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高野山、日帰りドライブの旅。

 

 

後半です。

 

 

前回の記事。

【桜の季節の高野山へ】真言密教の修験道場、壇上伽藍

 

 

 

根本大塔のある広い境内で少しのんびりして、

次へ向かいます。

 

 

 

壇上伽藍の近くにある、ひっそりと鎮座する神聖なスポットがあるのです。

 

 

 

 

 

智泉大徳廟。

 

 

智泉とは、空海・お大師さまの十大弟子のひとりで、

空海の甥でもあり、

弟子の中でもひときわ愛情を注いでいたといわれている。

 

 

 

智泉は、空海のスーパースターぶりに感銘をうけ、

叔父でもあり師匠でもある空海についていき、

密教のさまざまなことを学びとっていく。

 

 

 

まさに、空海の片腕・・・ともいえる大切な人だったようです。

 

 

 

その智泉が、37歳という若さで入定した際に、

空海はとてもかなしみ、ある詩を残しています。

 

 


哀しい哉(かな) 哀しい哉
哀れが中の哀れなり
悲しい哉 悲しい哉
悲しみが中の悲しみなり
哀しい哉 哀しい哉 復(また) 哀しい哉
悲しい哉 悲しい哉 重ねて悲しい哉



 

この文を読むと、

どれだけ空海が悲しい気持ちだったか察しますね。

 

 

 

いつ、どんな時でも一緒だった大切な弟子でもあり、

かわいい甥でもあった智泉。

 

 

 

その智泉の死を弔うために、

空海自身が建てたとされるお墓。

 

 

 

 

 

 

ひっそりと建つ御廟は、

その場所だけ空気が張りつめたような

荘厳な「気」を感じました。

 

 

 

高野山には何度も来たことあるけど、

智泉の御廟に来たのは、初めて。

 

 

 

お参りをさせていただきました。

 

 

 

 

 

 

静かにたたずむお墓。

写真、手前の緑は高野槙です。

 

 

 

初めて来たけど、

壇上伽藍の裏にこんな神聖な場所があるとは思わなかった。

 

 

次に、車を移動させ中の橋近くの駐車場へ向かいました。

 

 

 

中の橋会館という飲食店やおみやげやさんのある参道から入りました。

 

 

 

 

 

桜、ちょうど見ごろ桜

 

 

 

 

 

 

 

 

大きな企業が建てた供養塔が立ち並ぶ参道を通って、奥の院へ向かいます。

 

 

 

 


一の橋から入るといいんだけど・・・。

 

 

 

ここから入る理由は・・・。

 

 

 

祖父母のお墓があるから!!

 

 

 

母方の祖父は、高野山の修行僧でした。

高野山の名声高い寺院で修行を重ね、その後九州の寺院の住職になりました。

 

 

 

その縁あって、私は幼い頃から仏壇へお参りをすることが普通で、

お経をあげることも何の抵抗もなく育ちました。

 

 

 

だからなのか、お四国の巡礼とかも

自然と心が向いて、ご縁あって行けたのかもしれません。

 

 

 

私が産まれた頃には、祖父はもう天国でしたので、

ほとんど祖父のことは知りませんが、

毎回高野山にお参りに来る際には、

お墓にお参りするようにしています。

 

 

 

お世話になっている寺院にも

祖父の大きなお位牌があり、

戒名には、「和尚」とついています。

 

 

 

母の話では、子供たちにはとても厳しい人だったようで、

末っ子の母は祖父の近くに行くといつも怒られるので怖くて近づけなかったと言っていました。

 

 

 

今ではきっと天国で母と祖父は再会しているのでしょうねニコニコ

 

 

 

お墓参りを終え、いよいよ奥の院へ。

 

 

 

 

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奥の院手前の水向地蔵。

 

 

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卒塔婆を立てて、お水を手向けます。


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そして、ここからさらなる聖域、奥の院。
写真撮影はここまで。


一礼して、渡ります。

 

 

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今も、お大師さまが永遠の瞑想をされているという御廟。
とても張りつめた空気の中、一歩一歩足を進めます。



この参道の脇に、「みろく石」があります。



重軽石。
願い事をしながら、大きな石を一段上にもち上げるというもの。



持ち上がれば願い事が叶うとされている石なのです。



主人が挑戦!!



「重軽石」とはいえ、本当に重いですアセアセ



なかなか持ち上がらない!!



しばらくして、「ゴン!!」 という音とともに、
石が一段上に上がりました!!びっくり



成功!!



よかった、よかったおねがい



願い事、叶うねニコニコ



なんか、主人もすっきりとした気持ちになって、
御廟へ向かいました。



まずは、燈籠堂。



ここで、写経とお四国のお札を納め、お参り。



久しぶりの高野山のお参りに感謝の気持ちを・・・。



そして、その奥の御廟へ。
さらに神聖な場所。



とても静かな雰囲気の中、ろうそくを灯し、
般若心経をあげます。



お大師さまへの感謝の気持ちを捧げる人たち。
とてもピュアなエネルギーがそこにはありました。



私も、お参りを終えて、
きもちがすっきりおねがい



心がきれいに洗い流されたような清らかな感覚を味わいながら、
さらに地下へと進みます。



御廟の地下は、少し薄暗くなっていて、
さらにお大師さまを近くに感じられる場所。



ここでも般若心経をあげました照れ



ずっと離れたくない・・・そんな風に思える場所。



ここは、時間の感覚も忘れてしまうような
とても神聖な気持ちにさせてくれました照れ



完全に何か抜け落ちた感覚になり、
御廟をあとにする私たち。



とてもいいお参りとなりましたおねがい

 

 

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奥の院と一の橋を結ぶ参道は、奥の院へ行く前と後とでは

何か感覚が違ったように感じ、

清々しい気持ちにさえなる、

気持ちの透きとおった帰り道・・・。

 

 

 

見えるものも、聴こえるものも

来るときとは違った感覚でしたおねがい

 

 

 

私たちは多くのご先祖さまに見守られているんだ、

ひとりでも、ひとりじゃないんだよ・・・とご先祖さまに語り掛けられているかのような

そんな温かい気持ちになる・・・、帰り道でしたおねがい

 

 

 

 

 

 

さて、最後に高野山霊宝館へ。

 

 

 

高野山の至宝が多く展示されている資料館。

 

 

 

かつて、お堂に安置されていた仏像などが展示されています。

 

 

 

ここでも多くの仏さまに出会い、

さらに心が洗われ・・・。

 

 

 

 

 

 

心地よい感覚・・・おねがい

また来た道を帰るのにね・・・アセアセ車

 

 

 

 

 

 

時刻は夕方。

 

 

 

来た道を戻ります。

 

 

 

帰り、渋滞しているかなと思ったのですが、

思ったよりスムーズに流れていて、

予定時間通りに帰宅することができました照れ

 

 

 

たくさん運転して、たくさん歩いて、

たくさんお参りして・・・。

 

 

 

とても充実した高野山のお参りでした。

 

 

 

翌日は、祖母の命日。

祖母は10日間意識もうろうの中、お大師さまの月命日でもある21日に旅立ちました。

どうしても21日がよかったのでしょうね。

家族に危篤と連絡があってから、10日も頑張る祖母ってすごい!!

意識もうろうでも日にちってわかるのかな・・・。

もしかして、その日に祖父が迎えに来たのかな・・・。

なんて、まだ高校生の私は思った記憶があります。

 

 

 

そして、祖父と高野山で永遠の眠りにつける幸せ・・・。

 

 

 

うれしいですね。

私自身もご縁で高野山にお参りできることがうれしいおねがい

 

 

 

そして、いつもいつも

ありがとう・・・ラブラブおねがい

 

 

 

 

高野山の記事はここまでです。

 

 

 

読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

今日もすてきな一日をお過ごしくださいませルンルンキラキラ