メキシコ金融市場が活況を呈した一日となった。株式ボルサ指数は 23,012.87

213.45 ( + 0.94 %) と、有史来の高値を記録。 債券市場も2年国債で

4.0 bp10年債は 10 bpも買われ、国内外からの資金流入が終日続いた。

きっかけとなったのが米国 9 コアCPI 前月比 + 0.2 % と市場予測の範囲内、

また年率で前月の + 2.9 % から 9月は + 2.1 % へと下落していたことを好感。

さらに 米国住宅着工件数が 8月ここ 3年来最低の水準であった 167.4万戸から

9月は 177.2万戸へと 5.9 % 増加していたことで、米国経済に依存するメキシコの

景気先行きに大きな落ち込みは回避できるとの安堵感がメキシコ株式・債券市場へと

サブリミナル効果を与えたようだ。

またメキシコ金融市場では 10 16日にカルデロン新政権から新経済チーム長に

任命されたアグスティン・カルステンス (Agustin Carstens)IMF副専務理事が

財務大臣も兼務するのではとの憶測が台頭。 

同氏は 2003年にIMFの副専務理事に就任、金融部門の責任者として主に新興国の

債務問題に取り組んできたこともあり、今後メキシコの債務削減にも一層の拍車が

かかるとの観測もかなりの好材料として働いている。

一方国内のニュースでは、ジル財務相が、「米国景気がスロー・ダウンしているものの、

今年のメキシコ GDP + 4.5 % を記録するであろう (先月見通しでは + 4.2 %)

と発言。 「当初見込んでいたほど米国経済の落ち込みが大きくなく、自動車の輸出が

好調なことがメキシコ経済に寄与しそうだ」と述べている。

さらに財務省は、「今年の歳入見通しを 2,600億ペソと見込んでいたものの、原油

価格の上昇と活況な経済で 3,000億ペソ近くに達しそうだ。 総歳入予定額のうち

600億ペソはメキシコ国営石油会社であるペメックスから支払われる」と、旺盛な経済

活動、税収増による同国財政の改善を示したことも好感された。


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