上から ↓


ついにメキシコ中銀のインフレ・ターゲットである + 4.0 % を上回り、年率 + 4.11 % となった。

ただ季節食品と原油価格を除いたコア CPI は、+ 3.98 % とかろうじて 4.0 % を下回っている。


CPI 構成品目のうち上昇したのが衣料 + 0.45 % (1 – 0.22 %)、教育費 + 0.32 % ( - 0.09 %)

などの家庭内必要用品。 逆にトルティーヤ価格統制で沈静化した食品価格は、 + 0.12 %

(1 + 0.98%, 12 + 1.35 %) と順次低下傾向を見せ始めているため、メキシコ国内の

大半の個別商品価格がじわりと上昇傾向にあるようだ。


特に 2月の 生産者物価指数 (PPI) が年率で + 5.20 % (1 + 5.14 %) と高水準に張り

付いていることから、小売物価への影響も少なからず波及していると思われる。


2 23日に実施されたメキシコ中銀金融政策委員会終了後、「 3月のインフレが下落傾向に

入っていなければ、場合によって引き締めも考慮しなければならない」との声明が出たこともあり、

3 23日に発表になる 3月上旬の CPI、および同日に開催されるメキシコ中銀金融政策

委員会に注意が向きそうだ。



もうひとつ発表された 2月自動車輸出台数は、原油高や新車発表前という季節的要因がかかり

2ヶ月連続の減少となっていたが、その要因が払拭されたこともあり、前月比 2ケタ台の伸びと

なっている。

また昨日はマイナーなニュースであるがメキシコ上院で気になる動きが出ている。

法令によりメキシコ中央銀行は 5名の理事を置かなければならないが 昨年末にヤカマン理事が

任期満了で退任したため、現在1名欠員となっている。 カルデロン大統領はその公認候補に

フォックス前政権時代に財務局長であったフルタード氏 ( Mr. Carlos Hurtado ) を指名していた。

しかしながらメキシコ上院での信任投票において、 68 45 で昨日否決となった。 

上院スポークスマンはその否決理由として、フォックス前大統領時代に財政支出拡大政策を

採ったためと述べている。  しかしながら現在メキシコ上院では与党である国民行動党 (PAN)

議席数が野党議席総数を下回っており、カルデロン政権に対する横槍が入ったようで今後も

同大統領の政策運営の足かせとなる可能性もある。

昨日のメキシコ債券市場 4.0 % を超えた CPI が嫌気され、発表後からイールド・カーブ全体に

小幅軟調推移。 ただメキシコ・ペソは新興諸国通貨の回復が追い風となり、対ドルで強含んで

引けている。

米ドル / 対  

117.20

+ 1.45

02年国債

7.50 %

+ 2.2 bp

Mペソ / 対  

10.50

+ 0.13

10年国債

7.80 %

+ 2.9 bp

Mペソ / 対米ドル

MXN 11.152

+ 0.037

原油価格

$ 61.64

$ - 0.18

Mペソ / 対ユーロ

MXN 14.666

+ 0.079

 価格

$ 655.50

$ + 2.60