ある京都の飲み屋の情報スジによれば、
なんでも素晴らしく美味しくてリーズナブルな馬肉店があるとか。
グルメなYさんは当時週に2~3度は訪れたという。
相変わらず一度気に入ると執拗に通い続けるクセ。
だがそれほどまでのお店となれば、ぜひ行ってみなければ。
「えっ!?酒リーマン、まだ行ってないの?」うぅぅ。。
チャンスがなかなかなくてー
でも今回やっとうかがうことができました!
御池中学校の脇の「ひごつ堂」さん!
ステキな外観の町家風の建物ですね。
階段から上がるお二階はご自宅でしょうか?
夕方ちょこっとつかまっちゃってで遅れましたが、
ビールのうちに合流できていざカンパイ!
「男前」とかかれた強烈なジョッキがいいじゃない。
大ジョッキよりも大きな1Lのジョッキですって!
そしていよいよスタートの馬肉三昧!
とおもいきや、お通しは馬肉以外も少しアリ。
これから始まる馬肉ナイトのプレリュードなわけ。
店内は居酒屋というよりはレストランといった雰囲気。
テーブルに椅子だけど気取らない感じがいいな。
「飲みに来た」ボクたちも決して浮いてしまうことなく。
そこはまぁ、紳士淑女ですから~(笑)
こういう雰囲気って下長者のアラシャラモンさん みたい。
落ち着いていただけていいですね。
さっそく看板のお刺身盛り合わせがきました!
豪華でしょう~!
これがまたビックリする程安いんです。
そこはお店にいってお確かめください。
赤い上赤身に、真っ白なのはいわゆるタテガミだけど、
その下の部分だというコーネ。
そして脂もしっかりしたフエタゴ。バラ肉ですって。
別枠で鎮座ましまするはレバー。
これはどうやら「入荷次第」ってことで必ずあるのじゃないみたい。
それはラッキー♪♪
さぁ、そして、これら珠玉の馬刺したちを
九州の(熊本か?)甘いお醤油につけてパクッ。
えっ!すごっ!!う、うぉぉぉおおお!!うまいっ!
馬肉ってこんなにおいしいの!?
いい。いいよ、このお肉たち。
舌に歯に口内にシャキっとした鮮度を感じさせます。
レバーいいね~っ!
そしてその鮮度もさることながら、このお醤油がポイント!
これはお刺身をいただくのにピッタリの味わい。
これはうまい!パクパクといけてしまう。
やばい、とまらない~!あ~!
4人で3人前は少し多いかなと思ってましたが、
なんなくペロッと完食。
お酒の方はすぐさまチェンジして焼酎炭酸割り。
お酒もけっこう充実していますね。
こちらの「ひごつ堂 」さんというのは
熊本の肥後馬を扱う馬肉卸さんだそうです。
どうりでこれだけの新鮮な馬肉が手に入るのですね。
仕入れ先も明確で安心できますよね。
続いて燻製ゾーンに突入~!
まずは馬タンの燻製。
これがまたまたたまらんのです!
この桜チップのフレイバーが脳天を直撃!
一斉の飲め飲め攻撃が開始されました!
もうやめて~!飲むから許して~!でも食べちゃう。。
初戦のこのあたりで、もう完全にボクはやられてます。。
馬肉以外にもいただきましょってことでこちら。
メニュー名は忘れてちゃったけど、アボカドと梅肉ソース。
これがまた意外にソソられて病みつきに。
これいいじゃない、いいじゃないこれ。
燻製ゾーンと思いきやここですじ肉ゾーンに!
やってきました!こちらがすじ炒め!
甘辛く味付けされたすじ肉は牛のそれとは違って、
食感も小気味よく独特の風味がまたいい塩梅。
ラム肉の専門店「カオロウ館」さんの「ラム玉 」を
思い出させますね。
これはその馬肉バージョンという感じ。
玉ねぎとお肉の食感の妙がいい。
そしてすじ煮!今回ボクが一番気にいったのがコレ!
あ、ヤバイ・・・。これ、ヤバイわ・・。
ちょっと格段にうますぎるわ・・・。
身に染みてうまい時、人はだまってしまうようで。
いつものような雄たけびにはなりません。
もう筆舌に尽くしがたい、経験も想像も超越した世界。
口の中に広がる無間の官能。
これはすごい。
煮込みもすじも好きな自分だからこそ、
この圧倒的なうまさにノックダウンされてしまう。
お代わりしちゃう?ご飯頼んじゃう?
いや、日本酒かな、これ。純米で。
レディもいらしたのでここらで野菜野菜。
こちらもメニュー名は失念ですみませぬ。。
馬肉と聞いて思い出すのが「サイボシ」なんです。
一時期ホルモンにはまって勉強しだした頃に知った馬肉の燻製。
アルバイトの女の子に聞きました「サイボシってありますか?」
「サイボシですか・・・ちょっと聞いてみますね。」
「はい、あります、できるみたいです!」
おぉぉー、言ってみるもんですね~!
それででてきたのがこの豪快な1皿!
これがまた、うまいのなんのって!!
馬肉の風味ってもともと燻製に合うのかな。
怖いくらいの魔術的芳香が鼻腔を襲います。
先ほどの馬タン以上の飲め飲め攻撃。
あぁ、飲めちゃう、飲んじゃうよ。
これは樽香のある赤ワインとか合うだろうな。
スペインのリオハとかと合わせてみたい。
最後の最後は待ちに待ったドライカレー!
連れてきてもらったFや前出のYさんもイチオシの一品。
なぜに馬肉屋さんでドライカレー!?
なんですが、これだけいうからには食べてみないと。
ここまで細かくなると馬肉の味わいは和らぎますが、
卵を潰してまぜまぜするとマイルドに。
おおーーっ!!これはいいっ!!
このカレーな感じがシメにはもってこい。
それこそカオロウ館のラムカレー を思い起こしますが、
こちらのドライカレーはもっと軽いんです。
そう、つまりこれって飲めるんです!
このドライカレーはおつまみになるんですよ。
だろだろ?と知ったかぶりのFによれば
最初っからこれ頼んで最後にまたこれで締めるのもいいとか。
確かにこれはどんどん食べられちゃうのでね。
結局おわかりしちゃったボクたちです。。
そんなわけで、
予想をはるかに上回って大感動のひごつ堂さん。
これだけ高いレベルなのいすごくリーズナブル。
お酒たくさん飲むボクらですが、かなり安く仕上がりました。
コースメニューが看板のようで、
しっかりとレストランなのが王道でしょうが、
こうした居酒屋さん使いもできていいですね。
これはまたリピートしなきゃいけないお店です。
ごちそうさまでしたー!!
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ダイニン喰ぅ ひごつ堂
京都市中京区富小路通御池上ル守山町165-2
075-251-0163
http://r.tabelog.com/kyoto/A2602/A260202/26015643/