久々のへんこつさんです。
一時はあれ程通ったものですのにホントしばらくぶり。
この日は「久々にへんこつ行かねぇ?」というHさんのお誘いに
「いいですね~!暑くなる前に行っときたいですね~」ってことで2次会で訪問。
ビール党なHさんもいたのでビンビールを注文。
こうして注いで注がれるグラスが絵になりますね、このお店は。
1次会の盛り上がりを引きずりつつも、ボクらが2人で飲むと相変わらず仕事の話。
青臭いながらも超アツアツの情熱トークはお酒の力のなせるワザ。
実はボクはもう最初っからこちらがお目当てだったのです!はい、熱燗!
へんこつさんでは熱したチロリからグラスに注がれて提供されます。
というわけで、みなさん、お待たせしました!
京都B級グルメの最高峰。いや、B級と言ったら失礼にあたりますね。
これが京都の玄関口・京都駅前の名店、へんこつさんの「おでん」です!
じゃーーーーーんっ!!!ご存知の方はもう今さらでしょうが、これがへんこつさん!
今回も定番の「底豆腐」をいただきました!
カウンターのど真ん中に鎮座まします寸胴に長時間煮込まれた牛肉たち。
もとは普通のおでんのお店だったそうですが、
いつからか八丁味噌を使用するようになって現在のスタイルに。
その寸胴の下の方から長時間煮込まれたさまざまな牛の部位を
お玉ですくい上げてくるのが「サルベージ」と言われるメニュー。
これが通称「底」。これにお豆腐だから「底豆腐」。「底芋」なんてのもあります。
しかし、久しぶりとはいえ、相変わらずズバ抜けてうまい!
この味わいは唯一無二ですね。他にはない絶妙な味わい!
ご覧の通り、お味噌感はたっぷりですが、
これが確かに濃厚さを支えるのですが、これが決して塩辛い方向ではないのです。
むしろ全体に甘みを感じるくらいのマイルドなコク。
だからここにネギと一味(七味だっけ?)が良く似合う。赤と緑のコントラストもいいですね。
そしてボクがへんこつさんに病みつきなのは、この「へんこつおでん」が
怖いくらいに熱燗に合うのです。
お味噌という発酵系だから日本酒に合うのは当然としても、
ここまで熱燗と複雑に絡み合って、お互いを高めあうのは素晴らしスギる!
だからボク、へんこつさんにうかがうのはだいたい寒い季節が多いんです。
このへんこつおでんと熱燗は絶対マストな組み合わせです~!
あぁ、なんて素晴らしきお店なことでしょう。
「日本酒には魚介類」だなんて言ってるだけだともったいない、というのが本音。
日本酒はすなわち白ご飯。おかずには合うんですよ、何にでも。
世界的な日本酒ブームはすごいですよね~。
でもきっとそんな素晴らしい日本酒も日本で飲むのが一番おいしいはず。
だって、日本酒にとって本当の一番の敵は「遠くに輸送すること」なんですから。
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へんこつ
京都市下京区木津屋橋通烏丸西入ル東塩小路町579 あすなろビル 1F
075-343-5257
http://r.tabelog.com/kyoto/A2601/A260101/26000797/