神楽:「いい加減にするアル
銀ちゃんもバーさんも間違ってるアル
一人で何もかも勝手に背負い込んで
勝手にいっちゃって
…それで救われたって
私達何にも嬉しくないネ
バーさんがいなくなったら
助かったって
何にも嬉しくないアル
銀ちゃんがいなくなったら
生きてたって
何にも
楽しくなんかないアル!!」
銀時:「……
楽しくなんか
なくったっていいだろ
てめーらに生きててほしいんだよ
もうごめんなんだよ
あんな思いすんのは
もう誰一人
死なせたくねーんだよ」
ドカァァ!!
(新八は銀時の顔を拳で殴って)
ガラガシャァァァ!!
(銀時は机などを巻き込んで吹っ飛ぶ)
新八:「アンタ
それでも坂田銀時かよ
何度大切なものを 取り零そうと
何度護るものを 失おうと
もう二度と何かを
背負い込むことから逃げない!!
そう旦那さんに
誓ったんじゃないのかよ!!
一旦護ると
決めたものは
絶対護り通す
それが
坂田銀時じゃないのかよ!!
ちょっと位
お登勢さんが
危ない目にあった位で
なんだってんだよ!!
お登勢さんはあれ位じゃ
死なない!!
僕らは死なない!!
アンタは死なない!!
何故ならアンタが
僕達を護ってくれるから!!
何故なら 僕らが絶対
アンタを護るからだ!!
それが万事屋じゃないんですか
そうやって 僕ら三人…
今迄…色んなもの
護ってきたんじゃないですか」
たま:『銀時さま…
私達はまだ
何も失ってなんて いません
だから …その魂[こころ]まで
失くしてしまわないで ください』
新八:「キャサリンさん …たまさん」
たま:『銀時様
アナタはこれまで
私達を幾度も 護ってくれました
私達は アナタを信じています』
キャサリン:「ダカラ今度は
私達ヲ信ジナサイヨ」
たま:『一緒に護りましょう』
キャサリン:「オ登勢サンノ…
私達ノ居場所ヲ」
たま:『私達を
引き合わせてくれた この街を』
(銀時は黙ってお登勢の旦那の祭壇に
まんじゅうをお供えする)
銀時:「…ワリーな 旦那
アンタのために買ってきたんだが
また一個も 残りそうにねーや
その代わり もう一度約束するよ」
(5個あるまんじゅうを
新八、たま、キャサリン、神楽がひとつずつ持って)
銀時:「アンタの大切なモンは
俺達が 必ず護る」
銀時:「ありがとうよ 旦那
こんなくそったれどもと
会わせてくれて」