メキシコ下院における現与党は、カルデロン大統領が率いる与党第 1党の

 国民行動党 PAN 」 と第 3位の 「 制度的革命党PRI 」 で連立政権を組み、

野党である 「 民主革命党 PRD  に対抗しているが、この国民行動党と制度的

革命党の間に徐々に亀裂が芽生え始めているようだ。

来る 5 20 ()にメキシコ内ユカタン州において州立議会選挙が実施される。 

ところがこの立候補者事前応援に対し、「国民行動党幹部がすでに 3回もユカタン州に

入り、組閣を組む制度的革命党に選挙妨害に等しい行為を続けている」と、

モタ制度的革命党 副幹部・下院議員が非難。 

この 5 20日の選挙結果いかんによって、国民行動党への政策運営協力を順次

低減していく」と述べ、連立政権維持への揺さぶりをかけ始めている。

現在のメキシコ議会において、第一党である国民行動党は上下院とも過半数の

議席を要しておらず、民主革命党が連立政権から分裂すれば、政策運営が途絶えて

しまうことになる。

カルデロン政権は 3月に公務員年金改革法案を制定し、今後所得税引き上げ法案と

エネルギー法案改革に着手する計画。

今後の税制改革の格子はでは所得税を引き上げる反面、ペメックス国営石油会社から

国庫に納入する石油売り上げ財源を順次減らすことを目指しており、現在の歳入資金を

直接メキシコ経済への再投資に振り向ける計画である。  また同国の将来に際し、

石油収入依存を減らし、国内経済活動から来る税収のウェイトを高めることで、

より健全な財政収支を作り上げたいとの希望も含まれている。

ユカタン州議会選挙結果が連立政権維持の分岐点となる可能性はまだ大きくなっていない

ものの、今後のカルデロン大統領の政策運営に支障が芽生えてくるかもしれない。

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