やまと絵展 | 菊と斧

菊と斧

 斧

今朝の最低気温が21.2℃、室温が24℃あまり。

11月で明日は立冬だというのにストーブを焚くことができないなんて。

 

今、上野の国立博物館で「やまと絵展」が開かれている。

源氏物語、伴大納言、信貴山、鳥獣戯画の四大絵巻、頼朝像他の神護寺三像などなど、数十年に一度という充実ぶりが話題になっている。

 

10月中に行きたかったが、妻との日程が合わず11月の下旬に行く予定にしている。

 

今回は特に神護寺三像が楽しみなのは、ちょうど

 

 

山本健吉著『いのちのかたち』を読んで、その冒頭で神護寺三像を詳しく論じていて興味を惹かれたところだった。

 

アンドレ・マルローが平重盛像を激賞したところから話が始まり、肖像画に命を吹き込むまでを歴史的経過を辿りつつ論じている。

これから展覧会に行こうと思っておられる方は、一読してから見ると一味違った見方ができるのではないでしょうか。

 

ちなみに、今は頼朝像は伝頼朝像とされて、描かれた像は頼朝ではないという説が有力だそうだが、山本健吉の本はその説が出される前に書かれているので頼朝として論じている。