■転職は決断 | シンディの働く若者指南!至難?!

シンディの働く若者指南!至難?!

日系、外資など企業で20ウン年間奮闘し、本人、知人の経験から学んだ指南を紹介していきます。実生活では不屈の妖怪課長ですが、ブログではやさしいキャリアコンサルタントとして、シンディが送るメッセージで少しでも悩める若者が元気になってくれるとうれしいです。

ひとつの会社に勤め続けられないなんて我慢が足りない。

日本の社会では、昔からよくこのような言葉が聞かれてきました。

本当に転職は悪いことなのでしょうか?

最初に勤めた企業が、しっかりとした経営状態で、自分のやりたい仕事をやり続けることができる。更に、自分の成長に合わせて、お大きな仕事が任される。評価も、給与も納得できる。こんな環境なら、敢えて転職する必要がないかもしれませんね。

しかし現実は、なかなか思うような仕事ができなかったり、将来性に不安を感じたり、待遇面で納得がいかなかったりと、希望通りに行かないものです。

また、視野を広くして経験を積みたい場合、ひとつの企業で望みを叶えるのは難しいでしょう。

こういうケースでは、転職もステップアップのチャンスになります。

自分の現在いる環境と自分自身の能力と目標を、客観的に判断できて、なお、転職したほうが良いと判断できれば、決断すべきではないでしょうか。

一番気をつけなくてはならないのは、これら全てを客観的に判断できない場合です。現状からただ逃げたいだけだったり、目標をがあいまいで、なんとなく夢みがちだったり。

逃げではないのか、と何度も自問自答してみましょう。自分でとことん考えても分からなければ、家族でも、親友でも、自分のことをよくわかってくれている人に相談しましょう。

転職は、あなたの今までの経験と知識は持って行けますが、社内で作り上げた信頼関係や人脈は持って行けません。全て捨てることです。新しい環境では、ゼロからまた作り上げなくてはなりません。

次に働く企業では、あなたはよそ者で、同期もいなければ、信頼できる協力者もいないのです。

当然、知らない世界に行くのですから、誤算もリスクもあります。それでも変化や、成長を望むなら、決断が必要です。

決断がなければ、チャンスも得られません。今の環境は、自分が良く知っているのですから、不満がありながらも安心です。

知らない世界は不安がありますが、リスクゼロで望むものを手に入れることはできません。

よくよく考えて、挑戦したい気持が残っていたら、最後は、勇気を持って一歩踏み出しましょう。

それだけの決意を持って挑めば、きっとうまくいくでしょう。