ぼくらの七日間戦争 (角川文庫)/宗田 理
¥580
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お勧め度:★★★★★★



<<あらすじ>>

明日から夏休みという暑い日のこと―東京下町にある中学校の1年2組の男子生徒全員が姿を消した。事故?集団誘拐?じつは彼らは河川敷にある工場跡に立てこもり、ここを解放区として、大人たちへの“叛乱”を起こしたのだった。女子生徒たちとの連携による奇想天外な大作戦に、本物の誘拐事件や市長選挙汚職がからまり、はては解放放送とバリケードに感激する全共闘世代の親やテレビ・レポーターも出始めて、大人たちは大混乱…鮮やかな終幕まで、息もつがせぬ軽快なテンポで展開される、諷刺いっぱいの大傑作コミック・ミステリー。



<<基本データ>>

題名は?……………ぼくらの七日間戦争

作者は?……………宗田理

出版社は?…………角川社とポプラ社

シリーズ?…………ぼくらシリーズの記念すべき1冊目。ぼくらシリーズは20冊以上ある。

絵本?文庫?ハード?……角川は文庫、ポプラは単行本。

対象年齢……………小学生高学年~ でも中高時代に読みたいなこれは。

ジャンルは?………ばりばり青春物語。

長さは?……………ちょっと長め。

何分で読める?……3時間くらい。

文体は?……………ひねりがなく、会話が多いので読みやすい。

どんな本?…………どっか――んっていう本!



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………小4~5にかけて

どこで知った?………姉ちゃんから借りた。

何回読んだ?…………もう10回以上は読んだ。

読み終わってすぐの感想は?……こんなことってホントにあり?

総合的な感想は?………こんな青春もありだけど、、すごいな。。これ。

また読みたい?…………最近の作品読みたい。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………爽快感、疾走感、笑える



<<ぐだぐだ>>

そう、この本ですよ、50冊目。

まあ有名だから知ってる人も多いんじゃないんでしょうか。

姉が貸してくれた本ですが………ハマりましたね、ぼくらシリーズ。


ぼくらシリーズだけでもう20冊以上出てますよね。

秘島探検隊とか校長送りとかミステリー列車とか好きだったな……また紹介する。


ぶっちぎった青春小説ですね、これ。

中1ですよね?中1ですか?なんか……………こんな中1っているのか?

大体のあらすじは、

とある東京都内で中1の男子と女子が仲間になって、解放区に立てこもり

大人相手に戦うって感じです。


大人相手にここまで啖呵きっていいのだろうか?っていうあれはありますが、

とりあえずこれはなんというか……なんか仲間っていいなって思う。

登場人物多いですが、すぐ覚えます。


とりあえず規模が大きい!ラジオ使って自分たちの放送流したり、

テレビ使ったり、迷路使って悪い校長やっつけたり………とにかくたっくさん。

いいよねー


でもまあ今はここまで熱くなれる子供は減った、確かに。

それはかなり悲しいな、、やっぱ。こういうこともやっぱ経験しときたい。

こんなことやったら一生の思い出になるんだろうな………。


あ、ちなみにこの話は会話が多くかなり軽いです。

伊坂さんみたいな文学性はあんまりないんですが、でもそれだから結構ハマります。

この本は中高生は読んでおきたいですね。

ホームレス中学生/麒麟・田村裕
¥1,365
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お勧め度:★★★☆☆



<<あらすじ>>

麒麟・田村のせつな面白い貧乏生活がついに小説に!
中学生時代の田村少年が、ある日突然住む家を無くし、近所の公園に一人住むようになる超リアルストーリー。
ダンボールで飢えを凌ぎ、ハトのエサであるパンくずを拾い集めた幼き日々から、いつも遠くで見守ってくれていた母へ想いが詰まった、笑えて泣ける貧乏自叙伝。



<<基本データ>>

題名は?……………ホームレス中学生

作者は?……………田村裕

出版社は?…………ワニブックス

シリーズ?…………1冊です。あ、でもホームレス大学生ってのがあるらしい。

絵本?文庫?ハード?……単行本がなんかいろいろ出てる。

対象年齢……………小学生~

ジャンルは?………うん、これは青春っしょ!つらいけど。

長さは?……………短い。かなり

何分で読める?……1時間半~2時間ってとこかな。

文体は?……………文字が大きくて読みやすかった。ってか大きすぎた。

どんな本?…………楽しいようで、、つらい本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………半年ほど前。

どこで知った?………いや、、知らない方がおかしいっしょ。

何回読んだ?…………1回

読み終わってすぐの感想は?……よく頑張った!

総合的な感想は?………何で公園にいる時大人に引っ張って行かれなかったのだろう?

また読みたい?…………ホームレス大学生のほうを読んでみたい。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………切ない、笑える、リアル



<<ぐだぐだ>>

映画化もドラマ化もされて一世を風靡したこの作品。

図書館で予約入れたんですけど、一向に来る気配はないし、なんか長さもそんなんではなかったので、

本屋で立ち読みしちゃいました。


これ実話なんですよね。

なんでも今お笑いで活躍してる人の少年時代とか。

まあ俺はテレビは全く見ないから良く分かりませんけど。

とりあえず俺はそういうこと気にせずに一人の少年の青春物語として読みました。


とにかく………

「解散!!」はないよ。考えられないよ。

って突っ込んじゃいけないですよね。そういう事情があったんだから。

なんか……無事に生活が安泰した今から振り返るとどうなんだろう。

やっぱいい思い出というようになるのかな、こういうのって。

なんかやっぱこういうことをほとんど経験しないっていうのもなんか

人生過ごしててスリルがないなって思うのは俺だけか?

いや、そんな世間は甘くないか。

なんかあれだね、1週間後に迎えに来るってわかってて無人島で過ごすのならいいけど、

いつ船が通りかかるか分からないっていう無人島で過ごすのは嫌だ、ってやつだよね。


あらすじは……あまりに有名だからいいよね。

ってかあんまりあらすじは語るとこないし、この本。


ただ、俺はこの本は成長物語よりも青春物語として読むべきだと思う。

だって、筆者にとってこれが青春の一部となったんだから、さ。


次はついに50冊目ですね。

手札を一枚切りますか。

モダンタイムス (Morning NOVELS)/伊坂 幸太郎
¥1,785
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お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

渡辺拓海は、多忙を極めるシステムエンジニア。ある日、課長から失踪した社員にかわってプロジェクトを継続実行するよう命じられる。その日から彼の周りで奇妙な事件が続く。先輩社員の失踪にはじまって、同僚の誤認逮捕、上司の自殺、不倫相手の失踪、妻に不倫調査を雇われた男の家の火事など、不穏な出来事のオンパレードだ。しかも、それらは、パソコンである言葉を検索した者に降りかかるようなのだ。
この謎を解くべく、渡辺、同僚そして彼の妻や、失踪していた先輩社員も加わって、一大冒険活劇が繰り広げられる。



<<基本データ>>

題名は?……………モダンタイムス

作者は?……………伊坂幸太郎

出版社は?…………講談社

シリーズ?…………「魔王」の続編だけど、独立してる。

絵本?文庫?ハード?……まだ単行本しか出てない。

対象年齢……………中学生後半~だな、これは。

ジャンルは?………ミステリーとか犯罪とかそこら辺。

長さは?……………長い、俺はなかなか読み終わらなかった。

何分で読める?……3時間半~4時間はかかった。

文体は?……………うーん、、文体はフツーかな。読みにくくもなく読みやすくもなく。

どんな本?…………なかなか現実味あふれた怖い本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………1週間ほど前に。

どこで知った?………友達に借りた。いつもいつもありがとね。

何回読んだ?…………1回

読み終わってすぐの感想は?……ふう。最後は明るくハッピーエンドでよかったよ。

総合的な感想は?………よく考えると、、グロいなこれ。空想の世界だったらいいけど、現実っぽいし。

また読みたい?…………チャンスがあれば。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………シリアス、ゾ――、リアル



<<ぐだぐだ>>

伊坂ワールドですね、これも。

ただいつもと違ったのは、長い話が短い56話にわかれて成り立っていたことでしょうか。

なんかいかにも連載っぽくて話はブチブチ切れるし

その点は好きじゃなかったな。


この本は「魔王」の50年後の設定。

はじめは何の関連もなくてホントかな………って思ってたけど、

ちゃーんと「犬養」さんも「安藤」さんもでてきましたよ。


あらすじは……今回の<<あらすじ>>通りなので省きます。

文字通り、「検索から監視が始まる」!!

その通りです。なかなかおっそろしい話です。


あらすじ省いた代わりにちょっとなんか伊坂幸太郎さんっぽいな、と感じたところ。

まず、登場人物に「井坂好太郎」なる人物が出てきます。

キャラ自体はは微妙だけど、物語のカギを握ります。

あとこの話は現代から50年後の話です。だから読んでる時に何度かハイテクなものが出てきましたが、

まあ今から50年後だもんね。それくらいあるよね。

って思ったらなんかあんまり現代と変わんないものとかもあって、、

不思議な感じですね……

あと徴兵制があるんですよ、この日本に。

まあ魔王を読んだ人はわかるとおもいますが。いろいろ犬養がんばったんですよね。


あ、あとこの本伊坂さん最長作品らしいですね。

長いです。かなり。

でもまあまったり感はないっていうか、まったりする暇はないのでいいですが。


最後に一言。

これは好みが分かれると思います。伊坂ファンでもファンじゃなくても。

あ、でもファンじゃない人はやめた方がいいかも。それにグロいしね、ちょっと。

となり町戦争 (集英社文庫)/三崎 亜記
¥500
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お勧め度:★★★☆☆



<<あらすじ>>

ある日、突然にとなり町との戦争がはじまった。だが、銃声も聞こえず、目に見える流血もなく、人々は平穏な日常を送っていた。それでも、町の広報紙に発表される戦死者数は静かに増え続ける。そんな戦争に現実感を抱けずにいた「僕」に、町役場から一通の任命書が届いた…。見えない戦争を描き、第17回小説すばる新人賞を受賞した傑作。文庫版だけの特別書き下ろしサイドストーリーを収録。


<<基本データ>>

題名は?……………となり町戦争

作者は?……………三崎亜記

出版社は?…………集英社

シリーズ?…………1冊です。

絵本?文庫?ハード?……文庫とハードかな。

対象年齢……………中学生~大人まで

ジャンルは?………、、、なんだ?これ。

長さは?……………適度な長さ

何分で読める?……2時間半はかかると思う。

文体は?……………まあまあ、、読みやすい。

どんな本?…………ホントに現実感がないようで、意外とある本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………去年の夏に。

どこで知った?………夏フェアで知った。

何回読んだ?…………1回。

読み終わってすぐの感想は?……あれ?案外あっさり終わっちゃったな。

総合的な感想は?………うーん、、もうちょっと発展してほしかったが、、まあこれもありかな。

また読みたい?…………これはいいや。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………シリアス、ふーん、ハラハラ



<<ぐだぐだ>>

インフルエンザから大分回復しました。

でもまだだるい………。


本の裏に書いてある説明文に以上に惹かれた。

この本ね……はじめ読む前は相当期待してたんだけどね……

読み始めた時も「お、この本きた!」って思ったんだけどね…

まあ。でもそれなりには面白かったよ、きっと。

一応話題作だしね。


「見えない戦争」と「現代の戦争」を身近なところから描いたこの作品。


あらすじは、

となり町と戦争を開始しますという広報から始まった。

だけど……「僕」はびくびくしながら会社に通うが、

何も変わらない町並み。


なんだ……と拍子ぬけるものの後方には戦争の犠牲者として死んだ人の名前が載っている。

どういうことだ?どこで死んでいるんだ、この人たちは?


そんな中町から一枚の手紙が届いた。

となり町にスパイとして行って来い、と。

「僕」は半信半疑のまま戦時中のいつもと変わらぬ街を抜けてとなり町へと突入するのだが――。


あ――、すっごくこの本面白そうだわ、上の文章から想像すると。

でも……なんというかまとまりがなかった。

一応見せ場とかもあっていろいろ活躍するんだけど、

でもなんかそれであっさり終戦しちゃって、死んだ人は何だったのよ?っていう疑問が残った。


まあ、でも一応後半は展開も早くて、すぐラストまで行き着いたし、

なかなか斬新なあらすじだったから楽しめたところもあったけどね。

うん、となり町と戦争っていうのはすっごくいいあらすじだと思うんだけどなあ………。

コンビニ・ララバイ (集英社文庫)/池永 陽
¥630
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お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし、幸せにできなかったことを悔やんでいた。店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、恋人に命じられ売春をする女子高生…。彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく―。温かさが心にしみる連作短編集。



<<基本データ>>

題名は?……………コンビニ・ララバイ

作者は?……………池永陽

出版社は?…………集英社

シリーズ?…………1冊です。

絵本?文庫?ハード?……文庫とハードかな。

対象年齢……………小学上級生~大人まで

ジャンルは?………日常・短編

長さは?……………フツー。

何分で読める?……2時間半くらいだったかな。

文体は?……………すらすらいける。

どんな本?…………じんわり胸の奥にしみる本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………中2の時。

どこで知った?………夏フェアで知った。

何回読んだ?…………1回。

読み終わってすぐの感想は?……ほんわか、、してた。俺とは住む世界が違うけど。

総合的な感想は?………きっと大人になったらこういうのに癒されるんだろうな。

また読みたい?…………なんとなくさびしい時に読みたい


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………心温まる、切ない、しんみり


<<ぐだぐだ>>

2冊連続で和む本ですね。

今回は登場人物が大人の和む本です。


この本ははじめはインパクトが少ないな…って思ったんですけど、

読み進めるうちになんかだんだんじんわりしてきて……

まあ最後までインパクトはなかったですけど。

インパクトじゃなくてこれはじわじわ来ますね、読んでると。

表紙の絵もなんかすごくいいです。


あらすじは、確か……

この本は短編で構成されています。

幹朗はミユキマートという個人経営の小さなコンビニの経営者。

幹朗は毎日何とはなしにコンビニを経営しながら、死んでしまった妻をもっと大切にすれば良かったと悔やんでいた。

それが序章で、確か後の短編はミユキマートに出入りする人々を描いている。

みんな何かしら悩みや問題を抱えているが、解決しようと頑張っている。

それがじんわりとあったかいんですよね。

確か初めの章だけは幹朗が主人公で

でそれからの章は悩む人を幹朗が温かく見守り、

でそれをさらにミユキマートが包んでいるみたいな感じです。

でもその幹朗が悩みを抱えているので、

なんか余計に共感できるっていうか……


ちょっと落ち込んでるときとか、なんとなくもやもやしてる時には

お勧めの一冊です。

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)/アーノルド・ローベル
¥998
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お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

「あのね、トード」食べ物で口をいっぱいにしながらフロッグが言った。「食べるのはおしまいにしないかい。きっとじきに具合が悪くなるよ」「君の言うとおりだ」トードは答えた。「最後にクッキーを1枚食べて、それでやめよう」クッキーがやめられないフロッグとトードは、何枚もの最後のクッキーを経て、独創的な解決法を思いつく。


がまくん(Toad)とかえるくん(Frog)。ふたりは仲良しで、いつもさまざまなことを考えている。ときには相談したり、実験したり、いっしょに解決することもある。本書に納められている5話は、どれも最後にホッと、友だちがいてよかった、と思わせてくれる作品だ。作者自身も「自分にはどちらの性格も入っているよ」と語ったことがあるそうだ。


<<基本データ>>

題名は?……………ふたりはいっしょ

作者は?……………アーノルド・ローベル

出版社は?…………文化出版局

シリーズ?…………3冊あります。

絵本?文庫?ハード?……絵本ですね、ハードです。

対象年齢……………幼稚園くらい?

ジャンルは?………絵本・ファンタジー

長さは?……………手頃。5、6個の短編からできてる。

何分で読める?……20分。俺だったら。

文体は?……………かなりいい。読みやすいし。

どんな本?…………可愛い、、、本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………幼稚園の時。

どこで知った?………忘れた。

何回読んだ?…………20回くらいは読んだんじゃね?

読み終わってすぐの感想は?……ぽんわりふんわり漂ってた。

総合的な感想は?………これも30年くらい前の本だけど、、、すごいよね。

また読みたい?…………洋書で読みたいですね。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………心温まる、和む、笑える


<<ぐだぐだ>>

すみません、、更新空きました。

なんか今週の忙しさが半端なくてなかなか更新できませんでした。

これからも週の前半は忙しいので更新できないと思います。


今日の登場人物は、、、動物ですね。

超有名です、がまくんとかえるくんは。

俺はかえるくん派かな。がまくんのちょっと融通がきかないところも誰かに似てて好きだけどね。


この本で一番有名な話は一番最初の短編、「A list」。

がまくんは今日やることを紙に書き出した。

・起きる ・顔を洗う ・朝ごはんを食べる 等々………

そのリスト通りに過ごすがまくん。

でも……散歩に行ったときそのリストが風に乗って、、、。


リストを失ったがまくんはおろおろ。

リストに載ってないことはしたくない!!っていうとこがまたがまくんのいいとこ。

この融通がきかないとこがまた可愛いんだなあ。


ただ…アマガエルとガマガエルの本物とのギャップの差が…

激しいと思う。

ただ、カエル嫌いな人もこの本は絶対にかわいいと思える!


なんか仲いい二人を見てると、、嫌なことも忘れられそうです。

ほのぼのを極めた1冊。大人の方にもお勧めです。

モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)/ミヒャエル・エンデ
¥1,785
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お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。



<<基本データ>>

題名は?……………モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子の不思議な物語

作者は?……………ミヒャエル・エンデ

出版社は?…………岩波書店

シリーズ?…………1冊

絵本?文庫?ハード?……単行本と文庫だけどお勧めは単行本

対象年齢……………小学生中学年~大人

ジャンルは?………児童書・ファンタジー

長さは?……………児童書で長め

何分で読める?……2時間半くらいかかるかな。

文体は?……………とっても読みやすい

どんな本?…………ハラハラわくわくする本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………小2か小3ぐらいの時かな。

どこで知った?………母が買ってきてくれた。

何回読んだ?…………10回は読んだ。

読み終わってすぐの感想は?……よかった、、、俺も冒険してる気分だったから疲れた。

総合的な感想は?………ヤバい、、、大傑作。発想がすごい、なんか現代人皆に読んでもらいたい。

また読みたい?…………家にあるから読む。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………ハラハラ、わくわく、心温まる


<<ぐだぐだ>>

いわずもがな、ミヒャエル・エンデの名作ですね。

「夢くい小人」とか好きだったな。「果てしない物語」も再チャレンジしてみたいと思います。


この本は………なんなんだろうね。

ホントに何十年も前に書かれた話とは思えない。

なんか現代人が時間に追われてるのは灰色の男のせいじゃないかって思いたくなる。


<<あらすじ>>を補足すると…。

灰色の男たちが時間を奪っていき、日に日に時間に追われる街の人々。

モモにも危機がせまるが、でもモモは不思議な力を持っていて時間を奪われなくて済んだ。

でも周りの人々はどんどん時間に追い立てられていく。

昔遊んだ仲間も、親友も、もうだれもモモにかまってくれない。


モモは灰色の男たちに立ち向かうことになる。



「時間」って何なんでしょうね。

なんかこの本ってすごく面白いんだけど考えさせられます。

時間に追われる現代人。のんびりすごす生活はどこに消えてしまったんだろう。


なんかそのせいもあってか人と人のつながりも最近薄れましたね。

時間の無駄、、って言葉があるけど、まあ確かに時は金なりだから無駄にするのはよくないが

でもそれでも無駄にする時間、っていうのがあってもいいのではないかな、と思った。

じゃないとホントにこのモモの世界の人々になってしまう。


この本、あと表紙の絵がかなり好きです。

大人が読んでも面白いし、共感できるところはたくさんあると思うので是非。

最悪 (講談社文庫)/奥田 英朗
¥920
Amazon.co.jp



お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

お先まっ暗、出口なし それでも続く人生か
小さなつまずきが地獄の入り口。転がりおちる男女の行きつく先は?
不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。銀行員のみどりは、家庭の問題やセクハラに悩んでいた。和也は、トルエンを巡ってヤクザに弱みを握られた。
無縁だった3人の人生が交差した時、運命は加速度をつけて転がり始める。



<<基本データ>>

題名は?……………最悪

作者は?……………奥田英朗

出版社は?…………講談社

シリーズ?…………1冊ですね

絵本?文庫?ハード?……文庫はある。単行本もあるのかな。

対象年齢……………中学生~大人

ジャンルは?………犯罪小説

長さは?……………かなり長い

何分で読める?……4時間みておいた方が。

文体は?……………一見堅そうだけど、でも読みだすと止まらない。

どんな本?…………可哀そうな本



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………今日の午前1時30分に読み終えた。おかげで寝不足。

どこで知った?………奥田英朗の作品に今はまってて、、

何回読んだ?…………1回

読み終わってすぐの感想は?……結論よくまとめた!!すっきり。

総合的な感想は?………結局誰が最悪だったんだろう?和也?

また読みたい?…………絶対読む。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………シリアス、ユーモア、リアル、なんかあてはまんないな


<<ぐだぐだ>>

この本はきました。

かなりのヒット作です。

やっぱ奥田英朗さんの本って面白い。次は邪魔を読んでみようと思う。


ホントに面白かった。

ってか一見長いな……と思ったけど、読み始めたらあっというまだった。

昨日だけで300ページくらい読んだし。なんかホントはかなり可哀そうな話なんだけどね。


なんか……こういうのを面白いと感じていいのだろうか。

あらすじは簡単。

3人の人生がひたすら悪い方向に転がっていく、それだけ。

上向かないね、ホントに。いい方向に行きかけた、、と思ったら、次の瞬間にズド――ンと↓↓。


そしてラストはよかった。

ってかラストに向かう流れからラストが良かった。

3人が銀行強盗を機にきれいに結びつく。本当にきれいに結びつく。

ただあの姉妹の関係だけはちょっと無理があるかなと俺は思ってしまったが。

結びつく頃には3人とも人生のどん底にいるから、もう他人のことなんてかまってられない。

でも離れられない、そんな関係が出来上がって……

警察には追っかけられるし、やくざから追っかけられるし、お金は払わないといけないし。

でなぜか3人+1人の4人で行動することに。

まあそこからは怒涛のラストです。


恩田陸の「ドミノ」、伊坂幸太郎の「グラスホッパー」のように最後にばらばらだった話がきれいに結びつく類の話です。

この作品も完成度高いなあ。。

ブルータワー (徳間文庫)/石田 衣良
¥800
Amazon.co.jp




お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

悪性の脳腫瘍で、死を宣告された男が200年後の世界に意識だけスリップした。地表は殺人ウイルスが蔓延し、人々は高さ2キロメートルの塔に閉じこめられ、完璧な階層社会を形成している未来へ。「…この物語は平凡な一人の男が、天を衝く塔を崩壊から救う。『ブルータワー』へようこそ! 夢みる力が決して失われる事のない世界へ」。


<<基本データ>>

題名は?……………ブルータワー

作者は?……………石田衣良

出版社は?…………徳間書店

シリーズ?…………1冊完結。

絵本?文庫?ハード?……文庫&ハード

対象年齢……………中学生~

ジャンルは?………アドベンチャー

長さは?……………結構長い

何分で読める?……3時間半はかかったような、、

文体は?……………ちょいと読みにくいかな。

どんな本?…………やけにリアルな本。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………1年ほど前

どこで知った?………図書館でなんとなく手に取った。

何回読んだ?…………1回

読み終わってすぐの感想は?……ふー、、じーんときた。なんか壮大な気分だ。

総合的な感想は?………200年後がこうなってないとも言い切れないな、と思った。

また読みたい?…………あったら読みたい。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………ハラハラ、シリアス、リアル


<<ぐだぐだ>>

そういえばこのブログには個人的なことはほとんど書いてませんね。

50冊までいったらちょっとコラムでも作ろうかな。


石田衣良さんの本はあんまり読みませんね。

「池袋ウエストゲートパーク物語」読んでつまんなかったんで、諦めました。

でもこのブルーパークの世界観と、スケールの大きさには恐れ入りました。


舞台は200年後のこの世界。

地表はウイルスが蔓延し、防護服なしでは出られない。

そして人々は高さ2kmの高層タワーに閉じ込められている。

さらにタワーの中は完璧な格差社会だった。

タワーの上層にいる人々は裕福層。優雅な暮らしを送る毎日。

しかし下の層にいるのは貧困層。目も当てられない生活をおくっている。


そんな世界に主人公はスリップした。

といっても意識だけのスリップで、今の世界に帰ってくることもある。

向こうの世界に行ってる時は人の体を借りている。その人は裕福な層の人だった。

主人公は200年後の世界に戸惑うが、慣れるうちに格差社会に疑問を持ち始めて………。

そして主人公はいろんな人とタワーを、地上を駆け巡る。


ほんとこの本はリアルですね。

リアルすぎますね。ちょっと雰囲気がSFっぽいとこもあるけど、でもホントにこんな世界になる可能性だってありますよね。

実際に荒廃した町や、新宿御苑とか出てきて、それがやけにリアルなんですよ。

ウイルスが蔓延してるのにそこで住まなくてはならない貧困層もいたりして、、、

その辺の格差社会の描かれ方は半端じゃないです。


主人公はそんな中を疾走します。

今の世界では癌を抱える病人ですが、なんか元気をもらいます。


長い話なので最後ことがすべて終わると、、、、じーんとします。

砂漠/伊坂 幸太郎
¥1,600
Amazon.co.jp



お勧め度:★★★★



<<あらすじ>>

入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン……。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で、超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく──。進化し続ける人気作家が生み出した、青春小説の新たなスタンダード!



<<基本データ>>

題名は?……………砂漠

作者は?……………伊坂幸太郎

出版社は?…………実業之日本社

シリーズ?…………多分1冊。でもリンクはしてるかも。

絵本?文庫?ハード?……文庫&ハード

対象年齢……………中学生~大学生、大人も

ジャンルは?………青春

長さは?……………少し長め

何分で読める?……3時間くらいかな。

文体は?……………難しくもなく、易しくもなく。

どんな本?…………伊坂幸太郎さんっぽくない話。



<<俺のデータ>>

いつ読んだ?…………3日前

どこで知った?………友達に薦められた。

何回読んだ?…………まだ1回

読み終わってすぐの感想は?……大学って面白そう。

総合的な感想は?………こういう生活してみたい、、けどまだ早いか。

また読みたい?…………うーん、、ちょっと悩む。何しろ長いから。


笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグユーモア和むリアル疾走感

中から3つ選ぶとしたら?……………爽快感、疾走感、わくわく


<<ぐだぐだ>>

「砂漠」という題名と、表紙のムンクの叫びみたいな絵から、

俺はてっきり伊坂幸太郎さんらしいねじれた本かと思ったら………。


全然違った。

ってか砂漠ってそういうことかーとちょっとやられた気分になった。


伊坂さんにしては珍しいですね、この本。さらっとした青春小説ですよ。

ホント初めはこれが伊坂さんか?と思ってびっくりしました。

ただ途中からなんとなく伊坂ワールドが垣間見えましたね。

「なんてことはまるでない」でしたっけ?そういうところとか。


あらすじは、、結構スタンダードな青春小説で、でも流石に話の進め方はよかったです。

大まかに4部に分かれていて、大学1年の春、大学2年の夏、大学3年の秋、大学4年の冬という感じです。

キャラは5人。

主人公もいいけど、でも西嶋がいいです。

南と東堂だったら俺は南の方が好きかな。

やっぱりなんか東堂は……違います。南の方が好感が持てる。


まあこの辺のことは読めば一発です。

ホントにキャラがいいです。あ、あと鳥井もね。


なんか大学生活がちょっと楽しみになりました。

結構自由なところが俺の中高一貫に似てる。それになんか友達とか開放的だし。

まああと3年たてばわかることですけどね。