ほぉぅ。。。
水も滴るいい男。
水曜日、汗ばむ陽気の下、
久しぶりに会う友人たちと
ランチビュッフェの後、
近代美術館工芸館に入ってみた。
大寒桜と寒緋桜
平田郷陽 ひらた ごうよう(1903ー1981)作の
人形『桜梅少将』は、
まるで皮膚呼吸をしているよう。
平清盛の嫡孫で、
美貌の貴公子として光源氏の再来と称された
平維盛(たいらのこれもり)一九歳の舞姿がモデル。
涼やかで、眉目秀麗。
光源氏はこうでなくちゃ。
光源氏に夢中になったのは小学生の時。
きっかけは、まるで覚えていないけど、
大和和紀さんの少女漫画「あさきゆめみし」の
連載が始まる数年前。
熱をあげ、
どんなに麗しい人かと胸ときめかせ、
図書室で開いた『源氏物語』。
平安朝絵巻に描かれたその姿は
ぽっちゃりとしたマシュマロ男子、
「見なきゃ良かった」と思った(-_-;)。
こんなに麗しい光源氏を目にしていたら、
高校生になってからの「古典」の頑張りも
全然違ったかもしれない。
♪Lovin' you is easy
♪cause you're beautiful
ミニー・リパートン(Minnie Riperton, 1947ー1979)
平田郷陽
代表作『粧ひ』(横浜人形の家蔵 1931年)も
まさに、生き人形。
あまり魅入ってしまうと、
魂を吸い込まれそう。