今日は大寒。
一年で最も寒くなる時期に入り、雨の影響もあって東京もとても寒いです。
1月20日は旧暦の二十日正月でもあり
元日にお迎えした年神様たちがお帰りになる日
お正月の祝い納めとなる節目の日となります。
地域によっていろいろな食べものがあるみたいですが
小正月の行事食として知られている小豆粥を楽しむところもあるようです。
というわけで、本日のお昼ごはんは小豆粥を作りました。
初めて作りましたが
小豆の香りにとっても癒されました♡
小豆粥の歴史はとても深く
平安時代の延喜式や土佐日記、枕草子にも小豆粥の記述があるほど‼
「小豆のように赤い色の食べものは邪気を祓う」と考えられていて
昔から小豆粥を食べることによって1年の無病息災を祈っていたのですね。
以前、冬は寒さから身体を守ることが大原則というお話をさせていただいたのですが、
冬になるとむくみが気になることはありませんか?
漢方(中医学)では
寒さの影響で起きる不調の原因を「寒邪(かんじゃ)」と呼びます。
寒邪の影響を受けるとからだの巡りが悪くなり
血行不良だけでなく、水の流れも悪くなって余分な水が体内にたまり、むくみやすくなってしまうのです。
実は小豆は赤小豆(せきしょうず)という生薬のひとつ。
解毒作用や利尿作用(体内の水を巡らせる効果)があり
二日酔いやむくみ対策に最適な食材です。
実際に赤小豆が配合されている漢方薬もあるのですよ。
小さい頃、お正月になると母がよくおしるこを作っていたのですが
冬になるとおしるこやぜんざいが出てくるのは、ちゃんと意味があるのですね!
何気ない習慣にも漢方が寄り添ってくれているのだと思うと、嬉しくなります♡
冬の寒さでむくみを感じている方は
スープに加えたり、ごはんと一緒に炊いたりして
ぜひ召し上がってみてくださいね✨