いつもお読みいただき、ありがとうございます!

 

 

 

息子が未就学児だった頃、12月になると毎日読み聞かせをしていた絵本があります。

 

 

 

クリスマス絵本ですクリスマスツリープレゼントサンタトナカイジンジャーブレッドマンクリスマスベル

 

 

 

通っていたプリスクールは洋書絵本が充実していたこともあり息子も園で読んでいたので、家では日本語で書かれた絵本を読み聞かせしていました。

 

 

 

 

息子は今でもこの絵本が大好き飛び出すハート英語版も持っています!!



下矢印

 

 

 

 

【クリスマスのまえのよる】

詩 クレメント・C・ムーア 

絵 ロジャー・デュボアザン 

訳 こみや ゆう 

発行所 株式会社主婦の友社

定価 1,650円(税込)

おとなと読むなら 2才から

ひとりで読むなら 小学生から

 

 

 

 

アメリカの神学者でありコロンビア大学教授でもあった詩人のクレメント・C・ムーアによって、1823年に書かれた有名な詩。スイス生まれのロジャー・デュボアザンによる鮮やかな色彩の挿絵が美しい縦長のこの古典絵本は、アメリカでは1954年に出版されています。日本で最初に出版されたのは2011年。

 

 

※ 児童書の翻訳者であり編集者でもある『こみや ゆう』さんによる日本語訳は、温かみがあり息子も私も大好きです!こみやゆうさんのお祖父様は、トルストイ文学翻訳家・文学研究者の故・北御門 二郎(きたみかど じろう)。




サンタクロースの絵本はたくさんありますが、赤い服を着た真っ赤なお鼻の白いひげのおじいさんや、夜空をかけあがるトナカイのイメージは、この絵本の原作の

【A Visit from St.Nicholas】という詩によりつくりあげられたもの。

 

 

 

クレメント・C・ムーアは、重病を患っていた娘の命を救うのは、

 

 

 

“この子の生きたいとする気持ちだけある“

 

 

と、医師に告げられます。老人が話してくれた聖ニコラウス(サンタクロースのモデルになった聖人)の話を聞いた夜、娘のために美しい詩を書き上げたのです。

 

 

我が子を愛し、生きて欲しいという想いから書き上げたこの詩は、時代や国を超えて愛され続けています。

 

 

 

子どもたちに語りかけるような詩で、読むたびに深い愛を感じる素敵な絵本です。詩なので、律動的に読み聞かせしてあげると息子は喜んでいました!