春夏秋冬~自然と共に生きる幸せ♪ -23ページ目

春夏秋冬~自然と共に生きる幸せ♪

地球と共にあるすべての人へ無為自然の万物がそっと囁いて来る!
「この星の一部として、互いに~戦いや邪な企てで傷つけず!命を尊重し!永久に美と実りを喜びましょうね」♪
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「涙の宝石箱~2話/5」
yuuyakehakutyou秋の夕暮れ、少女は自分の小さな家へ帰るため急いでいました。
寒いので頭をおおうスカーフが欲しい・・と思いましたが、それさえありませんでした。

そこへ、村一番のわんぱく少年サムが現れ「やーい、ひとりぼっちの孤児、やーい」と、いつも通りに少女をからかいました。
サムは村長さんの孫でした。少女は、知らんふりして通り過ぎましたが・・サム少年は、少女をふりかえって眺め、少女の姿がどこかおかしいと、感じました。
何が変なのかわからず、サムは宝石の恵みで新しくなった自分の家へ戻りながら、考えました。

そして
「そうだ! わかったぞ! 着ている服が、夏のままなんだ~!」
と、ようやく気がつきます。
「あの子はまだ貧乏なんだ。あの子の所には、宝石の恵みが舞い込まなかったんだなあ!」
サム少年は、家の中から集めたパンとミルクを袋一杯にして抱え、少女の家のドアの前にそっと置きました。

その時・・「シクシク、シクシク」
と、静かに少女の泣く声が聞こえました。
サムはそっと小窓の方に廻って中をのぞきましたが、驚きのあまり、口が、ぽかーん!と開きました。
何と、少女の流す涙が次々と「ホロホロ・コロリン!」
と、輝く緑のエメラルドとなって、床の上に落ちていくではありませんか。

サムは口を、「ぽかーん!」と開けたまま、ドアの前に戻り恐る恐るノックしました。
しばらくして、少女が出て来ましたが、その目に、もう涙はありません。
サムは慌てて「ぽかーん!」の口を閉じてから言いました。
「う~ん、僕は見たぞ! 君の秘密を・・うん、見たんだ。けれど・・うん、でもそれはいいんだ。それよりなぜ君が貧乏なんだい?」
少女は、優しく微笑みながら言いました。
「この宝石は、私が使おうとすると涙に戻っちゃうの。だから自分では使えないのよ。でも私には家族はいないから、それでいいの。村の皆が幸せになってくれて平和なら嬉しいわ。神様が村の人々を救うために、わたしの涙をお使いになって奇跡を起こさせたの、多分・・。だから、これでいいの。おいしいもの沢山ありがとう。助かりました。おやすみなさい」
サムがあげた食べ物の袋を抱えて少女はドアを閉じました。

少年は『ん~何かがおかしいなあ?』
と、思いながら帰り始めました。

でも、何がおかしいのか、わかりませんでした。
(二話へ続く)

「いつも、ありがとうございます♪命に感謝して、今日一日を大切に暮らすように努力中です!Anyway smile♪」
(With gratitude from ゆうゆ)

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♪「続・童話の宝石箱 」
♪「自然のささやき 」
♪「童話の宝石箱 」
「涙の宝石箱~1話/5」

ある小さな貧しい村に、たいへん心の優しい一人の少女がいました。
親も兄弟姉妹もなく、一人ぼっちです。
でも、自分の身の上では決して泣きませんでした。
むしろ、いつでも村の人たちに同情しては、哀れに思い苦しんでいる人のために涙を流すのでした。
 
秋のある日、そんな少女に不思議なことが起きました。

隣の一人暮しのおばあちゃんが重い病気になったのです。少女は悲しみで胸が張り裂けそうになり、おばあちゃんのベッドのそばで泣いてしまいました。
あふれる少女の涙が頬をつたい、冷たい床にポトリポトリと落ちました。
すると、どうでしょう!その涙が、床の上で宝石に変わったのです。
「ホロホロ」涙が「コロリン!」と、真珠(しんじゅ)になりました。

少女は、とても驚き何が起きたのか不思議になり、ピタリと涙が止まりました。
真珠を見た少女は、なぜか誰にも知られてはいけないような気がして、急いでそれを拾い集めました。

家へ着くと、古い小さな木箱をさがして、輝く七粒の真珠をしまい込みました。
ところが、なんと!その日から、次々と同じような不思議なことが起き始めたのです。

ある時は、子犬が道端で死んでいるのを見て涙を流すと
「ホロホロ・コロリン!」
と、乳色のオパールになりました。
また、ある時は言い争いをしている村人をながめて、悲しくなり涙を流すと
「ホロホロ・コロリン!」
と、ダイヤモンドに変わりました。

少女はいつもあわてて拾い、いつの間にか宝石箱は、あふれるほどになりました。

一か月ほど過ぎた日、お腹がすいた少女は自分のパンのために真珠を一個だけお金に換えて使おうと考えました。
しかし、そのつもりで指先で持ち上げた途端に真珠は「トロ~リ」と溶けて涙に戻ってしまいました。オパールもダイヤモンドも指にふれると同じように溶けてしまうのでした。

少女は、不思議な宝石は自分のためには、役に立たないことに気が付きました。
でも、それを知った少女は思ったのでした。
『わたしは、これでいいわ。それより皆に幸せになってほしい』と、全部の宝石を貧しい村人に隠れてこっそりとくばり始めました。

ところが、半分の村人の分が足りませんでした。すると次の朝、村中で宝石を取り合うなぐり合いが生じたのです。
それを目にした少女の目から、大粒の涙が次々に
「ホロホロ・コロリン!」と、真っ赤なルビーになりました。
それで少女は、争っている村人の目の前でひろい集めました。
眺めていた村人たちは何が起きているのか分からず、拾っている少女の姿をただ不思議そうな顔で見るだけでした。

少女は、ルビーを残りの村人にこっそりとくばったので争いは起きなくなりました。
やがて、貧しい村人たちは全員で恵まれ、以前より笑顔があふれる村になりました。

でも、少女の貧しさには、だれも気が付かなかったのです。
それでも、少女は宝石箱がいっぱいになると、村人の家に出かけていき、見つからないように注意しながら、こっそりとくばり続けました。
(2話へ続く)


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