自然あふれるハワイ旅行記~大畑亮介 | 投資顧問と資産運用/大畑亮介

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真冬の日本から常夏のハワイへ6時間半の空の旅-。そこはもう青く美しく澄んだ海と空、エメラルドグリーンのゴルフ場がまばゆいばかり。ホノルル国際空港に降りると、9連休という長い年末年始休暇があけたというのに、大勢の日本人と出会い驚きました。そんな観光客の心を魅了する自然の美しさと、海岸に立ち並ぶリゾートの「見て歩き」を紹介したいと思います。

■ハネムーンと結婚式兼ねて

ハワイは今、リゾート開発が盛んです。オアフ島の南海岸に広がるコオリナ・リゾートもその1つ。周囲は1993年までサトウキビ畑だったといいますが、その面影は全くありません。そんな中に14階建ての「イヒラニ・リゾート&スパ」がそそり立っています。ホノルルから車で25分。どの部屋からも真っ青の海や入り江(ラグーン)が望めます。

併設のスパは、海藻などを使っての海洋療法をはじめ、居ながらにして世界各地のマッサージが受けられ、フィットネス、ヘルシーメニューも人気。隣接のコオリナ・ゴルフクラブ(6867ヤード、パー72)は、毎年ハワイアン女子オープンの開催地として知られています。

もう1つ。マウイ島の西端カアナパリ・リゾート地域のシェラトン・マウイ。こちらは1996年11月、改装オープンしたばかり。夕日を浴びながらの海水浴や本場のフラダンスを楽しめます。

最近、「結婚式はハワイで…」というカップルが増えています。小さなチャペルで家族と親しい友人に祝福されての結婚式。「ハネムーンも兼ねており、経済的です」と新郎さん。ウエディングドレスの花嫁さんに度々出会いました。

日本からの観光客の中には、ホノルル空港に着くと、飛行機を乗り継いでマウイ島へ直行する人が多くなったといいます。観光名所が多いせいかもしれません。

島の西部には針のように突き出た岩山を持つイアオ渓谷があります。中国・桂林の風景に似ており、ここがハワイかと驚いてしまいます。そして東側のハレアカラ火山(3057メートル)。世界一巨大な休火山で、周囲30キロの大クレーターはまるで月世界。山頂からは、うっすらと雪をかぶったハワイ島マウナケアが見えました。頂上から自転車で一気に駆け降りる日本人の若者グループ。「バイク・ダウンヒルツアー」だといいます。今、人気上昇中です。

■年配者に人気、ゆったり列車

観光コースの中でも、特に年配者に受けているのが「サトウキビ列車」でしょう。再現された蒸気機関車にひかれ、サトウキビ畑やヤシの林、ゴルフ場の中を汽笛を鳴らしながら、時速15キロでカタカタ走ります。出発時間など少々遅れても気にしないところがいいです。

西海岸のラハイナは歴史の町。アメリカ国内で石油が発見されるまで、明かりに鯨油が使われており、捕鯨の基地として栄えたところ。当時の古い建物は修復され、教会や博物館、学校として利用されています。メーンストリートは古い港町をしのばせ、アートギャラリー、美術工芸品、レストラン、サンゴや貝殻のお土産店などが並びます。蛍光灯やネオンはご法度。外観も木造で、プラスチックや金属は使用できないなど、街の景観保存には相当力をいれているようです。

■鯨の潮吹きにそのたび歓声

早速、ホエールウオッチングの船に乗ってみました。毎年、この時期になると子育てをするザトウクジラの群れが姿を見せます。「必ず見られる」という船長さんの言葉を信じて、さあ出港。沖合に出ること20分。300メートルも先の方で大きな鯨が潮を吹いたり、尾びれを海面にたたいたり…。そのたびに歓声が上がります。子供連れのようです。一度海中に姿を消すと10分から15分は浮上してきません。辛抱強く待ちましたが、あの雄姿をカメラに収めることはできませんでした。

女性たちの最大の楽しみはショッピングでしょう。ワイキキに近い「アラモアナ・センター」は、店舗数が200以上もあり、全米第2の規模とか。これに対してパールハーバー北側のワイケレ・アウトレットは安さが評判。3000台収容の大駐車場を取り囲むように、51店舗が軒を連ねます。あまり広いので、ショッピング街はチンチンと、のどかなカネの音の無料トロリーバスが巡回しています。

ここでの買い物客の半数近くは日本からの観光客。お土産品を買って「サンキュー」と言ったら、なんと「またどーぞ」と金髪の店員さん。ホッとすると同時に、何か複雑な気持ちになりました。


大畑亮介

参考:http://www.rootyogacenter.com/sup/