きれいな炎を見たい | 菊と斧

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寒中の寒さ、大雪にうんざりという方も少なくない中、その寒さを喜んでいるのが薪ストーブ好き。

 

薪ストーブは言うまでもなく煖房器具ですが、設置から維持管理まで手間も時間もお金もかかります。

それでも薪ストーブを焚き続けるのは伊達と粋狂というしかありません。

 

煖房器具として煖かいというだけでなく、炎の揺らめきを見ることも薪ストーブの醍醐味です。

 

 

2枚の写真を見て違いがおわかりでしょうか。

上は朝5時過ぎ、下は夜9時過ぎの様子です。

 

炎自体はその時々で色も姿も変わりますから違って当たり前ですが、見ていただきたいのはガラスです。

夜のガラスは左右の下部、特に左がかなりくもっています。

それに対して朝のガラスはくっきり。

 

朝起きたらまず、水を含ませたティッシュでガラスを拭き、炉内の灰を掬い出し、熾火をかき集めて、そして焚きつけを組みます。

 

以前はストーブのガラスを時々しか拭かず、せっかくの炎がきれいに見られないことがありました。

ガラスは毎日拭いていればくもりは簡単に拭い去ることができるので、何日も拭かずにこびりついたくもりや煤を取るよりも却って手間がかかりません。

 

いつもきれいな炎が見られる、これはささいなことではありますが、ひとつのしあわせです。