- DZ(ディーズィー) (角川文庫)/小笠原 慧
- ¥700
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お勧め度:★★★★★★
<<あらすじ>>
アメリカ・ペンシルベニア州で、夫婦の冷凍死体が発見された。五歳の息子は行方不明のまま、事件は迷宮入りする。一方、日本では、異常な兆候を示す少女がいた。数年後、恋人を亡くし、重度障害児施設に赴任した女医・志度涼子は、保護室に閉じ込められた少女に出会う。そして、運命の歯車は容赦なく回り始めた―。人類という種が背負った哀しい宿命を、壮大なスケールで描いたヒューマン・ミステリ。第二十回横溝正史賞正賞受賞作。
<<基本データ>>
題名は?……………DZ
作者は?……………小笠原慧
出版社は?…………角川書店
シリーズ?…………1冊。
絵本?文庫?ハード?……単行本と文庫
対象年齢……………中学生~大人
ジャンルは?………ミステリー・ヒューマン
長さは?……………結構長め
何分で読める?……3時間半くらいは見ておいた方が、、、
文体は?……………初めは読みにくいけど、慣れてくればすらすらいける。
どんな本?…………なかなか刺激が強い本。
<<俺のデータ>>
いつ読んだ?…………去年の夏かな
どこで知った?………BOOK OFFで何となく惹かれて買った。
何回読んだ?…………1回
読み終わってすぐの感想は?……壮大な話だな。
総合的な感想は?………良くできてるけど、あとから考えるとかなりグロいわ。
また読みたい?…………多分読むと思う。
笑える泣ける心温まるハラハラシリアスゾ――ふーん爽快感しんみり切ないわくわくエグいユーモア和むリアル疾走感
の中から3つ選ぶとしたら?……………シリアス、エグい、ゾ――
<<ぐだぐだ>>
この本………。
ミステリーとしては最高だった。からくりもしっかりしてるし。
でも……ちょっとグロかったかな。
なんていうか………そういう首が飛んでくとかそういう描写があるわけではないんだけど、
人間の誕生の根源にかかわる話なので、、ゾ――っとくる。
ホラーではない、絶対に。
なかなか複雑な話であらすじ語りにくいんだけど、、
基本的に2つの話が同時進行していきます。
まずはじめはアメリカの夫婦冷凍死体発見の事件から始まります。
結局その事件は迷宮入りし……
そして2つの話が進行する。
異常な兆候を示す少女に接近する看護婦と、天才的な科学者に近づく日本人科学者。
ただ、、何かが違う。
いつもなにか不思議な兆候が現れる。
それを追っていくうちに、、運命の歯車が……、ってやつですね。
この物語は人間の誕生の問題、まあ遺伝子とかですね、がキーとなって関わってきます。
ちょっと予備知識がないときついとこもありますが、そこはスルーで。
でも………なんていうかこの遺伝子のツールが、、なかなか衝撃的なんですよね。
こんなkとがあっていいのだろうか…っていう。
そう言った意味で怖くなります。
でもそんな深いこと考えずに読んだら、
楽しいです。いや楽しくはないけど面白いです。
まあ俺は気に入りました、この本。