昨日のメキシコ金融市場 米国債券市場が大きく値を崩す中、小幅安に留まり終日安定的な

動きを示した。

実際の法案改正は9月以降になると思われるが、5月下旬から少しずつその格子が

明らかになってきている税制改革法案。 概案は近日中に議会に送られると見られており、

昨日は日刊紙がガソリン税を 1リットルにつき 5セント引き上げると報道。 まだ公式発表

されていないものの、その他にキャピタル・ゲインや付加価値税引き上げなどに手を

加えられる可能性があり、カルデロン大統領も昨日のラジオ・インタビューで、

「ありとあらゆる項目を変更し、現行の税法改正に取り組みたい」と述べ、現在カルステンス

蔵相がその作業に追われていると語っている。

現内閣は今後 6年間 税収を同国 GDP 3.0 % まで引き上げる予定であり、

来るべき原油価格の下落に備えるとしている。

一方金融市場では、シティコープ社が 25社へ実施した聞き取り調査において、メキシコの

インフレ見通しの調査結果を公表。 同社によると今年年末のメキシコの CPI

+ 3.54 % と、5月の + 3.64 % を小幅下回るというコンセンサスとなり、これも

メキシコ債券市場に好材料となったようだ。

昨日メキシコ債券市場では 20 年国債 (MBONO) の入札が実施された。

メキシコ国債落札結果

平均利回り

応札額 (Bil)

落札額 (Bil)

倍 率

20年債

MBONO

7.50%

06-03-2027

7.56 %

15.0 Bil

4.65 Bil

3.23

上記結果のように発行額 46.5億ペソに対し、応札額は 150億ペソとその倍率は

3.23倍に及ぶ好結果。 また 20年債入札においてその落札利回り 7.56 %

過去最低の利回りとなる非常に良い入札となった。

  

また 5月消費者信頼感指数が発表になったが 107.30 4月の 106.30 から

上昇したことも好材料。 特にメキシコ株式市場はこの消費者信頼感指数の上昇と、

税制改革法案を可決を先取りし、昨日もボルサ指数は高値更新。 前日比 + 0.55 %

5営業日連続の有史来高値を作り続けている。

昨日のメキシコ債券市場は好材料が揃ったものの米国債券市場の下げ足が速く、

その影響をうけた。 しかしながら下落幅はそれほど大きくなく、短長期債とも 3.0 bp

前後の金利上昇に留まっている。

ペソもドルが全面高となったことからやや軟化して引けを迎えている。