週末31日、メキシコでは同国財務省が 「今年の対外債務を対 GDP + 4.0 %

以下に押さえ込むため、外貨による資金調達を減らし国内発行債に切り替える」と

公表。 メキシコの経済力回復と共に非居住者による対内投資と、公的年金などの

国内機関投資家のメキシコ国債購入が増加。これに伴い債務のデュレーション

長期化とコスト削減を図るために、今後国内債発行を拡充すると発表した。

メキシコ政府は今年米ドルおよびユーロ建て国債の発行減額を計画。 さらに

27億ドルのドル・スワップを用い、対外債務を対 GDP比で + 3.9 %

( 当初計画から 0.2 % ) に抑えるという。

因みに 2000年には対 GDP比で + 8.0 % も占めていた対外債務は、 2006

には + 4.4 % にまで縮小。1982年以来最低の数値となっている。

これは昨年および最近の原油価格の上昇により、政府財政収支の 40 % を占める

石油歳入が急増。 さらに先週の年金改革法案の可決による歳出削減。 今後も

エネルギー法案や個人所得税改革法案の制定が待ち構えており、メキシコ政府は

一層の財政赤字削減が可能となる。

また 2月の財政収支は + 286.4億ペソ ( 1 + 515億ペソ ) 2ヶ月連続の

揚げ超。 今年も財政均衡もしくは黒字化達成が見込まれている。  

一方昨日、若干の懸念材料も出ている。 メキシコ中銀による金融市場関係者に

対する聞き取り調査によると、今年の同国インフレは + 3.68 % と、2月の聞き取り

平均である + 3.64 % を上回ったと公表。

その要因として食品およびエネルギー価格の上昇が同国 CPI を押し上げるとし、

2007年のコア・インフレを + 3.57 % (2月実施時 + 3.44 %) とやや上昇した

数値となった。

ただメキシコ金融市場はトリプル高。 先週 3 30日にフィッチ社が同国見通しを

Stable  から  Positive  に引き上げて以来、国内外からの資金流入が増加。

メキシコ・ボルサ株式指数は先週金曜日に有史来高値を付けたあと、昨日も

29,171.52 + 423.83 と前日比 + 1.47 % 2日連続最高値更新。

ペソも終日堅調推移であったが、対ドルで 11.000 の大台を手前にやや足踏み

症状。 メキシコ債券市場もこれらの動きと共にしっかりとした足取りとなり、

前週末比若干買われて引けている。

米ドル / 対  

117.87

+ 0.05

02年国債

7.33 %

- 0.3 bp

Mペソ / 対  

10.70

+ 0.03

10年国債

7.53 %

- 2.0 bp

Mペソ / 対米ドル

MXN 11.015

+ 0.003

原油価格

$ 65.94

$ + 0.07

Mペソ / 対ユーロ

MXN 14.725

+ 0.026

 価格

$ 671.50

$ + 2.50