それに店内に流れる、この空気感。
上質だけどなんだか温かくて人なつっこい匂い。
心地よく騒がしく。みなさん、たっぷり笑顔だ。
思い思いのお酒・食事を、思い思いに楽しんでいる。
お電話したところテーブル席をご用意いただきました。
少しの緊張をともないながら、さぁ始めましょう。
明らかに一見さんのボクらにも
わけ隔てなくフレンドリーに話かけてくださいます。
こちらは鳥なんば油づけ。
えっ!?これってお通し!?
めちゃめちゃ、うまいじゃないですか!
これはステキ。
ボクは例によってラフロイグを水割りで。
2軒目にうかがったボクたちの目的は、
そう、カツサンド(笑) いやもとい、バー飯。
「すごく美味しいお店で京都でも有名なお店だそうです」
と連れてきてもらった、タバーンシンプソンさん。
京都では有名な老舗のバー?ダイニングバー?パブ?
それこそ「タバーン」ですね。
こちらは「鴨のローストづけ」!
これ、ビックリするくらいに甘い味付けです。
そして鴨のうまみがジンワリと・・・
いやぁ、これは飲める、いいですね~
続いてこちらが「蛸のアラビアータ」!
おっとこんなのまであるんですね。
実はその蛸、こんなに大きいんですよ!
これは食べでがあります。
結構、辛いですね、アラビアータ。
これくらいが飲めていいんですけどね。
ご一緒したみなさんも感動されて撮影会。
いやぁ、バーだとばかり思っていましたので
これだけのフードメニューの充実にビックリです。
それにしてもすごい賑わいのお店ですね。
カウンターに並んだ常連さんとおぼしき殿方たち。
背中がカッコいいんですよね。
長年京都の街で遊んで(飲んで)きて、
最終的にこのお店に落ち着いた、そんな感じのみなさん。
すんごくうまい店も知ってるし、楽しい店も知ってる、
でもやっぱここに来るんだよな、というような。
そういう夜の街を知っている人だけがもつ笑顔、
そして、間合いというかしぐさというか、身のこなし。
あぁ、ボクはまだまだ子供だなぁ、の瞬間です。
そしてお目当てのカツサンドがやってきました!
わーっ!!すごいボリュームじゃない!
カツサンド、しかもバーだから当然なんですが、
目の玉飛び出そうなお値段のお店もあります。
でもこちらのタバーンシンプソンさんは、
全体的にすごく良心的なお値段。
このカツサンドもこんなにあって
このクオリティで、このお値段でいいんですか!?
一同の目がギラギラと輝いています。
これまで、老舗のお店ならでは空気感に
酔いながら自分たちも紳士を気取ってたのに。
こんなカツサンドを目にしちゃうと、
そこはただの男の子。おなかが減った中学生(笑)
それにしても、このカツサンド。
ジューシーでやわらかくて、超うまい!
今まで他のお店ですんごい高いお金払ってたのが
悔やまれるくらいに素晴らしいコスパ。
なんという充実感でしょう!
全員の顔が幸せになっていきます。
それはもちろん、カツサンドだけのせいではなく、
この老舗のお店の空気感がそうさせるのでしょう。
いやぁ、素晴らしい。
美味しくてホスピタリティーがあって。
それでもなんだかボクにはまだ
本当の良さを掴みきれていない気がします。
それにはボクの人生経験がまだ足りない。
いつか、イッパシの酒飲みオヤジになれたとき
自分がカウンターに馴染んでいる日を夢見て。
場所はポキートさんのそばなんですね。
1階のノルマンディーレストランもすごく興味ありますが、
その2階の「ブラック&ホワイト」の看板が目印。
いやぁ、ごちそうさまでした。
お酒の道にまたひとつ目標ができた日です。
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タバーン シンプソン
京都市中京区河原町通御池下ル1筋目西入ル 2F
075-221-2760
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26000174/