ノートを書くようになって8年が経つ。
ノートを書く、という本ってたくさんあって、
わたしもたくさん読んだり書いてきた。
メモ、モーニングページ、マイノート、
バレットジャーナル、やりたいことリスト、
ライフログ、コーピングリスト…


人生が変わるとか、
書くことで自分を知れるとか、
魔法のようなことが書いてあるのもあった。


でも、たくさん書いても何も変わらなくて。
自分の事も分からないまま。


確かにすっきりするし、
何がどう嫌だったかとかはわかるんだけど

いつも同じこと書いてるし、
書いてみても、読み込んでみても、で?
ってなる。


いいこと探しもたくさんして、
確かに恵まれてるって
思うところもあったんだけど…



でもずっと苦しい。なんだか悲しいショボーン
今が幸せなんて思えないよ。


そんなふうに思いながら、
悲しい事を感じるたび
電車に揺られ、泣きながら
その当時の苦しい気持ちを書き綴っていた。

※当時は、通勤方面が、
めっちゃすいてて座れる方面だったので
朝電車の中でノート書いてた



本当に状況が動き始めたのは
ここ2年くらいと思う。


その一つの出来事は、転職活動。

転職活動と言葉に表すと
まあよくあるよねと思うかもしれないけど、
実際は、仕事のあとで職務経歴書書くの
本当にしんどかった😭

とにかく眠いし、
仕事も家事もねかしつけもしたあとだから
ヘトヘト。

(体力がなく、売り込みみたいな文章書くのも
自分にとってはほんと難しかった)



でも当時の職場は色々合わなくて、
奮闘もしていたけど事態は変わらなくて、
もうこれだけやったんだから心底無理だわ!
ここにいたら自分がかわいそうだ!と
思うに至っていました物申す
 

(ノートには当時思いを色々書いていて、
読み返すと、とてつもなく頑張ってたのが
すごい伝わってきて泣ける😭)



そして、転職にあたり、
こういう条件のところには行かない
と自分でラインを決めた。

不安要素はたくさんあった。
すでに40代になってたし、
希望する職種は、
私の長い社会人生の中でも経験が浅いもの。


一方で希望条件は上げ、狭めているから、
私がこれらの会社を受けるなんて、
恥ずかしい事だよね、と
エージェントさんにさえ
伝えるのも恥ずかしく、
自信のなさに飲み込まれることもあった。


でもね、
自分が望んでいることを叶えるために、
不安やプライドに負けないで、
自分のためにやり尽くそうと思ったの。




ノートには、私の軌跡が残っていた。
書き綴ってきたノートを読み返すと、
これまで大変なことも多かったけど、
この時もあの時も充実していたなと
思わせてくれた。

そして、
これだけやってきた、考えてきたんだよ、
なめんなよ?という気持ちが湧き上がり、
応援をしてくれて、奮起させてくれた。



なんとか書類を書いて、
いいと思う会社だけを受けていって、
転職は案外あっさりできた。


今はホワイト環境で働けていて、
心も過去1で平穏。商品も仲間も好き。
(環境、まじで大事)

やりたいことをやれる、
心の余裕も持てるようになった。

タイ親子留学にも行けたよ!




何より、
私にとって1番良かったのは
これから人生を歩んでいく子供たちに対し、

「大丈夫、
何も選んでもどこに向かっても、
なんとでもできるよ」

って言えるようになったのが、
本当に大きな収穫にっこり



ノートを書いたら
魔法のように答えが出てくるわけじゃない。

結局は自分。
自分が実際に何をするのか?
自分がやってきたことに、
どれだけ誇りを持てるか。
なんだと思う。


だけどね、
いい事とか、できた!という事はもちろん、
悲しい事も嫌な事も含めて
今の気持ちを素直に書いて、
心を緩める。
その瞬間は、ただ書き殴っているだけだけど、
その時の気持ちも残せることができる。

自分が望むものを手に入れるために、
自分が動こうとした時に、
ノートは不安を受け止めてくれて。
残したそれらのノートが
応援してくれたり、
誇りを思い出させてくれるよ。


8年前のノートを読んで
自分に呼びかけたいこと。

大丈夫だよ、
これからもっと柔らかい生き方になって、
環境も穏やかになって、
好きなものを楽しめるからね。
そしてそんな自分を
ちょっと好きになっているからね🤭

そんなふうに振り返られるようになって、
なんだか嬉しく思っている。


私にとってノートは、
これまでの歩みを振り返られる、
大事な存在であり、宝箱なのだと思う。