八坂・ガーデンオリエンタル | 酒リーマンのフードライフat京都

酒リーマンのフードライフat京都

京都のお酒&おつまみが大好き!お酒を愛する酒リーマン。青年よ、大酒をいただけ!


いよいよ今年も大詰め。みなさんはもう休まれている方も多いでしょう。
酒リーマンは先週のクリスマスナイトのトラブルにより業務がすべて後ろに倒れ・・・

なんとか明日29日に終わればいいものの、どうやら30日にまでずれ込みそうです。
というわけでまだまだお仕事モードな酒リーマン、記事の方も通常通りアップです!!



先日、京都のサイトの方のイベントに行ってきました!
日本酒にイタリアンを合わせるという面白い企画。

場所もステキで京都では結婚式場としても有名なガーデンオリエンタルさん。

ボクは初めてうかがいましたが、まずその庭園が素晴らしい。


酒リーマンのフードライフat京都-ガーデンオリエンタル


こちらは日本画の巨匠の方の私邸だったそうで、1300坪もあるのですって。


八坂の塔や高台寺を臨むお屋敷は1929年に建てられた「東山艸堂(ひがしやまそうどう)」。

京都の方はこちらの方が有名で「SODOH」と呼ばれる方も多いですね。



酒リーマンのフードライフat京都-園内


お昼間にうかがったことがないので、全貌がわかりませんが、

こうしてライトアップされた夜の雰囲気だけでもかなりステキです。



酒リーマンのフードライフat京都-園内


パーティー会場の他にレストランやカフェバーもあるそうです。

ひんやりとした静かな空間の中を歴史の重みを感じながら歩いていく。
その一歩ごとに異空間に迷い込んでいくような感覚です。


酒リーマンのフードライフat京都-園内


どうやら目的のレストランについたようですね。

遠くから見つけた灯りがだんだんと近づいていくというのはいいものです。



酒リーマンのフードライフat京都-テーブル


おごそかな空気に包まれた会場はまるで結婚式の披露宴。


この深いグリーンと小豆色と白で統一された世界には、パーティーイベントとはいえ、

ちょっと背筋を正したくなるような、そんな穏やかな緊張感があります。



酒リーマンのフードライフat京都-キャンドル


テーブルのキャンドルは複雑なガラス細工。

屈折した炎が乱反射しています。「ガラスのピアスに弾けて滲ん」だりはしないかな(笑)

よくみたらキャンドルじゃないし(苦笑)


酒リーマンのフードライフat京都-純米酒


さぁ、始まりました!乾杯~!!
ワイングラスでいただく純米酒。なんだかいつもと違う雰囲気ですね。


酒リーマンのフードライフat京都-アペタイザー

最初のオードブルからしてビックリさせられました。
先程のまでのうす暗くモノトーン気味の世界に飛び込んできた極彩色の宝石たちです。

酒リーマンのフードライフat京都-サーモン

「サーモンのカルパッチョ いちじくとスプマンテのヴィネグレット」


サーモンのカルパッチョはわかるのですが、

いちじくを使って、さらにヴィネグレットをスプマンテでやるなんて。


ボクにはスプマンテの炭酸感は感じられませんでしたが、

サーモンのなめらかな舌触りをソースが軽く引き締めていて良いバランス。


ヴィネグレットだというのに日本酒ともマッチしてしまう。


酒リーマンのフードライフat京都-茄子のパルミジャーナ


そして感動的だったのはこちら!「ナスのパルミジャーナ」

京都の小ナスに南イタリアのスカモルツァチーズを使いパジルソースをかけたもの。


やっぱりチーズはいい。これはうまい!

どこかで食べたことあるのでしょうが、スカモルツァというのを初めて意識していただきました。


個人的にトマトソースのパスタが好きで、ナスとの相性はとくに絶品だと思っていますが、

そこにチーズがやってくると、もうその3つのハーモニーったらないですね。



先日、20代の営業の方が「ボク、最近日本酒にハマっているんです」というかとおもったら

「ピザに合うんですよね、日本酒!!」とのたまいました!!


おー青年!!それは素晴らしい、発見だ!!

日本酒大好きなボクとしては思わず抱きしめそうになってしまいました。


チーズと日本酒は合うんです。同じ発酵系だから当然ともいえますがね。

だからおそらくイタリアンはほとんどが日本酒でいけるような気がします。



酒リーマンのフードライフat京都-生ハムと柿


そして、前菜の3品目が「パルマ産生ハムと柿」
えっ!?柿!?

生ハムといったら、メロンかパイナップルか、といったところですが、
そこへ柿をもってきたあたりが、こちらの面白いところ。


酒リーマンのフードライフat京都-トマトソースパスタ

続いてパスタがきました!!イタリアンではパスタは前菜なんですよね。

でもこのタイミングだからうれしい。「京野菜のトマトソースパスタ」



酒リーマンのフードライフat京都-トマトソースパスタ


トマトソースのパスタでも、ナスやたけのこ、水菜を使っているあたりが京都らしい。

日本酒を意識した和テイストという文脈かもしれません。


これで飲んでいるのはワインじゃなくて日本酒なんですよ?不思議~


酒リーマンのフードライフat京都-タイのソテー


さぁお魚系の出番です。「鯛のソテー」

先日、お刺身の鯛をお塩でいただきましたが、今回はソテーの鯛をお塩で。


こちらは「クリスタルソルト」というお塩だそうです。


酒リーマンのフードライフat京都-タイのソテー


濃厚なソースにしてしまわずにあえてレモンとお塩にして

日本酒とのマッチングをはかっているのですね。


鯛でしたら塩焼きでも充分ですが、そこはやっぱりイタリアンテイスト。

ソテーのバター感がもう一回りコクを与えています。



酒リーマンのフードライフat京都-豚肉グリル


そしてメインです!!「京都産もち豚のグリル粒マスタード添え」!

来ましたね~!!ここはやっぱり豚肉なんですね~!



酒リーマンのフードライフat京都-豚肉グリル


お肉の場合、自分があたった部位にもよりますので、同行者のもパチリ。

こちらも脂身があって美味しそう~!



酒リーマンのフードライフat京都-豚肉グリル


ボクが横浜生まれで横浜出身ということもあるのでしょうけど、
母親のつくる料理の影響の方が大きいですが、基本的に鶏肉・豚肉派なんです、ボク。


あ、その前に父親の影響で大きく分けるとお肉より魚派ですけどね。

(ついでにその両親の影響でお酒好きになるわけですが・・・)


いや長いな、前置き(笑)

関西に来てこんなに牛肉を食べる習慣があることを知ったくらいで、

実はボクには豚肉ってごちそうなんです!!



酒リーマンのフードライフat京都-豚肉グリル


この「もち豚」っていう響きだけでニンマリしちゃいそう~!

実際にナイフを入れると適度に押し返してくる弾力感がいいですね~!



酒リーマンのフードライフat京都-豚肉グリル


脂身もさっぱりとしていてイヤミがない。

それでいて一噛みごとにあふれでる肉汁~!


やっぱりいいですね~豚肉は!



酒リーマンのフードライフat京都-ババオランジュ


最後はデザート。「ババ オランジュ」というのだそうです。

スポンジケーキなのですが、日本酒をたっぷりと吸い込ませてある逸品。


酒リーマンのフードライフat京都-ババオランジュ


微妙な苦味をともなったオレンジの酸味が効いていて
全体に甘すぎずにさっぱりといただけました。


日本酒をきかせている点が個性的ですね。

洋菓子のブランデーのような役割なのでしょうか。



酒リーマンのフードライフat京都-八坂の塔


いやぁ、美味しかったです。


日本酒とイタリアンという滅多にない組み合わせでしたけど、

不自然な強引感もなく、自然とマッチングいていたのに驚き。


改めまして日本酒の底力を思い知らされました。


八坂の塔を拝みながら余韻に浸るひととき。いやぁ、ステキなパーティーでした。

ごちそうさまです。

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THE GARDEN ORIENTAL KYOTO

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