カルデロン政権の目玉であった税制改革の格子が今週もしくは来週早々にいよいよ

発表になる。 メキシコ GDP 3.0 % を税収として歳入に取り組む計画で、現在

予測されているのはガソリンなどの燃料税の引き上げ。 またアルコールやビンゴ娯楽場、

スポーツ賭博場の増税。 さらに個人商店など非課税部門の課税強化などが中心となるが、

食品や医療は非課税で据え置かれる予定。

メキシコ政府はこの歳入増加を将来の原油価格下落に備えることと平行し、教育・医療

およびインフラ整備に資金を投入する計画である。 今年も財政黒字を保持している

メキシコ財政にとって、更なる歳入増は著名格付け会社がメキシコの格上げをするのでは

ないかとの期待が流れ、昨日のメキシコ株式、債券、為替市場はトリプル高となった。

メキシコ・ボルサ株式市場は 32,218.17 + 89.20高。 前週末比約 0.3 % 上昇。

公的設備の建設増が予想されるため、建築関係の株式が買われマーケットのけん引役となった。

またペソも対ドルで上昇。 先週金曜日からドルが全面安となったことも手伝い、メキシコ・ペソは

対ドルで一時 10.750 近くまで買い込まれている。

さらにメキシコ債券市場も一層の財政黒字化と同国格付け引き上げ期待を反映し、2年国債

利回りは 0.4 bpと小幅低下に留まったものの、10年国債利回りは 7.61 % と前週末比

5.0 bp もの金利低下となっている。

またメキシコ政府は同国最大の国営石油会社であるペメックス社の経営方法変更を計画中との

こと。 今後原油産出量を高めるため、 12 ヶ月かけて現状を検証。 場合によっては一部

設備を民間企業に払い下げ、効率化を図るという。 

昨年ペメックス社からの歳入は、同国財政収入の 38 % を占めている。

昨日のメキシコでは、経済指標が 1件発表になっている。

 4 景気先行指標:  + 0.4 %  (前月比)    ( 3 + 0.9 % )

1,2月マイナス数値となった同国景気先行指標は 3月にプラスに転じ、2ヶ月連続の上昇。

ただ数値構成部門の中で鉱工業生産指数が – 0.06 % (3 + 0.23 %)、ネット在庫が

- 0.31 % (3 + 0.16 %) とマイナスに転じていることもあり、本格的な景気回復までまだ

時間がかかるかもしれない。

米 ド ル/対 円:  123.70円 + 0.20    02年国債:  7.50 % - 0.4 bp

M ペ ソ/対 円:   11.47円 + 0.02    10年国債:  7.61 % - 5.0 bp

  ル/  : MXN 10.777 + 0.008   原油価格:   $ 69.09 + 1.09ドル

  ロ/  : MXN 14.465 - 0.030    金価格:  $659.90  + 1.20ドル