月曜日ということもあり終日静かなメキシコ金融市場であったが、底堅い動きで今週のスタートを
切った。 まずペソは今週も堅調推移。 2月 28日に対ドルで 11.200 割れの底値を付けたあと、
4月 30日のメキシコ中銀の 25 bp 利上げを境にペソ買いが加速。 昨日は 10.77 と、この
2ヵ月半で対ドルで3.8 % の上昇。 また同期間対円で 1ペソ 10.30円から 昨日は 11.25円と、
9.2 % の上昇を示している。
ただメキシコ債券市場はこのところ様子見横ばいが継続。 4月 30日の利上げで 10年国債
利回りは 7.45 % から 7.78 % まで崩れた後、7.70 % を境にこの半月の間ほとんど横ばい
推移。 同 2年債も7.25 % から利上げ幅を全て含んで 7.55 % にまで利回りが上昇した後、
ほとんど変化がない。
一方株式市場は資金流入が続き、連日の高値更新。 鉱業や通信関連の大型企業株式が
賑わいを見せていることもあり、3月から現在まで調整局面がほとんど無く、ボルサ指数は
26,000 から昨日の 30,800まで右肩上がりの上昇となっている。
メキシコではマイナーなニュースが一件。 週末に行われたユカタン州知事選挙において、
カルデロン大統領の所属する国民行動党 (PAN) の候補が制度的革命党 (PRI) 候補に
破れてしまったようだ。
昨年12月にカルデロン大統領が就任して以来初の大型選挙ということもあり、国民行動党は
積極的な応援戦略を展開。 選挙応援妨害すれすれの戦術を取ったことから、選挙期間中
一時連立政権を組む制度的革命党から、「これ以上過度な応援を続けると連立政権を離脱する」
との声が上がったことも含め、今回の同州知事選挙も大接戦となったものの、最後に息切れと
なったようだ。
この影響で昨日はペソがやや軟化したものの、今後は逆に良い結果をもたらしそうだ。
制度的革命党所属の知事が勝利を得たことで、連立政権を組む国民行動党にとってはむしろ
好都合。 引き続き両党の関係が維持されることになり、今後実施予定の税制やエネルギー
改革法案の成立がスムーズに討議される可能性がより高まってくると考えられる。
最終集計結果はまだ発表されていないものの、出口調査による選挙結果はほぼ決定。
因みにユカタン州の新知事は イボネ・オルテガ(Ivonne Ortega) 氏、制度的革命党 (PRI)
所属が就任予定となっている。
昨日のメキシコ金融市場は終日様子見。 選挙結果を気にしながら、為替・債券市場とも
閑散。 前週末比ではやや軟調地合いで引けている。
米ドル/対 円 : 121.45円 + 0.35 02年債: 7.57 % + 1.4 bp
Mペソ/対 円 : 11.28円 + 0.07 10年債: 7.70 % + 1.9 bp
Mペソ/対米ドル: MXN 10.770 + 0.030 原油価格: $ 66.27 + 1.33
Mペソ/対ユーロ: MXN 14.505 + 0.084 金価格: $663.80 + 1.80