メキシコ大統領、および上 (128人)・下院議員 (300人 + 200人) 選挙
キャンペーンが昨日終了した。
議会も過半数を占める政党がなく、かつ今回の大統領選挙、企業と太いパイプを持つ
与党国民行動党 (PAN) のカルデロン候補と、中下階層に支持を取り付けようとする
野党民主革命党 (PRD) のオブラドール候補の一騎打ちとなり、7月 2日の選挙は
混沌とした結果になりそうだ。
ただ最終のメディア評価ではではオブラドール候補が若干リードしており、低所得者に
対し社会保障費などの財政支出拡大を公約に上げる同氏の当選は金融市場にとって
マイナー材料になるかもしれない。
昨日も FOMCを控えていたこととオブラドール候補がやや優勢とのニュースで金利・
為替とも調整売りが散見され、マーケットはやや押される。 仮に与党であるカルデロン
候補が勝利した場合、メキシコ・ペソは対ドルで 11.10近辺まで買われる可能性が
ある (現在 11.30) と市場では見ているようだ
債券市場も同様の評価。 オブラドール候補による年間 800億ペソの財政支出増
公約は、再び財政赤字を招き、金利は上昇すると見る向きが強く、選挙結果を注目
している。
ただ閣議は均衡財政スタンスを強く描いており、昨日もジル・ディアズ財相は、「低インフレ
の中、メキシコの景気回復は目覚しく対外債務も減少し かつペソも強い。 今回の
大統領選挙結果が、メキシコに悪影響や不安定感を与えることはない」、とコメントして
いる。 さらに選挙とは関係ないが、メキシコは 7月末までに 初の30年メキシコ
国債を発行すると述べた。
調整局面の中、メキシコ債券市場はイベントを抱え軽い売りにやや軟調。
10年メキシコ国債利回りは 9.14 %、前日比 4bp強利回りを押し上げて引けた。
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