“うわー。これが本物のモーターショーなんだ”
30歳くらいで初めてフランクフルトモーターショーに行ったとき、会場で思わず声にだしてしまった。
フランクフルトは、会場、規模、展示、展示車両、見せ方、全てが東京のそれとは違っていた。伝統、重厚、本物、主張、そんなキーワードが満ち満ちている展示会だ。派手な衣装のコンパニオンもほとんどいない、それにむらがるカメラもいない。東京モーターショーは全く別のものであり、とてもチープに感じた。日本の自動車は性能と販売台数は誇れても、デザインやスピリットは完全に負けているんだと実感した。
そのモーターショーでレッドのゴルフカブリオレのミニモデルを購入した。レッドのゴルフは海を越えて、ドイツからはるばる東京のワンルームマンションにやって来て、それから私と苦楽をともにした。
30代最後の年、私が初めて自分で買った車は、レッドのプジョー307CCだった。1996年のメルセデスSLKの登場から、徐々にバリオルーフがメジャーになり普及していった。強度や便利さなど機能的なため、メタルトップが欲しくて、レッドの307CCにしたのだ。
本場フランクフルトで購入したレッドのミニゴルフを眺めては、いつか自分で買えるようになるんだと心に誓っていた。メーカーこそ違うが、欧州車のカブリオレは、私の夢の一つが実現したことを意味する。
こうして私の自動車ライフが始まった。自動車は生活を豊かにするものだと信じているが、逆に、人生を台無しにしてしまう危険もある。それを守ってくれるのが、自動車保険だ。
慎重派の私が自動車保険を選ぶ要素は2つ。事故の補償の範囲と、大小さまざまなトラブルや事故のスピーディーなサポートと幅広い対応だ。自分にも事故時の対人にも手厚い補償をもっとも重視したい。やはり人間にやさしくなくては意味がない。
事故にあった時は自分も不安なはずだ。そんなときに幅広いサポートをしてくれるサービスはありがたい。事故の対処はもちろん、宿泊の手配など、安心して頼れるサービスを受けたいものだ。
費用の優先順位は上の2つの項目ほど高くはないが、顧客のライフスタイルにあわせて細かく設定できるシステムはうれしいものだ。車の使用頻度、通勤使用の有無など、顧客の細かい自動車ライフに合わせて設定してもらえるカスタマイズ方式はありがたい。必要なところを手厚く、必要ないところを削減する合理的な対応はとても共感できる。
自動車は道具でもあるが、物理的にも精神的にも、生活の質の向上に役立つモノだ。より安心して高い質の生活が送れるように自分を守ってくれるものが自動車保険ではないだろうか。
自動車保険
チューリッヒ