光る美人 | 菊と斧

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シャインマスカットをいただいた

 

 

シャインは「光る、輝く」ということだろうか。

 

光源氏の光は本来は光る星とか光る宝石などと同じく光る源氏と読むべきところを今はひとつながりで読んでしまっている。

 

光源氏は言うまでもなく物語の登場人物で実在しない。

物語の中ではほぼ完全無欠な理想的男性として描かれているが、現実に存在したモデルがいたのではないかと言われている。

と言ってもひとりの人物がそんな理想的な存在であることはほぼありえない。

 

で、その容姿に関しては「玉光宮」とよばれた皇子がモデルだと考えられている。

 

玉光宮というのは宇多天皇の第四皇子敦慶親王のことで「好色無双の美人」とも記録されているという。(美人は漢詩においても女性だけでなく男性についても言われていた)

 

古今集歌人の伊勢との間に同じく歌人として有名な中務をもうけたことでも知られている。

 

来年のTVドラマで源氏物語が取り上げられるのかと思って調べたら作者の紫式部が主人公のドラマということだった。古い映画で源氏物語が扱われたことがあったが、光源氏役の俳優はこれが?という印象だった。源氏物語自体は映像化しないのが無難かもしれない。