今朝の東京は凄い雨。身の危険さえ感じる。
 
 
わが社は、スタッフの安全を考え本日は在宅勤務か特別休暇を選択してもらうことに。
 
 
 
 
認可保育園全落ちが発端となり、息子は1歳から英語保育園へ。その後、インター初等部に入学/卒業後、単身海外へ。留学は2年目になり、現在12歳。学習言語は一貫して英語だ。
 
 
 
大学も海外になる可能性が高いが、息子の意思を尊重したいので、そのままずっと海外なのか、どこかのタイミングで日本に戻るのかは、まだわからない。フルボーディングで土日祝も寮で過ごすので、日頃先輩たちから進学に関する話を聞く機会も多く、将来について息子なりに色々考えている様子。
 
 
 
もし、日本の高校や大学を選択するとなれば、学年相応の国語力/語彙力のサポートを強化する必要がある。その言語で深い思考ができなければ、他の教科の学びもそれ相応だからだ。しかも、それまでの留学先での学びも重視されるので、日頃の学習を決して疎かにはできない。
 
 
 
先日、経営者仲間でもある友人と久々に飲んだ。お互い子どもがいるので、プライベートでの会話はもっぱら教育や子育てが中心だ。
 
 
 
そして、衝撃的な話を聞いた。
 
 
 
その経営者仲間の知人のお子さんの話。自らの意思でアメリカに1年間の単身語学留学を開始したらしいのだが、なんと1週間で帰国してしまったそうだ。親が一括で支払った留学費用500万以上がパーになってしまったらしい。なんと、英語ゼロの状態で渡米したという。
 
 
 
今回のケースは語学留学だが、正規留学でもこういった話はよく聞く。漠然と「英語ができるようになりたい」「グローバルな感覚を身に付けて欲しい」「2、3年通って帰国枠受験したい」という理由で留学したはいいが、正規留学は現地の学生と同等の扱いとなり、その時点で英語を学ぶのではなく英語で教科を学ぶ。スタートでつまずき挫折し、留学が失敗に終わるケースは残念ながら珍しいことではないようだ。これは、帰国子女の家庭教師からもよく聞かされていた。
 
 
 
単身留学の場合は、渡航前にできるだけ英語力を高め、なぜ海外に行きたいのかなどを家族でよく話し合い、親も日本からサポートし続ける必要がある。そして、なんといっても親が決めた留学ではなく、子どもが自分の意思で決めた留学というのが重要だと思う。よく考え自分で決断した留学なら、きっと頑張れるからだ。未成年であっても自分の言葉に責任を持つよう、親が励まし続けるのだ。
 
 
ただ、将来の意向/方向性が変わることも当然あるだろう。社会情勢によっては、緊急帰国だってあり得る。もし息子の学ぶ環境が今後変わることがあっても、私はそれを受け入れ、最大限サポートしようと思う。
 
 
 
私は日本で1人の生活をしているが、学校との関わりやその他のサポートは、日本で通っていたインター小時代より多い。定期的にあるオンライン保護者面談は、ハウスペアレンツ以外に、各教科の講師との面談もある。学校からの保護者宛ての一斉連絡への対応。一時帰国時の航空券の手配などもある。日本からEMSで荷物を送ることも。学校行事であっても学校の外に出る時は都度親の同意書が必要だ。
 
 
 
私は基本的に、年に一度は直接学校に足を運び先生方と直接会話をする事にしたが、やはり直接お話をさせていただいたり、顔を覚えていただくのは、息子が安心して長い留学生活を送る上でも必要だと感じている。学力の面でも的確にアドバイスをいただけるので、日本から何をどうサポートしていけばいいのか明確になる。
 
 
そう。
 
 
未成年の単身留学は留学したら親の役目が終わるのではなく、むしろやることが増えるのだ。
 
 
いっそのこと、それさえも楽しんでしまおう。