先日思いがけなく、小学校の同級生からメールをいただいた。


私は小学生の頃の彼に対して、その年頃特有の気恥ずかしさも

手伝ってか朴訥でややぶっきらぼうなイメージを持っていた。

けれど、どんな事があっても一度集中したらとことんやりぬく性格で

子供ごごろながら、感心していた。


・・・と、その彼からのメールの文章を見て、とても考えさせられた。


どのように表現したらよいのだろうか、


とても”スマート”な文章だったのだ。


無駄がなくすっきりとしていて、選択されている言葉がとても洗練されて

いる・・・!


対して、日々の自分の言葉への意識は・・・。


う~ん、反省。いや、猛省だ。


言葉の使い方ひとつ、きちんとこれからは気を付けて話すなり、書くなり

していかねば。


そのことに気づかせてくれたIくん、本当にありがとう!!





11日に発生した地震により、さまざまなことが

起こっています。


まずは、亡くなられた方々への哀悼の意と、

被災された方々へお見舞い申し上げます。


TVを見ていると、津波の後の悲惨な状況が

本当に重く心にのしかかってきます。

直接お手伝いできることができず、はがゆい

ばかりです。


今、自分にできること。やるべきことは何か。


とりあえずすぐできることとして、まずは、

一呼吸して冷静になること。

感情が先走りすぎては、正しく判断ができなくなる。


そして、

1.被災地への協力(義捐金の寄付)

2.放射能についての知識を得る。

3.災害についての備えをしておく。


ただ、3.については物質的な面では、現状

被災地への供給が最優先されるべきだと思う

ので、おもに知識を入れておくこととする。


とりあえず、1.については日本赤十字のHPより

寄付をしてみたのですが、状況に応じて追加を

しようと思います。


また、被災者の方々に衣・食・住が行きわたり、

原発の事故が落ち着いたら、東北地方への

BUYキャンペーンに協力したいです。



とにかく、気持ちだけは前向きに!











「爆笑」や「人情」という言葉に魅かれて

軽い気持ちで、読んでみましたが・・・。


裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)/長嶺 超輝
¥756
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裁判官の人情お言葉集 (幻冬舎新書)/長嶺 超輝

中身は、そんな軽いものではなくて、とても

考えさせられるものでした。


著者は以前、弁護士を目指して司法試験の

勉強をされていた、とのことで、

裁判の手続きの流れや、法廷内で使用される

用語の解説などが、随所にわかりやすく書か

れており、とても勉強になりました。


また、本自体の構成・編集も上手で、とても

読みやすくなっています。


それにしても、本当に様々な事件が日常的に

自分の知らないところで起こっているのだな、

ということを改めて感じました。

TVに映るのはあくまで、その一部。それだけ

では決してないのだと。



そして、自分がもし裁判員になったとしたら・・・?


法はあくまで法であって、それを背景として

どのように解釈して人を裁くのか?


量刑と心情とのバランス。

そして、”人を裁く”という行為の重み。


この重みは決して自分の心から切り離しては

いけないのだと思います。


そう思うと、重みに耐えながら、日々判決を下さ

れている裁判官の方々は、本当に立派です。


















いつかは読んでみようと思っていた本。

貧困層の人を対象として無担保で融資する、

”マイクロクレジット”という仕組みについて書かれている。

グラフなどの資料を用い、しっかりと調査した上で書かれて

いるのが素晴らしいなと思う。

内容としては、まずは人間”その人そのものを”クレジットとして

考えるという、斬新さにまず驚き、かつ、それを元に資金を手に

入れた人たちのほとんとが、いきいきと働き、きちんとお金を

返済している、という事実に感動すら覚えた。

そもそも、バングラデッシュでの女性の地位がかなり低い、と

いうことすら私は知らなかったのだが、おそらく、それまで

抑圧されてきた彼女達の様々な思いが、この”マイクロクレジット”

によって一気に燃え上がり、逞しく生きていく糧になっている

のだと感じた。

グラミン銀行の哲学の最後の項目の言葉には、とても心に響いた。

そして、いきいきと働き生きている彼女たちに対し、今の自分を反省あせる


グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援/坪井 ひろみ
¥1,890
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** 以下はちょこっとメモ **

◇バングラデッシュで、1983年に政令により特殊銀行として

 設立した、グラミン銀行。

◇グラミンというのは、ベンガル語で「村の」、という意味。

◇創設者はムハマド・ユヌス博士。

◇始まりは、1976年チッタゴン大学の経済学部長だったユヌス

 博士が立ち上げた、貧困を削減するためのプロジェクトだった。


<グラミン銀行の哲学>

・クレジット(信用)は基本的な人権である。

・人は誰でも機会さえ与えられれば、よりよい生活をしようと

 する能力と意欲をもっている。

・貧困は外から規定され、人工的・社会的に作り出されたもの。

・人々が銀行に行くのではなく、銀行の方が人々のもとにいく。

・グラミン銀行の原則・原理はきわめて単純で、不変であるので

 私たちは組織を柔軟に運営することができる。

・貧しい人々が信用に値しないのではなく、既存の銀行が人々に

 値しないのである。

鎌田浩毅(かまたひろき)さんの”一生モノの古典”という連載で


神谷美恵子さんの著書が紹介されていました。

生きがいについて (神谷美恵子コレクション)/神谷 美恵子
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そうかこの本も古典になってしまうのか~としみじみ思いつつ。

でも確かに”一生モノ”であることは間違いなく、私も何度となく

折に触れ読み返す本です。(もちろん好みの問題はありますが)

私は鎌田浩毅さんをよく存じ上げないのですが、この本を推薦

される、というだけで、勝手に親近感を抱いてしまいます(笑)

高速で読むというのではなく、じっくりと心に落とし込みながら、

考えながら読み、味わい、感じる、そんな価値のある本だと

思っています。

懐かしい題名に魅かれて、立ち読みし迷わず購入。

一日一生 (朝日新書)/天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉
¥735
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確か中学の卒業式の日に、先生が記念品としてくださった

色紙の言葉がこの”一日一生”。

中に新聞記事が入っていて、おそらくこの著者のインタビュー

だったと思う。


卒業される君たちへこれからの人生を大切に生きてほしい、

その思いをこめて送ります、というようなメッセージが添えら

れていたような・・・。


そんないいお言葉をいただいておきながら、この?年それを

意識して生きてこなかったな~。


この本は語りかけるような文章なので、よみやすく一見とても

わかりやすい。だけど、内容はとてつもなく深い。


”当たり前のことだ”とわかっていても、それを自分の中の奥で

ぴたっとはまるような感覚になって、それを当たり前のように

体得するまでには、すごく修練が必要だな、と思った。


結局、人生を悩みながらもそれを受け入れて進んでいくしか

ないのだ、と思う。

止まらずに、歩きつづけること。学んだら、実践すること。


また、立ち止まりそうになったら、この本を開こう。










東洋経済の購読特典でついてきた”LIVE”という冊子より。

(2009年に行われた講演の記録)


私は存じ上げなかったのだが、テルモの会長和地孝(わち

たかし)さんの講演内容は実にいいな~と思ったので、メモ。


・人は資産であって、コストではない。

・人の心に火をつける。


<経営者としての心構え>

1最も難しい仕事は自分がやる。

2選択に迷ったら難しい方を選ぶ。

3時流に流されず、自流でやる。


とくに3は、ご本人様が戦前生まれで、戦争前後の価値観の

変化、つまり「正しかった歴史が一晩でガラッと変わる」という

経験をされたことを踏まえたもの。

他者がいったことをうのみにせず、本当にそうなのかと

いうことを自分で考える癖をもつことが大事だということ。


そして、最も考えさせられたのは美しいか美しくないか、という

価値基準をもつことについて。

戦後の日本は「損得・好き嫌い・自分流に正しいか正しくないか」

という価値判断が流行している。けれどそろそろ美しいか美しく

ないか、基準も取り入れていいのではないか?というご意見。


美しいか美しくないかの価値基準はあまりブレない、とのこと。


確かに目先の損得に捉われてしまうと、本来の目的を見過ご

してしまうことってあると思う。

ただ、私の勉強不足で、和地さんのおっしゃっている美しさの

基準は具体的にいうとどういったものなのだろう?と思って

しまった。きっと言葉の表面上の意味だけでなく、倫理上の

ことも踏まえてなのかな、と思うのだか・・・。

もう少し、その点を詳しく聞きたいな~。







思えば昔から、感情の制御はあまり得意ではなかった。

人の悩み事などをきいていると、感情移入しすぎて、自分まで

影響をうけ、ひきずってしまうのだ。


では、どのようにすればいいのか?


よく、カウンセラーの方々は、相手の話と自分の間に見えない

壁をつくり、その中にまでは話が入ってこないようにして自分を

防御している、と聞く。


けれど、一般人の私にはそれは難しい。。。


じゃ、どうしたらいいのか・・・。ここで止まってしまっていた。



最近、昨年講演を聴きに行った、和田裕美さんの考え方「陽転思考」と、


斉藤一人さんの「自分の機嫌をとれ。そして相手の負の感情に

巻き込まれても、ゆるがないような、確固たるものを確立せよ。」

(→私の勝手な解釈だけど)という考え*が


不思議につながってきているように思う。

(*一人さんについては、この考え方以外にもたくさんあるので、

あくまでも多くの中の1つの考え方に対し、という意味で)


もちろん、自省は前提にあるものとしてだが、まずは



①物事はあるがままを受け入れ、いい方に考える。


②やたらと変に考えすぎず、自分の機嫌を損ねない。

 いつも上機嫌でいられるようにする。

 

↓そうすると


③他人に対しても、余裕ができて優しく接することができ、

 相手にもいい影響を与えることができる。


↓③が続いていけば、


④相手からも、いい影響が受けられる(可能性がある)


これが上手くおこっていけば、いい流れを生んでいく。


ということなのかな、と。


一人さんの言われていた言葉の中で、印象的だったのは

「他人の機嫌をとるのではなく、自分の機嫌をとるのだ」

ということ。

自分の感情はそういえば随分とあとまわしにしていたかも汗


自分の怠惰さもあるから、つい自分に怒ってしまって

無駄にイライラと余分なエネルギーを使っていたのだ。


怒ってエネルギーを消費するくらいなら、それを目的行動に

あてて、自分をいい気分にさせなさいビックリマークということなのだろうな。


・・・なんとなく、納得。

あとは、くり返し実践。












ついつい止まってしまう人のための高速回転仕事術/宇都出 雅巳
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これは、以前から考えていた自分の課題に対する答えなんだと


思う。


すなわち、”立ち止まってしまうくらいなら、とにかくやってみる!”


量をこなすことで、それが質の向上につながってくる、ということ。


ただし、がんばりすぎないこと。とにかく繰り返すことが大事だと


言われている。



自分も少しではあるがそのような体験をしたことがあったので


なるほどな~と思いながら拝見した。


とてもわかりやすく見やすいので、実践に向きそう。


ただ、似たような本が出ていないわけではないので、自分に


必要なところが多い場合に購入し、そうでない場合は、図書館で


借りて、コピーなり、ノートに写して習得してもよいかもしれない。


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〔気になったところのメモ〕


ひらめき電球全体のまとめ

 ・とりあえずやってみる。
 ・くりかえす。
 ・がんばらない。
 ・ただ観察し、切り分ける。
 ・できているところに焦点をあてる。
 ・淡々と続ける。
 ・範囲を広げすぎず、新しいものに飛びつかない。
 ・範囲は止まらぬよう、広げつつ、繰り返せるように絞り込む。
 ・変化は大きく、行動は小さく。
 ・ただ、高速回転する。

ひらめき電球偶然を生かす5つの力→プランド・ハップンスタンス理論/クランボルツ

 ・好奇心を持ち新たな機会を探す力
 ・失敗してもくりかえし続ける力
 ・必ず新しい機会が生まれると信じる力
 ・信念や態度、行動を柔軟に変えられる力
 ・結果がわからなくても行動を起こさせる力

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