- むかしの味 (新潮文庫)/池波 正太郎
- ¥420
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とりあえず最初に読んだのがこちらの「むかしの味」
いやぁ、楽しかったですね~、読んでいて。
京都のお店も何軒か登場するのですが、いかんせん時代が違うので、
もうやめられたお店も何軒かありますね。
そんな中で今も京都の老舗喫茶店の雄として君臨されている「イノダ」さん。
池波さんを訊ねるという程ではないですが、一端の紳士気取りでいってきました。
いただいたのはもちろん、本にも登場する「サンドイッチ」・・・のはずが、ハヤシライス。
どうもテーブルにおかれたメニューの魅力にやられてしまいました。
セットで1280円(だったかな?)のお値段も魅力で。。
>イノダのサンドイッチは、近ごろ流行の、まるで飯事(ままごと)あそびのサンドイッチではない。
>むかしのままの、「男が食べるサンドイッチ」なのだ。
ね?こんな風にいわれたら男たるもの絶対サンドイッチが食べたくなるでしょう?
それでも魅力だったのは、今回のハヤシライス。
最近のボクをとらえてやまない「洋食屋」という、「レストラン」とも違うなんともいえない響きが
特にこのハヤシライスにはよく似合う気がしてまして。
老舗で洋食をいただくなら、そりゃぁハヤシライスだろう
と勝手にロジックがつながったのでした。
いやぁ、でもさすがはイノダさんのハヤシライス。
素晴らしく上品に仕上げられています。
そして「スーツでイノダで食事をしている」という、その感覚がボクを酔わせます。
隣では京都の旦那衆が美味しそうにコーヒーを飲みながら談義されていて。
奥には老婦人が、孫であろうワンピースを来た女の子を連れてメニューを見ている。
そしてこちらが京都の伝説でもある、イノダさんのコーヒー。
京都旅行にこられる方がわざわざこれを飲むために足をのばすという一杯。
いつもブラックしか飲まないボクですが、あえてこの日はお任せのまま
砂糖とミルクを入れていただきました。うーん、いい香り。
ダメですね。
食後に仕事を持ち込んでいたのですが、
とてもそんな気にはなれませんでした。
本来なら三条の本店を訪れたいところですが、短いランチタイムにそうもいかず。
この日は大丸のそばの四条支店にうかがいました。
よーし、今度こそ!!次回こそ、サンドイッチを食べるぞ~!!!
でもしがないサラリーマンにはお値段が厳しいのよね~(泣)
ごちそうさまでしたー!!
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イノダコーヒー四条支店
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