青森・樽 | 酒リーマンのフードライフat京都

酒リーマンのフードライフat京都

京都のお酒&おつまみが大好き!お酒を愛する酒リーマン。青年よ、大酒をいただけ!

今年は青森にはもう3回も行っていますね。

いや、2~3月の全国行脚でも行ったから4回だ。


人からは「いいなぁ」と言われますが、

その度に土日がつぶれてるわけですから。。


最近、土日の仕事も増えて、平日にも立て込むと

ホント休みがなくて身体がおかしくなります。


おっとそんな話は放っておいてこの夏2回目の青森。

夜は青森のサラリーマンが通う居酒屋に行ってきました。



酒リーマンのフードライフat京都-お膳


「すし居酒屋」という肩書きの「樽」さん。


入るなり、こじんまりとしながらも活気ある店内に好感。

雑然とした雰囲気がいかにも酒場感あっていい感じです。

そうそう、こういう酒場が好きなんですよ、ボク。


酒リーマンのフードライフat京都-塩水うに


お店の雰囲気はいわゆる大衆酒場的ですが、

出てくるものが違います。


のっけからボクをノックダウンしたのがこちら!

そうです、塩水うに様です!!


うにというヤツはその形を維持するために

ミョウバンに浸されて、本来の味わいを失ってしまう。


まるで全国流通と引き換えに本当にうまさを失ってしまった

日本酒のようで、心が痛みます。



酒リーマンのフードライフat京都-塩水うに


でも青森のうには違う!

ミョウバンなんて以ての外、穫れたてのうにをいただけるのです。


こちらは海水に浸した海そのままのうにですから、

もうまさにそのままの味わいで大変。


海水の塩分がちょうどよい具合にうにの甘みをひきたて、

濃厚なクリーム感が舌と歯茎と内頬をすりぬけるのです。


あぁ、なんという官能でしょうか。

旬のうにというのはここまでにすごい・・。



酒リーマンのフードライフat京都-もずく


一品一品に詳しく説明をくださる女将さん。

こちらは青森のもずくですって。


これまたうまい!シャキシャキの歯ごたえ。

沖縄とはまた違ったもずくの魅力発見です。



酒リーマンのフードライフat京都-イカ


お通しの3つめはイカ。

八戸のいかは漁獲量日本一です。



酒リーマンのフードライフat京都-しいたけ


テーブル席からカウンターの向こうの大将と

お話をしていると、大将の前にあったしいたけに注目。


Uさんによる「焼きで」の3文字でオーダー入りました(笑)



酒リーマンのフードライフat京都-しいたけ


これがまたいいシイタケなんです!


焼き立てを手でちぎってむしり喰い。

うーん、香ばしい。日本酒に合いそうだなぁ。




酒リーマンのフードライフat京都-ふじつぼ


そして青森篇ではもう珍しくなくなってしまいましたが、

フジツボさんがまたしても登場です。


青森県外かのお客ということで

お任せで出していただきました。



酒リーマンのフードライフat京都-ふじつぼ


やっぱりコヤツはオモシロイ。


こんな大きなフジツボなんてー!

と言ってると女将さんはこれでも小さい方よ、とのこと。


ジャンルとしては甲殻類になるので、

味わいとしてもどちらかというとカニやエビに近いですね。


昔から精力剤として珍重されたとか。



酒リーマンのフードライフat京都-貝焼きみそ


やっぱり青森の名物を、ということできました!

そうそう、これぞ「貝焼き味噌」!


大きなホタテ貝の上で焼かれる味噌ベースの具。

それを玉子でとじてはいできあがり!


酒リーマンのフードライフat京都-貝焼きみそ


青森の家庭の味として有名な貝焼き味噌。

普段はこんな豪華な具は入っていないそうです。


うれしくなっちゃう程のゴロゴロの具材たち。


マイルドで甘めの味付けで、
見た目程B級感はなく上品な味わい。


それもお店で出されるから!?



酒リーマンのフードライフat京都-いわし

続いては焼き魚ゾーンに突入です。

どどーんとでてきた巨大なこちらはなんとイワシ!


でかいっすねぇ、イワシ!

これだけ大きいともうこれだけで大満足な御馳走です。


ボクはイワシも好きですが、サバ派なもので。

これにはイワシ大好きなSさんが大喜びして完食。



酒リーマンのフードライフat京都-なんだっけ

そしてこちらはうーんと・・・なんだったっけ!?

しまったー!!失念~っ!!

前後のインパクトが強すぎて大失敗です。


酒リーマンのフードライフat京都-さけ


そしてサケ!いやんっもうデカすぎ!

こんなのいただいちゃ、もう日本酒しかないっしょ!



酒リーマンのフードライフat京都-田酒原酒


ってなわけで、お店の秘蔵っ子を出してもらいました。

なんと田酒特別純米の原酒!

こちらはこれまで180mlのものしかなかったそうで。

それが飲食店さんだけに720mlもできたそうです。


力強い東北の酒が好きで、しかも純米派のボクは

もう小躍りするかの喜びです!


うーん、キクね~っ!!


ヘタに原酒だと強すぎちゃって料理と合わなかったりしますが、

こちらはやっぱりさすがは田酒。


力強さの中にも懐の深い包容力を感じます。



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


そして待ってましたーのお刺身盛り合わせ!



酒リーマンのフードライフat京都-お刺身


もうツヤツヤのホッキ貝がたまらない美しさ!

こちらも苫小牧には敵いませんが青森の名産。


秋の風物詩さんまの顔も見えていますね。



酒リーマンのフードライフat京都-わさび巻き


最後にみなさんがニヤニヤしながら出てきたのが

こちらのお寿司です。


そういえばこちらの「樽」さんは「すし居酒屋」でした。


なんだろうなぁ、といただくと、鼻にツーンと(涙)

なんと!こちらわさびさけの巻きずしなんです!


でもこれ、最後にシメ的にはちょこっとだけで

さっぱりするし非常によいアイデアですね。


わさびにやられた時の呼吸法は、

鼻で吸って口で吐く。これは重要なポイントです。



酒リーマンのフードライフat京都-お味噌汁


最後は巨大なお味噌汁が登場~っ!!

わーい、こういう家庭的なお味噌汁、大好きなんです!



酒リーマンのフードライフat京都-お味噌汁


関西にいるとどうしても赤だしが多いのですが、

ボクはこんなお味噌汁が好き。


あらもたっぷり入ってバツグンのお出汁です。

個人的にはもっとネギ多めでいいかな。


ハフハフいいながら飲みほすと、

なんともいえない満足感とほっこり感が漂います。



酒リーマンのフードライフat京都-樽


いやぁ、素晴らしいお店です、樽さん。


地元のうまいものを食べ慣れた方が通うだけあって、

どれもこれもうまい上に、親近感があっていいなぁ。


敷居の高さを感じさせない居酒屋風な雰囲気。

それでいて、いくらでも出てくる青森の幸たち。


いいよなぁ、青森の居酒屋さんって。

青森で働くサラリーマンって。


そんなわけでごちそうさまでしたー!


P.S.大将はなぜか阪神ファン。

関西からうかがう方は阪神グッズをプレゼントすると

喜んでいただけると思いますよ。



**************************************************

すし居酒屋 樽
青森県青森市古川1-20-11
017-773-9955

http://r.tabelog.com/aomori/A0201/A020101/2000133/