無所属且つベーシストが不在の状態で始まった2014年。
大事な人が多くて大阪ではちゃんとホームと呼べるような居場所のライヴハウスを今まで作れずにやってきてしまっていた中で、2月に親身になって手を差し伸べてくれた神戸の太陽と虎のコンピレーションアルバムに「OVER」という楽曲で参加させてもらいました。
ずっとメンバー間が上手くいかずに、何の為に音楽をやっているのかすら分からなくなってしまい、それでも活動を止めずにステージに上がり続けたものの、全く曲が書けなくなってどん底だった2013年のスランプ状態から抜け出すきっかけになった自分たちにとっても大切な1曲です。
この「OVER」をステージで演奏する度に未だに、不思議なもので曲にエネルギーをもらいます。
それでも当時、まだ自発的な活動に消極的になっていた自分たちに、昔からお世話になっているZeelaのK兄が焚き付けてくれてmy-Butterflyの結成日である4/30に自主イベント「BUTTERFLY EFFECT 11」を開催出来ました。そのタイミングで今年の頭からサポートメンバーとして一緒にステージを支えてくれたベースのToshihiroが正式に加入し、結果自分たちのスイッチを改めて押し直すきっかけになりました。
今まで本気で本音でぶつかり合う事のなかったメンバー間にも熱が灯り、ようやく現メンバーになって喧嘩をして仲直り出来る仲になりました。
5月に身を削る覚悟で自主制作の元、初めてのCDとなるミニアルバム「TAPIRUS_E.P.」の制作に取り掛かり始めました。
新しい試みに挑戦して自分たちなりに手応えを感じながらやれた反面、実力不足で形にしきれず収録できなかった楽曲もあったりと、振り返れば反省点はもちろんありますが、エンジニアさんたちの尽力もあり手応えを感じられる作品に仕上がりました。
またこの「TAPIRUS_E.P.」をリリースするにあたり多くの人が協力してくれた結果、JMSさんから全国流通というこれ以上ない嬉しい形で9/3に発売することができ、発売早々に在庫がなくなり、追加生産することにもなり、大変ありがたく思っています。
また初めてCDをリリースしたということもあり全国ツアーにも初めて回ることが出来て、計28ヶ所でこの作品を披露させてもらう事が出来ました。
何よりライヴ会場で自分たちのステージを見た直後にその場でCDを買い求めてくれた人が予想以上に多くて、正当に評価されていると感じれたことが逆に励みになりました。
ツアー中の11/13の仙台公演の本番の1曲目で右足土踏まずの靭帯を伸ばした上に甲と足首にひびまで入れてしまう怪我をしてしまい、今年1年風邪などで体調を大きく崩すことがなかっただけに残念ではありますが、翌日11/14の水戸公演でのJAWEYE、1000say、SURVIVE SAID THE PROPHETの気持ちの込もったステージとそれに応えようとした自分のあの時の言葉に出来ない1日は、もしかしたら怪我をしていなかったら経験出来なかった1日だったかも知れないと思うと、良し悪しは別として個人的にはこの1年で最も記憶に残っている1日です。
12/29、今年のライヴ納めとなった渋谷のステージ。
内々ではあーすれば良かった、ここはこーだったとか反省点はありましたが、僕ら演者にしか見れない景色、フロアに居てくれたお客さんたちのあの良い表情を見れた、というよりはあの表情を引き出すパフォーマンスが出来たんだなと、産まれて初めてステージに上がって良かったという感覚で終えれました。
やっと、
やっと、
ライヴバンド1年生を始めれた気がします。
今年は産まれて初めて
「良い1年やったなぁ」
と言える大晦日を迎えられてます。
本当に関わって頂いた皆さんありがとうございました。
あと30分ほどで新しい1年が始まりますが、2015年もヨロシクお願いします。