相変わらず記事の更新が遅い酒リーマンです。
いつも文句も言わずご覧いただき、ありがとうございます。
今日の記事も怒らないでね(笑)
9月の終わりの頃のことで、なんとまだ鴨川に川床(ゆか)で出ていた頃です。
アホかー、酒リーマン、いま何月だと思ってるんだー!
もう寒くて外でなんて飲めないぞ~!!というみなさんの声が聞こえます。。。
ごめんなさい、だってせっかくの美味しいお店でしたから、
しかもボクの大好きな鶏の水たき!!これは一緒に楽しまない手はないでしょ?
さぁ、いただきましょう!!!木屋町御池を上がったところの「新三浦」さんです!
前から一度来てみたかったんですよね~!!
入口は奥に続く細い路地。左右には「鴨川納涼床」の提灯があります。
9月も終わりの頃になるとすっかり秋めいて、夜風がここちよい季節です。
奥に再び看板発見。
そういえば、「川床(ゆか)」っておわかりにならない方もいらっしゃいますね。
本来なら京都の奥座敷、貴船(きぶね)が有名ですが、
京都の夏の暑さを少しでもやわらげて涼やかにお食事を楽しもうとしたのでしょう。
小川のすぐ上に木組みの床をつくってそこにお座敷を設けたなんとも風流な世界。
冷たい小川のひんやりしたマイナスイオンを浴びてお食事が楽しめるのです。
たとえばこちら→クリック★★★
そんな川床を鴨川でもやろうってことで始まったのが鴨川の川床。
鴨川は大きく堤防も巨大ですから、さすがに川のすぐ上とはいきません。
それでも先斗町のお店をはじめ、川沿いのお店が、川辺に木のやぐらを組んで、
見晴らしのよい床を作ったのです。
おぉぉぉおお、ここが「新三浦」さんかぁ。
実はこの日まだ知らされていなかったんですよ、川床だってこと。
普通に入っていったら、どんどん奥まで通されて
あれよあれよと外に出てしまったのに一度ビックリ。そしてその光景にまたビックリ!!
わーぉ~っ!!!なんという開放感!!
鴨川が一望できます!!奥に見えるのは三条大橋ですね。
これにはもう大感動です!!!
ちょうど季節もよかったので鴨川をわたる風も心地いい。
お酒を飲む前だったいうのにものすごく感動してしまいました。
振り返れば、ライトアップも美しい、見事な母屋が見えます。
ボクたちがいただくのはこの広々したお座敷です。
まずはビールから。
いやぁ、やっぱり外で飲むお酒というのは格別ですね~!!
だからやめられない。
特にこの季節の風はなんだかお酒を美味しくさせる成分でも入っているんじゃないかって程!
今回はこうして川床で外、ということもあって全体に暗い写真なこと
おゆるしください。
お通しには当然、鶏が入ってマス。
はーい!!!お鍋登場です~~っ!!!
やったーー!!!鶏肉好きとしてはこの待っている瞬間がソワソワして大変。
基本的に仲居さんが各テーブルをまわって作ってくださったり、
よそってくださったりしていただけます。
だから、テーブルから離れて置かれていた具材の方を近づいてパシャリ。
お麩におもちにお野菜に、これはマロニーではなく白滝ですね。
そうこうするうちにビールは終了。
この日は芋焼酎をいただきました!
はい、お鍋の第1陣が完成しましたよ~!!!!
鍋越しに見える鴨川向こう岸のネオン。いいでしょう!!
まず最初におダシだけをいただくのです。
先にお塩をいれた器にスープをよそってまぜまぜまぜ・・・・。はい、どうぞ。
きた!!!これだ!!!この濃厚なスープ!!!
これぞ、京都の水たきです!!!うまいーーーーーーーーーーっ!!!
残念ながら、写真は真っ黒でごめんなさい。
本来なら魅惑の白濁したトロみのついた乳白色~肌色のスープがここに!!!
では鶏もいただきましょう!!!
これ、もうものすっげぇー美味しいんです!!でも写真では伝わらない!
お店特製のさっぱりしたタレにつけていただくのですが、
濃厚なスープに使った鶏肉たちは歯ごたえもよく、絶妙な香ばしさで攻め立てます。
やっぱり鶏自体が美味しのもあるでしょうね。
骨付きの鶏肉はもうそれだけで美しい自然の産物。
これをあの魅惑のスープに入れて煮込むとそりゃぁもう悶絶の美味しさ!
やっぱり鶏肉はいい!うまい!
ひとしきり鶏肉をいただいた後は別の具材が投入されました!!
お麩にお野菜におもちにつくね。
このつくね君がまたスープにいっそうのうまみを出してくれるんですねぇ。
川太郎
さんとかだと、まず最初にこのつくねでおダシとりますもんね。
いやぁ、ホント、美味しそう~!!!
これが暑くも寒くもない涼しげな風の吹く鴨川の河原だなんて想像できますか~!
実際の最盛期である7月や8月はかなり暑いですからね。
この時期の川床は逆に正解です。
ほらほら、お鍋のすぐ向こうは本当に鴨川なんですよぉ~!!
いやぁ、これは本当に最高です。珍しくボクもテンション高めで酔っ払いましたから。
あんまり美味しかったのでみんなで鶏肉を追加してハグハグハグ。
このさっぱりしたタレがまたソソるんですよ。
最後はあの濃厚なスープでお雑炊です~!!!キャーーーッ!!
これがおいしくないはずがない!!
いや、その今、美味しそうとお思いの美味しさを、さらに超えた美味しさですから!!
たまりません~~!
なんとか必死に明るく映るところを探してシャッターを押す酒リーマン。
とろとろのスープをさらに玉子で占めるとさらにトロントロンに!!
もう舌が溶けてしまうのではないかという程の贅沢でした。
ボクたちが終わる頃はもうお客さんもみなさん帰ってしまわれていました。
広々としたお座敷はこれまた開放的です。
なんだか、このまま寝そべって寝てしまいたいですね。
いやぁ、満喫しました、新三浦さん。
美味しい水炊きもさることながら、この風光明媚なシチュエーションに酔いました。
次回はまた冬の季節に店内で温かくほっこりといただくのもいいですね。
ボクのカメラの腕(大したことないですが)も、その方が冴えるかもです。
さてさて一行はひょんなことからそのまま石塀小路のお店へ。
石塀小路なんて、ホント久し振りです~。以前「豆ちゃ」というお店にうかがった時以来。
こんな夜の石塀小路はホントロマンティック。
オジサンが連なって歩くのが忍ばれるくらいです(笑)
ボク程度サラリーマンの活動エリアではいつも祇園を奥座敷と呼んでいますが、
その、さらに「祇園の奥座敷」と呼ばれるエリアがこの石塀小路です。
ご存じない方のためにリンクを貼っておきましょう。
この入口の通路がもうそれだけで、異空間へと誘う秘密の通路みたいでしょ。
これは奥から入口の方を写したもの。神秘的です。
チラっと写っていますが、こういう石の塀が此処彼処に連なっています。
電灯は控え目ですから、お店の前の光は夜道をはいっそう幻想的に照らし出して。
このしっとりとした歴史の重みを感じる空気に、酔いは自然と消えていくのでした。
いやぁ、今日の記事は京都感たっぷりだなぁ。。。
ごちそうさまでした、お店さんに。そして、京都に。
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水だき鳥料理 新三浦
京都市中京区木屋通御池上ル上樵木町497
075-231-1297、075-231-1299
075-231-1297、075-231-1299