薪は付かず離れず | 菊と斧

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筑波山5合目あたりから上には前日の雪がたっぷり残っていた。

 

先週は結局筋肉痛にはならずに済みました。

 

以前薪ストーブ仲間二人との話の中で、部屋が煖かくなったら薪を一本だけ追加することがあると二人とも言っていた。

 

我が家は断熱材の一切入っていない中古民家なので、薪が元気よく燃え続けてくれないとすぐに室温が下がってしまう。

なので薪は必ず同時に2本以上くべる。

 

なぜ薪は1本ではよく燃えないか。

薪が燃えるには発火温度が維持されなければならない。

燠が十分あれば1本でもとりあえずは燃えてくれるが、温度は徐々に下がっていく。

 

薪が2本以上でよく燃えるのは焚き火をしているとよくわかる。

薪と薪が付かず離れず並んでいるとその向かい合った面同士はよく燃える。

間隔が開き過ぎてしまうと場合によっては火が消えてしまうこともある。

適度な間隔が保たれればお互いに熱を与え合いよく燃える。

つまり薪と薪が付かず離れず並んで燃えていれば発火温度を保ち続けることができるのでよく燃える。

 

手前と奥と2本の薪の間から炎が上がっている。