春夏秋冬~自然と共に生きる幸せ♪ -20ページ目

春夏秋冬~自然と共に生きる幸せ♪

地球と共にあるすべての人へ無為自然の万物がそっと囁いて来る!
「この星の一部として、互いに~戦いや邪な企てで傷つけず!命を尊重し!永久に美と実りを喜びましょうね」♪
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♪新しい年へ飛翔♪
Flying towards the new year♪
Greetings from the swan♪
挨拶の鳴き声が聞こえますか?













新しい年に向かって~飛翔~♪
What are you aiming for?あなたは?

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~今年もどうぞ~宜しくピョピヨ♪~
「有難うございます♪笑顔で!Anyway smile!♪」(With gratitude from ゆうゆ)
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#能登半島地震により被災された方々へ!
心よりお見舞い申し上げます。
一日も早く復興出来ますよう~お祈りいたします!
(ー人ー)

「雪の中の母さん」第四話・完

ある朝、いつものように母と子は、エサがみつけやすい電線にならんでいました。そして、いつものようにカラスたちは、母と子をやじりながら、街へと元気に飛んでいきました。
やがて日が暮れて、ピカリも母と一緒(いっしょ)に森へ帰りました。でも、今日はどうしたのでしょうか。街へ飛んだカラスたちがもどって来ません。

次の日も、その次の日も、電線の上にいる親子をののしる黒い姿を、見かけませんでした。ピカリが母にたずねます。
「母さん、おじさん達みーんな、街へ飛んだまま、帰って来ないよー?」
「そうだねぇ」
「どうしてなの?」
「どうしたんだろうねぇ?」
「街へ飛んだおじさんたちは、もしかして・・・死んじゃったの?」
「さあねぇ・・・」
「おかしいなぁ!おいしいエサが、いーっぱい!いーっぱいあるんだって、言ってたのになぁ」
「そうだねぇ」
「母さん!エサがいっぱいあっても、僕たちカラスは死んじゃうの?」
「ぼうや!母さんはねぇ。エサがなくて死んだカラスは一羽だって、見たことないんだよ。むしろ、人さまにご迷惑をかけたり、不注意(ふちゅうい)で死んだカラスはたくさん見てきたんだよ。」

すると、ピカリは電線の上で小さな黒い羽をバタバタさせながら、はるか彼方(かなた)の雪山をじっと見つめて言いました。
「僕、わかったよ、母さん!カラスの正しい道をまもれば、エサは必ずみつかるんだって!」
「そうだねぇ」
「僕は正しい道をまもって、死なないようにするね。母さん!」
「そうだねぇ。ぼうや、そうしておくれ。」

今日も白い雪の中、電線の上でお腹をすかした母カラスと子カラスのおやこが仲良く並んでいるのでした。

(第四話・完)




「いつも、ありがとうございます♪命に感謝して、今日一日を大切に暮らすように努力中です!Anyway smile♪」

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「雪の中の母さん」第三話

毎朝、空が白むころ、母と子カラスは冷たい野や畑に出かけます。おとといは、小さな芋を食べたけど、きのうは、エサが何もみつかりませんでした。ピカリは涙をこぼしながら電線の上で言いました。
「今日もエサがないと、僕たち死んじゃうよー」
でも、母は、言います。
「死にはしないんだよ」
「どうしてさ?」
「それはね、ぼうや!カラスの正しいエサさがしの道をまもった母さんの母さんも、そのまた母さんも、エサがないからということで、死んだりはしなかったからだよ」
「ふうん・・・。」
ピカリは何となく納得(なっとく)しますが、小さな黒いお腹はすっかりへこんでいます。

見上げると、同じ山のカラスたちがにぎやかに街へ街へと向かっています。
「エサもな~い!こ~んなところで遊んでちゃ~死んじまうじゃないカァ~!」
「カァ~ハッハッハー!」
ののしり、笑いながら街へ飛んでいきました。ののしったカラスの黒い羽が一枚だけ、ひらひらと真っ白い地面(じめん)に落ちてきました。
こうして、笑われるのは、毎朝、毎晩のことでした。
子カラスのピカリは、身うごきひとつしない母をみつめて、またまた声を出さずに涙(なみだ)をこぼしました。涙は、電線の下の冷たく白い野原に『スゥーッ』と落ち、音もなく吸われて消えていきました。

(第三話に続く)


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