達成した。マイクロソフトやデルフト工科大学、INGグループ、レオブラント博物館などの共同プロジェクト「ザ・ネクスト・レンブラント」では、模倣と言うよりも本人が描いたとしか思えないような新作が生み出されている。

 

このプロジェクトではまず、3Dスキャナを用いてレンブラントの全作品の凹凸を含む詳細なデータをデータ化した。その後、AIがレンブラントの絵の描き方やあらゆる特徴を学習した結果、本物と見まごう程の出来栄えの新作を創造することができた。

 

AIの活躍のステージはシンギュラリティに向けて確実に一歩一歩、いや倍々にステップアップしてきている。将棋や囲碁の達人に留まらず、芸術家としても才能を開花させているのだ。

 

我々の今後の生き方を考えるうえでも、AIの進歩から決して目が離せない。

信じられないことに、左が姉で右が妹だ。ふたりの歳の差は三歳。姉は不老不死の鍵とされる少女だ。

姉のブルック・グリ-ンバ-クさん(20)の成長はわずか4歳で止まってしまった。専門の医師によれば、彼女の遺伝子はスイッチが切替わり、成長が抑制されている。彼女とご家族にとっては不幸な難病だが、老化のメカニズム解明の鍵になる現象として、注目され研究が続いているのだ。

今後ナノテクノロジーが発展すれば、意図的に遺伝子のスイッチを操作できるようになるだろう。"不老"となる事は、夢でなくなるのだ。

多くの人が集まることで都市は成り立っている。人は仕事を、娯楽を、そしてより良い生活を求めて都市ができる。AIやドローンによるイノベーションが進めば、人や物流は空間的制約から解放されて、都市に密集する必要はなくなるのだ。これを理解するには、VRを使ってみるのが良い。まるで遠く離れた友人があたかも隣にいるように感じられるはずだ。一瞬で別世界に移動したような体験をすれば、肌感覚で理解できるはずだ。やがてオフィスへの出社も必要なくなるだろう。すなわち、東京都心の一極集中的な地価高も、今後は保証されないだろう。