投票確認書再確認で、カルデロン候補 (国民行動党) は 1,500万 0,284票、野党
オブラドール候補は 1,475万票獲得で両候補の獲得票差がわずか 24.4万票ながら、
かろうじてカルデロン候補に軍配が上がった。
ただ敗れたオブラドール候補は司法に訴え獲得票数の数え直しを表明 ( メキシコ
中央選管が今回行ったのは投票確認証再集計のみで、票の再集計は行っていない) 。
週末土曜日にはメキシコ・シティー内広場で抗議集会を開催。 集まった 13万人の
支持者に、今回の選挙には不正があったとし、再び全国規模の集会召集を
呼びかけている。
一方法曹界は今回の選挙の無効はあり得ないとしながらも、一部法学者からは票の
数え直しをする意味があるなど、違った意見が続出。 オブラドール候補は、選挙裁判所
の判決に不服があるなら、最高裁まで争うと、一向に引く気配がない。
新大統領 最終任命まで紆余曲折で時間がかかり、最長は 9月までずれ込む
ことになる。 また投票者が拮抗していたことなどから、今後メキシコ国内を二分する
ような動きとなる可能性も残る。
ただメキシコ金融市場は 2日連続選挙結果を好感。 メキシコ株式市場はボルサ指数
20,000の大台が意識され引けにかけて利食いに押されたものの、債券・為替市場は
活況。
6月 CPI が + 0.09 % (MM)、年率で 3.18 % (5月 3.0 %) と、メキシコ中銀の
ターゲットである + 3.0 % を若干上回ったものの、市場予測 ( + 0.14 %) を下回り、
コアも + 0.33 %と小さな数字に止まったことで現行 7.0 % 政策金利引下げ期待の
可能性もありそうだ。 メキシコ CPIが前月を上回ったのは 7ヶ月ぶりである。
さらに米国国債が買い上げられたことや、メキシコ・ペソが 6年来の高値を更新したこと
などでメキシコ債券市場も連日の買いが集中。 さすがに短期債は政策金利に
近づきつつあるため、動意には乏しかったものの、長期債はまたまた 2桁利回りを
落とし 8.52 % で引けている。
6月 19日に 10年メキシコ国債が記録した安値 9.75 %からわずか二週間で 8.52 %。
まるで冗談みたいな動きだ。