■働く女性の悪いクセ2 | シンディの働く若者指南!至難?!

シンディの働く若者指南!至難?!

日系、外資など企業で20ウン年間奮闘し、本人、知人の経験から学んだ指南を紹介していきます。実生活では不屈の妖怪課長ですが、ブログではやさしいキャリアコンサルタントとして、シンディが送るメッセージで少しでも悩める若者が元気になってくれるとうれしいです。

あなたは、“今すぐ!”女性ですか?

不思議なことに、一生懸命働く優秀な若い女性に限って、同じクセがでるのです。

一生懸命働く女性は、幅広い意味で、とてもまじめな方が多く見られます。そして、私利私欲ではなく、業務のあるべき姿を描き、自分の役割に責任感と使命感をもって、一生懸命達成しよう、最前を尽くして働きます。熱意があって、社員の鏡のような人たちです。

しかし、あまりにまじめ過ぎて責任感が高いばかりに、そこに意識が集中し、周りのペースに気を配ったり、寛容な気持ちを忘れてしまいやすいのです。

例えば、社内、取引先など誰かにものを頼む時の納期です。自分が思い立ったら、“今日明日中に!”と余裕なくお願いしてしまうことが多いのです。この点は、男性の場合、よほどの緊急時でなければ、比較的余裕をもった納期を設定してくれます。おそらく、まじめな女性は、“こうした方がいい。”と自分で思い立つと、すぐに取り組まないと気が済まないのでしょう。そうなると、固執してしまい、社内外構わず、“すぐお願い!”と言ってしまうのです。

お願いされる側は、もっと重要であり、緊急であるたくさんの仕事をもっているわけですから、たいしたことはない案件をすぐに対応してほしいと言われても、自分勝手だ、周りへの配慮がない、といった印象を持つでしょう。

私もこれまでに、多くの“今すぐ!”女性を見て来ました。職場でも、顧客でも、実にまじめな人たちに見られる共通のクセでした。逆に、あまり熱心に働いていない人には、見られないクセです。おそらく、自分の仕事のペースも、のんびりしたものなのでしょう。

だれかにお願いする用件がでてきたら、それは、何が目的で、いつまでに何をする必要があるのか、客観的に良く考えてみましょう。

そしてそれから逆算して、どんなに遅くともこの日までには必要だ、という日を確認して、それから数日余裕を見た日を納期にしましょう。

私も度々目のあたりにする“今すぐ!”女性を見て、自分自身も気をつけるようになりました。何かをお願いする際には、なるべく一週間程度の納期を設定します。納期から数日遅れてもまだ間に合う予定を組んでいますから、催促が必要になった場合でも、それとなくソフトにお願いできます。

一つ一つの気配りが、周囲とのコミュニケーションをスムーズにし、信頼関係につながっていくのです。このような配慮の必要性は、日本人相手だけではなく、どんな国籍の人が相手でも同様です。

これは、周りの方々のためであり、あなたのためでもあるのです。