傾聴ということ | Petit Lapin のアトリエ日誌

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明日からドイツ旅行です。

ということで、我が家のうさぎさんを動物病院に預けに行って来ました。



動物病院に到着してもしばらくキャリーケースの中で仲良しネコさんの隣でかたまっていました。

ビビりなもので^^;





赤ちゃんのとき以来の動物病院なので、併せて健康診断もして頂くことにしました。



体重測定、骨格の触診、目の簡単なチェック、検温などその場でできる健康診断のみ立ち会わせてもらい、良好と言ってもらえました。



ひとまず安心です。



一週間ほど預かって頂くにあたり、予約のときに電話で言われた通りに



・いつも使っているトイレ

・食べ慣れているフード

・好きなおやつ

・気に入っているぬいぐるみ



などを持参しました。



それらを獣医さん、助手の方に預けがてら、普段うさぎを育てる上での疑問点などをいくつか尋ねました。



まずはおやつのこと。

うさぎ用のクッキーを一日一個と決めてあげているのですが、そのくらいでしたら大丈夫でしょうか?と夫が尋ねると、質問が終わるか終わらないかで、「こういうのね、メーカーに売ってほしくないんですよ!こんなものを教えなければうさぎが自分で覚えることはないんです‼︎」と言われて、突然のお叱りに戸惑いながら、今後は与えるのをやめようと思いました。



そしてぬいぐるみ。

気に入っているいるおもちゃがあればお持ちくださいということだったので、筆頭お気に入りのネコさんを持参したわけです。



夫が、このネコのぬいぐるみがあると安心するみたいです、と言い終わるか終わらないかで先生から「ぬいぐるみはこちらにお任せ頂きます!なにがあるかわからないので、こちらで決めます‼︎」とピシャリと言われて、またもしょんぼりなってしまいました。



一応手続きを終え、無事にみーちゃんを預けてきたので安心なはずなのですが、どうもすっきりしない。



健康診断を受けて問題なしと言っていただいたのに、むしろ全然すっきりしない。



釈然としない気持ちと初めて実家以外のところにみーちゃんをあずけることについての心配が大きく、もやもやした気持ちでいっぱいでした。



このような気持ちになってしまう原因の一つに、獣医さんの傾聴の姿勢のなさがあると思います。



獣医さんが動物のことはきちんと診て、危険のないように気をつけてくらているという姿勢はわかりました。



ただ、犬と違って定期的に予防接種をする義務のないうさぎの飼い主の私たちは獣医さんにも慣れていず、聞けることがあったら質問しよう、とか、まとまった日数初めてのところにみーちゃんを預ける心配な気持ちをもちながら、先生に質問をしました。



が、先生は質問を最後まで聞くことなく、どちらかというと否定的な答えをあまりにも速く即答しました。



言ってみれば、こちらから投げたボールがまだ届きもしないうちに、先生は先生の頭の中にある別のボールを鋭く投げ返してくる、というやり取りだったと思います。



私たちは先生から飛んできたキツい球を戸惑いながらどうにかキャッチ、私たちが先生に投げた素人からの質問のボールは取られることなく通り過ぎて飛んでいってしまったような状態だと思います。



獣医さんがどうあるべきか、ということについて、私には知識がありませんが、ペットという存在には必ず飼い主がいて、ペットの治療やどのように飼うかということは飼い主抜きには語れないはずです。



獣医さんに我々飼い主のことも考えて、とまでは言えないまでも、ペットに関する質問や投げかけに対して、しっかり耳を傾けて、どんな簡単な言葉でもいいので一旦受け止めた上でアドバイスを頂けていたなら、同じアドバイスを頂いても、「ピシャリと言われた」のではなく、「専門家にきいてみてよかった」となり、ちゃんと動物の安全を考えて責任を持って預かって頂けるんだなという安心感を持って動物病院を後にできるのではないかなと思います。



しっかり耳を傾けて相手の意を受け止める=傾聴が本当に大切なことだと実感したやり取りでした。



こんなわけなので、今ひとつすっきりしない気持ちもありますが、一週間みーちゃんが無事に過ごしてくれることを願うばかりです。


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