ほとんど予測どおりではあるが昨日メキシコ選挙裁判所は、約 2ヶ月の審議の結果、

カルデロン候補 ( PAN – 国民行動党 中道右派 ) がメキシコ次期大統領との

判断を下した。   下記は最終獲得票数。

  

候補者

政党略号

所属政党

政党属性

最終

獲得率

最終獲得票

当初

獲得率

カルデロン

PAN

国民行動党

右派

35.89%

14,916,927

35.88%

オブラドール

PRD

民主革命党

左派

35.55%

14,683,096

35.31%

マドラッソ

PRI

制度的革命党

中道

22.23%

9,237,000

22.27%

と非常に僅差ながらも、自由経済を主張するフォックス現メキシコ大統領の流れを

汲んだカルデロン候補が今年 12月、メキシコ次期大統領に就任する運びとなった。

カルデロン氏 (44)は、今後の政策として、労働市場、税制、エネルギー開発・

運営の構造改革を掲げており、親米派。 米国政府も同氏の就任を歓迎している。

ただ国民行動党はメキシコ最大の政党とはいえ、議会での過半数を取っておらず、

先週金曜日フォックス現大統領の最後の教書演説が民主革命党によって妨害された

こともあり、今後の政局運営に困難が付きまとうことも事実。  どこまでの難局を

乗り越えることが出来るのか、その主導権に注目が集まることになろう。

この選挙裁判所の結果発表前からメキシコ金融市場はカルデロン候補の当選を確信し、

寄付きから力強い動きで始まった。 日中米国債券市場が急落する中においても、

下値には買いが続き終日堅調推移。 引けまで地合いは変わることなく、メキシコ

債券市場は前日比ほぼ変わらずで取引を終了している。