グランヴィア京都の15F「サザンコート」さんでゆったりとバータイム。
紳士淑女のささめきあう声とピアノ演奏をBGMに贅沢な時間が流れます。
御供はバーボンのソーダ割り。穏やかな灯りはロウソクだったかな。。
甘いものは苦手と言い続けてきた酒リーマンですが、
最近はコーヒーとウィスキーの時だけ甘いものがほしくなります。
成長したのか、味覚が変わったのか、いままでが無理していたのか。。
ソーダ割りというのは改めて不思議な飲み物ですね。
もともとのお酒の性格をちょっとだけ引き出して、ちょっとだけ変えてしまう。
立ちのぼる泡が弾け、そのお酒のもつ香りはより鼻に届きやすくなります。
一方でソーダのもつ爽快感と酸味がお酒に加わり、お酒はまた別の顔を見せるのです。
バカ笑いのトークでもなく、かといってしんみりとした空気でもない。
そんなニュートラルで少し襟を正したようなアタモスフィア。バーの空間らしいですね。
ソーダ割りが好まれるのは日本人の国民性によるところもあるのかもしれません。
諸行無常。もののあわれ。
昔から花や自然を愛する心をもつ日本人はとりわけ桜が好きですね。
それもぱっと咲く勢いよりも、むしろその散り際というか、さっと散っていくところを愛でている。
立ちのぼっては消えていくソーダ割りの泡一つ一つにも同じものを感じるのかもしれません。
だれですか?バブル経済も一緒だ、なんていう人は。。
ホテルの15Fからの夜景は壮大です。
低く抑えられた建物によって遠くまでみわたせる京都の街。
こういうの見ちゃうと相変わらず自分の小ささを身に染みてしまいますね。
勝ち負けじゃないんだけど、負けないぜってね。何に対して?
というわけで、珍しいホテルバートークでした。
ごちそうさま。
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スカイラウンジ サザンコート
ホテルグランヴィア京都 15F
075-342-5523
http://www.granvia-kyoto.co.jp/rest/south.html